勤務先の社員持株会制度が気に入っている。
月々の株式購入は一口千円から、5万円が上限で、給与から天引きされる。
購入時に会社から補助金が10%支給されるので、毎月1000円の購入なら1100円分の株式を購入する。100円は会社支給だ。ボーナス時は3倍の金額3000円が給与天引きとなり、3300円分を購入する。持株会の口座に入っている株についた配当はそのまま買付に回されるので、配当分も投資される。
現在の株価は1600円台。夏季賞与の月なので通常の給与とボーナスから4か月分の金額で購入される。飲みによく誘ってくださる会社の方々はほぼ役職者なので、MAXで買付けてるらしい。ボーナスから15万も引かれるとめまいがしてしまうが、55000円の4か月分購入されたらだいたい130株くらい買い付けられるだろう。
100株になると、自分の証券口座へ移せる。総務へ書類を一枚提出しなくてはならないのは手間だが、配当が再投資されず、受け取れるようになる。
昨日、総会開催の知らせとともに、配当金計算書が届いた。
一株あたりの配当金は25円だ。
100株持っていたとしたら、配当金は2500円なわけだけれど、所得税や住民税が合計20%ちょい差し引かれるので1990円程度が受け取りとなる。
100株じゃなくて1000株もっていたら19900円だ。豪華ランチか、お気に入りのバルでディナーを楽しんだっていい。
毎月一定額で買い付けると、株価が上がっても下がっても、その株価推移の中間値で買い付けることになる。下がればたくさん買えて、上がっているときは控えめに買って、いずれ買付の平均値より高い時に売れば、損はしない。配当がもらえれば嬉しい臨時のお小遣いになる。(とにかく100株溜まったらすぐ自分の口座に移動することがポイントだ。)
株式を保有して、楽しみな点としては、株主優待がある。株主優待を実施している会社としていない会社があるので、個人投資家はよくこういった優待をよく調べているものだ。
うちの会社は株主優待がある。社員株主だが、株主であるからには、普通に優待を受け取れる。うちの会社の優待は「選べるギフト」だ。今回は特別栽培米5種を二合ずつのセットにしたものとか、ポークのみそ漬けやすき焼き丼の具のセットとか。食品系は結構ナイスなお品をセレクトされていた。毎年総務の女性陣がわいわい言いながら選んでいると噂で聞いたが、なかなかではないか。
配当で思い出した。
以前、同僚で「おっちゃん」とあだ名されるおっさんがいた。
うちの会社に入ったのも中年になってからだったらしく、定年近くなっても入社10年そこそこ。気のいいおっさんだけれども営業としては提案やクロージングが甘いご仁。人との関係性でセールスするタイプといえば聞こえがいいけれど、周囲の反応はそんなに甘くはない。
何故甘いのか。それはうちに入社前から上場企業の株式をかなり購入していたようだ。うちの会社から支給されるボーナスよりも、配当のほうがいいっちゅうんだから。いつでも辞められる、と余裕なのだ。加えて、株価の上下や企業自体に興味はあっても、当社のビジネスたるIRにはあまりご興味がない。よって提案はぬるくなりがちだ。もちろん、周囲の専門的な助けもあるので、個人の能力だけで勝負がつくわけではなく、それ自体はあまり問題視されていないが、優秀だとの評も聞かないのだった。
私は不動産に興味があり、投資運用に興味が深いそのおっさんとはその点で共通していた。すると、おっさんは私に打ち明け話をするようになった。私も先のうちの持株会は10%の補助がつくから旨味があるよ、と教えると、やってみようかな、と100株まで買い進んだ後、高値で売り抜けた。株についてはやはり、ものなれているらしい。打ち明け的な話は日を追うとさらに進み、そういう毎日の株価の動向に加え、自身の運用話、「セカンドハウス買おうかとおもて」など言う。
うちの会社から近いところに、帰って寝るだけの部屋があったら楽やから、と関西弁で言うのだ。
え、だって今住んでるところも持ち家なんでしょ(、しかも今更)?
