とこのへや

とこの雑貨と、とこのお洒落着。とこは樺太に住んでいたことがあります。とこの嫁の体験談、日記、備忘など。

ヘナとヘアサロン

2018-11-05 00:29:06 | 日記

久しぶりに、美容室へ行った。

30分ほど、電車に乗ってたどり着いた駅のすぐ目の前。おしゃれなヘアサロンである。
もともと予約優先のヘアサロンだったが、近頃はウェブサイトで各スタイリストの空き時間がわかって、予約できるようになっている。
カットのみで3000円以上、ヘナも加えて1万円以上。施術時間も2時間半かかる予定。

ヘアサロンに行くときに意識していることがある。私は洗髪は2日に1回と決めているが、洗髪した翌日に行くようにしているのと、行ったときに何か話題があるかな、と考えておくことだ。以前、担当してもらっている店長は拘りが強いところがあるのと、株や為替の話で盛り上がったり、引っ越しやマンションの話題が出たりしたので、何度も同じことを言わないようにしたいと思っているからだ。
店長が「私はスタイリストだ」という矜持を持っていることは、客である私にとってはメリットであるし、そのためのやや高いフィーに納得しているからだ。私はオシャレに気を遣うほうではなかったけれど、ある程度の年齢になったら、あまりみすぼらしくしていては自分も落ち込むし、周囲にも悪い。化粧できないひとなので、せめてヘアスタイルぐらいはお金をかけてもよかろうと。

で、まず店長は私が久しぶりに訪れたことを責めるでもなく、話題にする。髪が伸びているし、伸びてゴワゴワと広がって髪がまとまらなくなってからサロンにくることも珍しくなかったからだろう。今回は、(ながらく来店しなかったわりに?)きれいに整っているというような発言だった。「前回染めたのっていつです?うちに4月末に来た後、一回切ってますか?」と探りを入れるのも忘れない。これだ、この駆け引きがあるから気が抜けないのだ。

別によそのサロンで髪を切ったから、ヘナをしたからといってお店が客を責めるわけではないだろうが、店長は気にかけるものだろう。
ちなみにいくらぐらいなんですか、と尋ねられたこともあった。3200円が雨の日サービスで300円引きとなり、2800円だったことがあったので、その値段「2800円くらいだったかなぁ」とだけ伝えた。その時は店長は「そんな材料費も出ませんね」と驚きの表情だったなぁ。
夫の母に紹介された店であること、夫の母が入院前にカットしたいというので、本人の妄想・不安もあり、知っている人に担当してもらいたくて、その店に行くとき付き添わなければいけなかったこと、それにこの夏は足を骨折したので遠出は無理だったこと。いろいろな理由はあるけれど、まぁ私も気分よく店長に対応してもらいたいので、少々言い訳をしておくことにする。「足を怪我して、松葉杖も上手く使えなくて会社休んじゃったんですね。8月くらいかな、毛先がもう、ばさばさになってしまったので、ちょっと切って、その時にヘナも。」「あ~、そうですか~、ここM駅より遠いですからね~」笑顔的な声の抑揚だが、店長は私に少し遠くても来店する根性を示せと言っているような気がする。

それはさておき。なごやかにシャンプー、カットを終えて、ヘナを塗っていく。途中うちの最寄り駅付近で見かける全身入れ墨の人の話で盛り上がったり、骨折の経緯や会社の上司の話など。ヘナを塗った後はラップをしてしばらく温め。(この時にお茶が出る。今回はホットのジャスミン茶にしてもらう。)再度洗髪、ブローして艶々になった髪。予定どおり2時間半。

ちなみに、姑 とこが、ヘナのことを教えてくれたのは3~4年前になる。M駅の近くの美容室では、ほかにないくらいとても安いとも。「ヘナっていうんだけどね、あなた、知ってる?」「え~、知らない、どんなやつなの?」「髪を染めるんだけれど、艶がいいのよ。ちゃんと白髪も黒くなるんだけど、白髪染め?いまグレイタッチとかいうの?よりも髪がいたまなくて、いいんだって。最初、パッチテストとかいうのやってね、大丈夫だったから」という。植物からできていて、漆みたいに成分が強いので、かぶれる人もいるとか。
もともと とこ は80代とは思えない豊かな髪だったけれど、ヘナで白髪がきっちりと黒くなって、より若々しい髪になってた。染めている人ではあり得ない艶なので、若く見られることも多かった。若く見られるのはいいが、混雑した駅などで、後ろから「なんで遅く歩いてんのよ」と言わんばかりに、押されたり、ひどいときはぶつかられたほどだった。若い人にだって後ろから押したりワザとぶつかってきたりは酷い行為だというのに。

店長は会計後、丁寧に見送ってくれた。こちらもまたお願いしますね、と伝える。

あまり目立たないが、私の足にはまだサポーターが巻かれているし、今はまだそんなに早くは歩けないけれど、幸い、大きなターミナル駅でもないからか、後ろから押してくるような人はおらず、無事帰宅できた。


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