とこのへや

とこの雑貨と、とこのお洒落着。とこは樺太に住んでいたことがあります。とこの嫁の体験談、日記、備忘など。

夜の神田川沿い

2020-03-21 23:14:55 | 日記
3連休の中日、私たちは二人で結婚記念日を祝うため、
食事に出かけた。

初めて行くフレンチのお店だったが、雰囲気もよく、応対は丁寧で、
お料理は全て、軽快でよどみない説明のとおり、美味しかった。
特にアミューズのホタルイカと菜の花、
第二の前菜のサクラエビと卵(リヨン風)は
これまでに味わったことのないバランスの良さ。
ワインを全て料理に合わせ選んでいただくコースにしたが、
いずれも美味しいワインがチョイスされて、
こんなの初めて!な味わいのデザートワインもあり大満足。

お店を出て、少し歩いて駅ビルの中に入ったが
コロナウイルスの影響で、少し早く20時には店じまい。

とっぷりと暮れているけれど、夜の神田川沿いを少し歩いた。
桜はまだ2分咲きといったところ。夫と見られて良かった。

夫は今日の食事のお店を予約するとき、
息子を誘ってみたけど、行くとは言わなかったらしい。
誘った翌日、友達と食べてくるから、ということだった。
遠慮したのかなぁ、と夫。

今朝、息子が出かける時に夫はいつものようにお見送りしてくれた。
すると、「今日は結婚記念日だそうで」と言ってきたらしい。
ああ、朝何か会話していたのは、それか。

昨日、地下鉄サリン事件のニュースを見た時、私は息子に聞いてみたのだ。
「サリン事件って知ってるの?」
「知ってるよ、何度も聞かされたし」
と少し呆れた感じで、すっかり私はボケてる人扱いであった。
私もあら、50回くらい言ってた?ととぼけておいた。

親子の縁というのは、私にとっては「遠め」で、少しばかり距離感が掴みにくい。
夫も夫で私とは逆に「近め」で、そういうところがある。
ただ、するりとした風のような性質の息子にとっては
それが彼にとって必要な条件なのかもしれないなと、私は思う。

そうして、私と夫との間には、するりと風が吹くことが
心地いいのかもね。
25年経った、幸福を思う。

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