朝刊で目に飛び込んできたのは、元上司の叙勲記事でした。
瑞宝双光賞がどの程度のものかさっぱり分かりませんが、文化勲章には違いありません。
校長として同僚として4年間同じ職場で働き、たくさんの思い出を共有しました。
そして夫も同僚でしたし、奥様とも同僚であり友人でもありました。
そんな縁の深い方なので、夫ともに喜び合いました。
ご本人のエピソードは数え切れないほどありますが、もっと心に残っているのは、6年前にガンで亡くなった奥様です。
学校に包丁を持った不審者(女性)が入って来たことがありました。
不審な様子を感じたその先生は(奥様Yさん)は、とっさの判断で言葉巧みに子どもたちのいない方へ誘導し、すかさず他の先生に連絡を取り、子どもたちを危険な状況から回避させた、というエピソードが長く伝えられて来ました。
かなり以前のことです。
同年齢で仲良しだったYさんは、すらりとした美人でほんとうに上品な人でした。
6年前ガンで亡くなったときはとてもつらい思いをしました。
亡くなる半年の間に仏像を2体彫り上げて逝かれました。
「天国にいる家内が一番喜んでいるかな」と言っておられるように相思相愛のお二人でした。
私も同僚、友人の一人として心から喜んでいます。
Yさん、おめでとう、よかったね。
あなたやあなたのご主人と一緒に仕事ができてほんとうに楽しかったよ。