特別養護老人ホームへ面会のため、夫と二人で伺うと、陽気がいいせいか、施設の敷地内で利用者と思しき人をちらほら見かけた。
4月も後半だもの、天気が良いと、コートなど不要で気持ちのいいそよ風に吹かれて外に居るのは気持ちがいい。
八重桜がはらはらと花を落としていて、つつじが咲いている。
けれども、ここに入居している姑 とこはきっと外へも出ることもないのかな、と思うと春の陽気もさほど良いものでもない気がしてきた。
夫は先週から準備していた差し入れのチョコレートと、私がネットで注文した基礎化粧品のサンプルを小さな手提げへ一緒に詰め込んで持参した。
面会はいつも通り、入り口で検温と手指消毒、入館時の記入をして、奥の面会室へ通される。ほどなくして車いすに乗った とこが入室する。
顔色よく、目つきもはっきりしている感じ。
先週の終わりに、テレワークしている私のスマホ宛て電話がかかってきて、連絡先としている夫の携帯は留守電になっていたのでこちらにご連絡しました…と言う。ということは、何かあったのか、と身構えたが、前の晩、ベッドから落ちたようで、幸い骨折はなかったとのことだった。
今車いすの上では、とこの足にギプスのような器具が付けられて、冷却剤らしきものを固定している様子。連絡の日から2~3日経過しているのだが。
連れてきてくれたスタッフが「痛みはありますか」と話しかけると、「もういたくない」とのこと。「麻雀杯が落ちたから拾おうとした」という とこ。夫が「夢を見たんだよね」と、とりなしたが、電話での報告時に、「スイッチが入ったような、覚醒状態になることがあり、よく発話されたりとかそういう状態になる」、その後にベッドから落ちた(落ちていた)とのことだった。
本人に、貴女は異常な状態なんだ、という話に捉えられるのも良くない。
4月も後半だもの、天気が良いと、コートなど不要で気持ちのいいそよ風に吹かれて外に居るのは気持ちがいい。
八重桜がはらはらと花を落としていて、つつじが咲いている。
けれども、ここに入居している姑 とこはきっと外へも出ることもないのかな、と思うと春の陽気もさほど良いものでもない気がしてきた。
夫は先週から準備していた差し入れのチョコレートと、私がネットで注文した基礎化粧品のサンプルを小さな手提げへ一緒に詰め込んで持参した。
面会はいつも通り、入り口で検温と手指消毒、入館時の記入をして、奥の面会室へ通される。ほどなくして車いすに乗った とこが入室する。
顔色よく、目つきもはっきりしている感じ。
先週の終わりに、テレワークしている私のスマホ宛て電話がかかってきて、連絡先としている夫の携帯は留守電になっていたのでこちらにご連絡しました…と言う。ということは、何かあったのか、と身構えたが、前の晩、ベッドから落ちたようで、幸い骨折はなかったとのことだった。
今車いすの上では、とこの足にギプスのような器具が付けられて、冷却剤らしきものを固定している様子。連絡の日から2~3日経過しているのだが。
連れてきてくれたスタッフが「痛みはありますか」と話しかけると、「もういたくない」とのこと。「麻雀杯が落ちたから拾おうとした」という とこ。夫が「夢を見たんだよね」と、とりなしたが、電話での報告時に、「スイッチが入ったような、覚醒状態になることがあり、よく発話されたりとかそういう状態になる」、その後にベッドから落ちた(落ちていた)とのことだった。
本人に、貴女は異常な状態なんだ、という話に捉えられるのも良くない。
とこは、車いすの上で、爪をはじくように指を動かしている。
責められている、と思っているのかもしれない。
スタッフは女性だったので とこについて「お肌がきれいですね」と言ってくれて、少し日常のエピソードを伝えてくれた。
お手入れ特にしてないってお話してくれました、と。
お手入れ特にしてないってお話してくれました、と。
今回の差し入れには、基礎化粧品のサンプルがあると伝えた。
以前、お友達のお孫さんが有名企業にご就職され、帰省の折、たくさんその会社の代表商品のサンプルを持っていたのに、ほかの人にばかり差し上げて「私にはくれなかった」とお友達がこぼしていたらしい。テレビで宣伝しているので、ちょっと使ってみたい気持ちはあろうもの。
私も当時その話を、とこから聞いていたのに、そのサンプルを購入して渡そうとは思わなかった。(お友達は遠方だったので、いつも電話でのやりとりだったからだが、とこ自身も興味はありそうだったのに)
「お友達のアキちゃんのと同じのだよね?」と箱を見せて伝える。
スタッフの女性も「あ~!アスタ○フトですね~」と明るい声で応じてくれる。
私は「もっとあの時こうできたかも、こうしたら良かったかもと思うことがある」「何もしてあげられず申し訳なく思っている」と伝えた。
その基礎化粧品のサンプルに対する反応は、箱を空けて見せてみると、興味ありそうに見ていた。その時は指の爪をはじく動作は止まっていた。
私も当時その話を、とこから聞いていたのに、そのサンプルを購入して渡そうとは思わなかった。(お友達は遠方だったので、いつも電話でのやりとりだったからだが、とこ自身も興味はありそうだったのに)
「お友達のアキちゃんのと同じのだよね?」と箱を見せて伝える。
スタッフの女性も「あ~!アスタ○フトですね~」と明るい声で応じてくれる。
私は「もっとあの時こうできたかも、こうしたら良かったかもと思うことがある」「何もしてあげられず申し訳なく思っている」と伝えた。
その基礎化粧品のサンプルに対する反応は、箱を空けて見せてみると、興味ありそうに見ていた。その時は指の爪をはじく動作は止まっていた。
チョコの方は開けて見せたけれど、基礎化粧品のサンプルよりかは、「あ、そう」的な反応。
帰り道、夫はいつも私に気を遣って、お礼を言う。
私のほうこそ、ありがとうである。
至らない嫁なのに、こうしてまだ埋め合わせられる、機会を与えられている。
帰り道、夫はいつも私に気を遣って、お礼を言う。
私のほうこそ、ありがとうである。
至らない嫁なのに、こうしてまだ埋め合わせられる、機会を与えられている。
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