ほかに言い方があったのかもしれない。
場面は群馬方面へのグループ旅行。
アラフォーの私のほか、30代の男性A君、同年代の女性Bちゃん、私より少し上の年代の男性がた。いずれも会社関係のメンバーだ。
A君は私にとっては、弟か弁の立つうちの息子、といった感じだ。
最近彼女ができ、嬉しそうなA君。グループ内で、冗談めかして私は小姑扱いされたが、
A君は以前、「彼女欲しい!」と、Bちゃんにアタックするかも、と言っていた。
Bちゃんは10年くらい前の入社時に私が指導社員として関わった子で、ガッツもあるし、とても可愛らしい。
しかしあまり脈がないような感じだったので、前回の伊豆一泊のグループ旅行では、
酔った勢いだろうが「もう誰でもいい~」とA君が言っていたのだ。(フラれたんだな?)
そんな自暴自棄では女の子だって振り替えりゃしないよ、と親切心あふれる私は
「君じゃなきゃだめだ!って言わないとねぇ」と茶化しつつ答えたことがある。
…これはこれで、考えようによっちゃあ、年上の私が誘っているかのように聞こえる。
今回の旅行で、周囲が、彼女のできたA君と、少し前には30前の結婚について持論を展開していたBちゃんの様子を窺っていたが、
車は別々に乗車だし、昼食時に二人に変わった様子はなくA君は私の隣の席に座っていた。
休憩で平屋建てで大きな駐車場のあるコンビニへ立ち寄ることになった。
コンビニの中のトイレや、ドリンクの買い足しなど、皆が散らばる。
私は小さな鳥が留まっているのを見た。胸元と頭のてっぺんが赤く、翼は黒く胸元より下は白い。燕だ。
7月の初旬、コンビニの軒下、壁に取り付けられている丸い看板の上に二羽。
近くに巣が見えないのと、なんとなく羽根にまだ産毛のようなもさっとしたものが混じっているので、
巣立ったばかりの、まだまだ若い燕だろうと思った。
「燕がいる~」と、写メを取りつつ、同じ車に乗って移動しているA君とA君の上司とともに見上げた。
飛べないのか、震えているようにも見える。
私は大きな声で「ねえ、まだ若い燕だよねぇ?」と言ってしまった。
うっかりしたと思ったが後のまつり。
A君が「…ねえさん、『若い燕』って…」と揶揄を含むイントネーション。
あぁ、なんて言えばピッタリな表現だったの?
グループの中で一番風流を愛する60代男性のCさんが、この燕たちに「手に乗るかなぁ?」と手を差し出したら、
燕たちはさっと飛び立ち、一回りして本来の巣、コンビニ入り口上のランプにちょこんと乗っかっているところへ戻った。
巣立つ直前のヒナ、っていえばよかったなー。
アラフォーは、ちゃんとわきまえて発言しなきゃね。
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