セカンドハウス買う、から、やっぱり借りることにした、家賃二年分前払いするいうて、に変更となり、なにやら毎週毎週物件を物色しているらしかった。
とにかくウキウキと話すもんだから、聞き入るのだが、二年分前払いって言うけど、普段から会社辞めたい気分がダダ漏れなのに前払いしてどうすんの。。(本人曰く、年齢や保証人の関係で前払いが必須条件で、途中解約すればいくらか戻るからいいと思って、ということらしいけど、リスク管理甘くない?)
それに、いくら独身とはいえ、その持ち家、いずれは貸すとか、車も新車にする、とか、一体、なになに?と首をかしげるようなことばかり。そんなに金が余ってると自慢したいのか?
しかしセカンドハウスの件には何故か、上司である執行役員から一刀両断的な本気のダメ出しがあり、セカンドハウスはダメだって言われた、という彼の報告で終わりになった。
そんな社の規定なんかあったのかしらん?
その後しばらくして、おっさんは辞めたいと言い出し、同執行役から慰留された。慰留されたうえに、地方営業所で一人辞めるから補充人員として2年、行ってくれと頼まれたという。そんな都合のいい。。
すると、大喜びで、行きます、と応え、以後転勤までウキウキ過ごしていた。
嬉しそうに、いやぁ、皆から、地方営業所に行くんですか、って言われる♡と顔をほころばせる。典型的な愛され末っ子の反応だ。
しかして、地方は土地が広いのに顧客は転々と存在するので、「また来ます」が出来ず、かなり効率を求められる。おっさんはそうそう器用なタイプじゃないし、そういう早いテンポに乗り切れず、地方営業所の先輩から「前の奴の3割しかできない」と酷評され、顧客からも「営業弱い」と言われ、夢の地方勤務から一転、2年を待たずに辞めてしまった。
関西方面にいる母親の介護もあったらしい。週末車で通っていたようだが、兄夫婦がもともと近隣で介護していたようなので、私は理由としてちょうどいいからそう言っただけでは?と踏んでいる。
不労所得って、いいような、ダメなような。
ん?株式投資を勧めているようなそうでないような話になっちゃったな。
月々の株式購入は一口千円から、5万円が上限で、給与から天引きされる。
購入時に会社から補助金が10%支給されるので、毎月1000円の購入なら1100円分の株式を購入する。100円は会社支給だ。ボーナス時は3倍の金額3000円が給与天引きとなり、3300円分を購入する。持株会の口座に入っている株についた配当はそのまま買付に回されるので、配当分も投資される。
現在の株価は1600円台。夏季賞与の月なので通常の給与とボーナスから4か月分の金額で購入される。飲みによく誘ってくださる会社の方々はほぼ役職者なので、MAXで買付けてるらしい。ボーナスから15万も引かれるとめまいがしてしまうが、55000円の4か月分購入されたらだいたい130株くらい買い付けられるだろう。
100株になると、自分の証券口座へ移せる。総務へ書類を一枚提出しなくてはならないのは手間だが、配当が再投資されず、受け取れるようになる。
昨日、総会開催の知らせとともに、配当金計算書が届いた。
一株あたりの配当金は25円だ。
100株持っていたとしたら、配当金は2500円なわけだけれど、所得税や住民税が合計20%ちょい差し引かれるので1990円程度が受け取りとなる。
100株じゃなくて1000株もっていたら19900円だ。豪華ランチか、お気に入りのバルでディナーを楽しんだっていい。
毎月一定額で買い付けると、株価が上がっても下がっても、その株価推移の中間値で買い付けることになる。下がればたくさん買えて、上がっているときは控えめに買って、いずれ買付の平均値より高い時に売れば、損はしない。配当がもらえれば嬉しい臨時のお小遣いになる。(とにかく100株溜まったらすぐ自分の口座に移動することがポイントだ。)
株式を保有して、楽しみな点としては、株主優待がある。株主優待を実施している会社としていない会社があるので、個人投資家はよくこういった優待をよく調べているものだ。
