とこのへや

とこの雑貨と、とこのお洒落着。とこは樺太に住んでいたことがあります。とこの嫁の体験談、日記、備忘など。

これが梅雨明け

2018-07-10 00:16:17 | 日記

先週末。少し肌寒いくらいの夜。

私は金曜の深夜に黙々と作業した。

ちょっと硬さの残るトマトを湯むきして輪切りして、玉ねぎのみじん切り(かなり細かい)をトマトに乗せ、
塩、ブラックペッパーの粗びきをふりかけ、今回は夫の勧めでカイワレと冥加スライスを載せてみた。

理由は参加する旅行での、バーベキュー時の前菜である。

深夜に及んだ作業に、少々家を出る時間は押してしまったけれど、
結果オーライ。集合場所で私は最後の人じゃなかった。

ロッジ前の屋根付き駐車場で、みんな長袖でのバーベキュー。雨はちょっとだけで、霧の中の嬬恋での旅は、楽しく過ぎた。
帰りの高速道路も終盤、インターを出たあたりから燦燦とした日差しに青空となる。

それで。
みんなと別れ、眠い、帰宅したら寝よう、と思いながらわが家の玄関へ向かう白い外廊下で、
私の眠い目に、見えたのが黒い羽虫である。

…あぁ、例年の、あれか。

そう。冷たい雨の降り続いた後、そんなふうに燦燦と晴れると、
アリたちが新しい巣をつくるために飛び立つのだ。
羽蟻だ。

これを見ると、夏の暑い日を思い出す。昨日までそんなもの、どこにもいなかったのに、
うわ!と声をあげてしまうほど。ソフトボールの試合の最中でも校庭のいたるところにいて、飛びたいのか飛びたくないのか、
黒々とした体躯に羽根の生えた蟻が、這いまわるやら時折思い出したように飛ぶやら。

たぶんその後、羽根を落として巣穴を作り始めるのだろう。
地面に羽根だけが散らばっているところを見ると、踏みつぶされずに、いいところへ潜って巣穴を作っているはず。

そしてそれを見かけた日から、曇り空だったり雨模様のうつうつとした空から、全く真夏の日差しに切り替わるのだ。

私は真の梅雨明けはこれじゃないのかと思っている。
(いや、テキトーだけど)


ニュースの味気ないアナウンサーの声が告げる「梅雨明け」なんて実感が伴わない。

突如として沸く、羽蟻の群れが、雨上がりの後の蒸し暑さを感知して、
今がベストタイミングなんだ、と飛び立つのが、その土地の「梅雨明け」。

いや、テキトーなんだけどね。


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