とこのへや

とこの雑貨と、とこのお洒落着。とこは樺太に住んでいたことがあります。とこの嫁の体験談、日記、備忘など。

それ怒ってるでしょ!

2018-11-15 11:04:36 | 日記

ずいぶんと寒くなった。
皮のハーフコートの襟もとをきっちりとめて足早に帰路につく日々。距骨骨折、ギプスに松葉杖から3か月が経ち、ギプスが外れ、患脚に徐々に体重をかけて歩く日々を重ね、ついに松葉杖がはずれて最近はサポーターだけで通勤している。
経過を振り返れば感慨深い。。

さて15年ほどまえにさかのぼれば、
呼びかけても振り返らない、遊具のある公園は大好きで満面の笑み、だけれども話すのはちょっと苦手、というのが幼かったころの息子のイメージである。

サッカー三昧の日々を捨て、今や大学生となり、バイトと大学への提出レポート作成を両立しようと日々頑張っている。
バイトは塾講師で1教科につき90分、2人に対して教えるようなのだが、生徒さんは中学生だったり高校三年生が対象のこともある。
すると、高校三年生は瀬戸際なので、ときおりプレッシャーに負けて楽な受験科目、受験レベルを選択しようとすることがある。
だいたいがOA入試は~、とか、推薦だと~とか言って、今の苦しいセンター試験で全科目を取る、というようなことを回避したがるのだ。
かくいううちの息子だって、英語と数学と国語だけの選抜試験を受けたものだ。とにかく親の立場としては「センター試験の勉強も、けっして捨てない」ことをよくよく確認したものだが。結局は推薦は狭き門であったし。

しゃべり下手を自認する息子が、自分の経験も踏まえ、そんな生徒さんに対してはモヤモヤと思うところがあるらしい。
私も凍えて帰宅し、リビングで一息ついていると、(だいたいスマホでゲームしてるんだけど爆!)「今日さ、…」と始まるのである。

私が仕事のあれこれ(いわば愚痴)をふりまいているので、息子もそうなってしまっても仕方がない。
彼の言い分は、当初、とある生徒さんのこれまでのテストの点数では、早い時期に行われる選抜試験には、準備が間に合わない可能性のほうが高いと。6割の点数が「最低ライン」だと生徒さんは甘く見積もっていると。

饒舌になった彼の話をよくよく聞いていると、確かにその生徒さんはプレッシャーに負け、楽な試験を選びたい一心の様子。
息子の担当科目は、その生徒さんの場合、選抜試験の対象外だったのだ。いわば、選抜試験については、自分が蚊帳の外になってしまったということ。そこに、憤慨しているのであった。

その生徒さんはいろいろ思うところがあるのだろう。
しかし、息子以外の塾の先生方のアドバイスがあっても、実際は倍率もあるためそうではないのに、楽そうに見える選抜試験を受けるほうへと流れ、選抜試験の科目以外は受講しないつもりのようである。
なんでアドバイスを受け入れないんだろう? そういう息子に私は言った。
「炎症」と一緒だよ、自分はこれでいける!と思い込んでしまっている。周囲が何を言っても、「でもさ、だってさ…!」と言って聞く耳持たず、という、「わぁーってなってる状態」はよくあるよね。
それに、「自分の担当している科目を捨てようとしてる」って、まず、あなたが炎症中じゃん。
俺の科目はないがしろにされてるって、それ、怒ってるでしょ。息子は「う、」という顔。

怒ってるときは何言っても聞けないもんだよね~と諭したのであった。



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