とこのへや

とこの雑貨と、とこのお洒落着。とこは樺太に住んでいたことがあります。とこの嫁の体験談、日記、備忘など。

非常事態宣言はうつ病を増幅したか

2020-04-09 23:28:08 | 日記
あなたは、うつ病ですよ、って言われたらどんな気持ちになるだろう。

いつものごとく唐突な問いから始めたが。

非常事態宣言を発令するための準備にかかる、との報道や
会見の様子を捉えたニュースは、
私も興味深々、WEBのポータルサイトのニュースや
テレビのニュース番組などで読んだり実際に見たりした。

あの金曜日の帰り、
私はすっかりと会社で疲れた頭で、ただ家に帰ることができることを、
また一週間をなんとか乗り越えたことを嬉しく思い、
ぼんやりと時間を無駄にしないようにスマホを握りしめて
もっと早く歩けないのか、ちょっと自分の遅さに多少いらつきながら
駅へ向かっていた。
橋のたもと、車も人通りもない道路の向こうにいる若い男性が
スマホに大声で喚(わめ)いている。

喚いている、のだ。

大声でしゃべっているのではなく、
会話にはあり得ないほど「喚いている」口調、というか
叫んでいるのだ。
会話の内容は大した内容じゃない。
相手が目上の人らしい、
いーやいや!!! 今からあ、そっちにいきますから!!!!
だーかーらー、もうっ、いいんですよお!!!!

…どこにいる人に話しているのか。
山の向こうに居る人に話しかけているのか?ぐらいの怒鳴り声。
その話し手の目線は、手にしたスマホではなく、
絶対に道路を渡った歩道をいく通行人に向けられている。

私は道を変えて、駅への道を遠回りすることにした。
その背中にしばらくはあの大声が聞こえた。


少しは少なくなったと言える山手線の電車内。
いつもは無理だが、余裕で座れる。

ターミナル駅で乗換えて、私鉄改札へ向かう時。

どこか、地下通路のあちらだろうか、
ありえないほどの大きなくしゃみのひとがいる。

録音してやろうかしら、というくらいの、
そして、あきらかに、何かで覆うことをせず、外に向けて放ったそれ、
私が聞いただけでも5回は聞こえた。
姿は見えないが、少し移動しているのは分かる。
まったく下を向くとか、抑えるということをしないくしゃみ。
最後のくしゃん、の「ん」が「お」とか「あ」とかに聞こえるのだ。
口をすぼめもしないのか。

世間の何かが嫌なのか。

嫌がられることをして楽しいのか。

もう死ぬとか、どうせコロナにかかったんだ、とか、
そういうへんな精神状態のなにかじゃないのか?とすぐに
想像してしまう。

どちらにしても、
普通じゃないでしょ。

普通じゃない状態の人に、あなたは普通じゃないですと
あなたの存在は迷惑ですと
そう言ったら、火に油、じゃないけど、もっとひどいことになりそうだ。
すると、まわりが我慢しなきゃいけないのだろうか。
うまくいさめられる、方向転換を促せる長老のようなひとが
必要なのだろうなぁ。
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