うちの会社は株主優待がある。社員株主だが、株主であるからには、普通に優待を受け取れる。うちの会社の優待は「選べるギフト」だ。今回は特別栽培米5種を二合ずつのセットにしたものとか、ポークのみそ漬けやすき焼き丼の具のセットとか。食品系は結構ナイスなお品をセレクトされていた。毎年総務の女性陣がわいわい言いながら選んでいると噂で聞いたが、なかなかではないか。
配当で思い出した。
以前、同僚で「おっちゃん」とあだ名されるおっさんがいた。
うちの会社に入ったのも中年になってからだったらしく、定年近くなっても入社10年そこそこ。気のいいおっさんだけれども営業としては提案やクロージングが甘いご仁。人との関係性でセールスするタイプといえば聞こえがいいけれど、周囲の反応はそんなに甘くはない。
何故甘いのか。それはうちに入社前から上場企業の株式をかなり購入していたようだ。うちの会社から支給されるボーナスよりも、配当のほうがいいっちゅうんだから。いつでも辞められる、と余裕なのだ。加えて、株価の上下や企業自体に興味はあっても、当社のビジネスたるIRにはあまりご興味がない。よって提案はぬるくなりがちだ。もちろん、周囲の専門的な助けもあるので、個人の能力だけで勝負がつくわけではなく、それ自体はあまり問題視されていないが、優秀だとの評も聞かないのだった。
私は不動産に興味があり、投資運用に興味が深いそのおっさんとはその点で共通していた。すると、おっさんは私に打ち明け話をするようになった。私も先のうちの持株会は10%の補助がつくから旨味があるよ、と教えると、やってみようかな、と100株まで買い進んだ後、高値で売り抜けた。株についてはやはり、ものなれているらしい。打ち明け的な話は日を追うとさらに進み、そういう毎日の株価の動向に加え、自身の運用話、「セカンドハウス買おうかとおもて」など言う。
うちの会社から近いところに、帰って寝るだけの部屋があったら楽やから、と関西弁で言うのだ。
え、だって今住んでるところも持ち家なんでしょ(、しかも今更)?
セカンドハウス買う、から、やっぱり借りることにした、家賃二年分前払いするいうて、に変更となり、なにやら毎週毎週物件を物色しているらしかった。
とにかくウキウキと話すもんだから、聞き入るのだが、二年分前払いって言うけど、普段から会社辞めたい気分がダダ漏れなのに前払いしてどうすんの。。(本人曰く、年齢や保証人の関係で前払いが必須条件で、途中解約すればいくらか戻るからいいと思って、ということらしいけど、リスク管理甘くない?)
それに、いくら独身とはいえ、その持ち家、いずれは貸すとか、車も新車にする、とか、一体、なになに?と首をかしげるようなことばかり。そんなに金が余ってると自慢したいのか?
しかしセカンドハウスの件には何故か、上司である執行役員から一刀両断的な本気のダメ出しがあり、セカンドハウスはダメだって言われた、という彼の報告で終わりになった。
そんな社の規定なんかあったのかしらん?
その後しばらくして、おっさんは辞めたいと言い出し、同執行役から慰留された。慰留されたうえに、地方営業所で一人辞めるから補充人員として2年、行ってくれと頼まれたという。そんな都合のいい。。
すると、大喜びで、行きます、と応え、以後転勤までウキウキ過ごしていた。
嬉しそうに、いやぁ、皆から、地方営業所に行くんですか、って言われる♡と顔をほころばせる。典型的な愛され末っ子の反応だ。
しかして、地方は土地が広いのに顧客は転々と存在するので、「また来ます」が出来ず、かなり効率を求められる。おっさんはそうそう器用なタイプじゃないし、そういう早いテンポに乗り切れず、地方営業所の先輩から「前の奴の3割しかできない」と酷評され、顧客からも「営業弱い」と言われ、夢の地方勤務から一転、2年を待たずに辞めてしまった。
関西方面にいる母親の介護もあったらしい。週末車で通っていたようだが、兄夫婦がもともと近隣で介護していたようなので、私は理由としてちょうどいいからそう言っただけでは?と踏んでいる。
不労所得って、いいような、ダメなような。
ん?株式投資を勧めているようなそうでないような話になっちゃったな。
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