とこのへや

とこの雑貨と、とこのお洒落着。とこは樺太に住んでいたことがあります。とこの嫁の体験談、日記、備忘など。

秋が終われば

2023-10-23 00:46:20 | 日記
先日、自治体からの補助で、がん検診を受けた。

いつもお世話になっている近所の内科で、胃カメラを使用した検査が受けられるのだ。予約必須で、予約開始日からさほど経たずに7月に連絡したが、「最短で10月」という。

忘れちゃうじゃん。。と思ってスマホからアクセスできるポータルサイトのカレンダーに登録しておいた。
おかげで、残業、残業でストレスがある中でも、きちんと前日の絶食もわすれず、当日の開始時間にも遅れずに行けた。(いや、普通だよね??)

で、検査の前に確認事項やら、手順の説明やらを、若い女性がしてくれたのだが、とても馴染みやすい感じの方で、こちらの緊張をほぐすように会話してくれる。
曰く、
「いや~、もう10月ですもんね、もう2か月ちょっとで今年が終わってしまいますよね!」
声のトーンといい、表情といい、分け隔てなく、明るく優しく、誰にでも好印象なのではないかと思うような方だった。
胃カメラが食道を通過する時、反射で「おえ~」ってなってしまうので、結構ハードル高い。未経験ではないが、こちらもかなり身構えている。
いつも発熱などの際はお世話になっているとはいえ、ここでの胃カメラは初めてだ。
麻酔の仕方などは施設ごとに様々なので、手順や流れなど、検査されるこちらが「今後どうなるのか」が想像しやすい案内だと、安心できるというものだ。
その方は、そういう点をうまく進行してくれていた。

かくして、経鼻の胃カメラは、これまで経験したなかでも意識がはっきりしていながら、格段に心易く、反射も最小限に抑えられ、画面でばっちりと自分の胃の中を見て、かなり短時間で終わった。

初めての胃カメラは経鼻だったが、反射がすごくて、しんどかった。
涙目になって画面を目の端で必死で追ったという記憶がある。
画面で見られるのはいいけれどもね。(今回も少し涙は出ましたけどね)
看護師さんが背中を盛大にさすってくれて、涙をぼろぼろこぼしつつ、呼吸荒く、おえ~ってなりながら人の話を聞くって、なかなか辛い。

それで二回目は麻酔を使ってほしいと頼んだのだ。
一回目とは別の目的で、別の大きなクリニックだった。
大して請求金額変わらないですよというので(記憶によると1500円くらい)、麻酔を使ってもらったら、最初に喉を麻痺させるゼリーを投与され、麻酔の点滴をして、診察台に横たわったところまでの記憶しかなかった。
気が付いたら最初のベッドに横になっていて、また診察台のほうへ移動し、録画されたものをみながら説明を受けた。
ピロリ菌の心配もない、と分かったのは良かったが、帰りは少しふらついて、麻酔の効果が切れるまでなんとなく頭がもや~っとしていた。

過去の2回の検査と比べると、胃カメラも細くなっていたし、麻酔もピンポイントで効くような器具やトロミのある麻酔など進化していると感じられる。
さらに、そういうことを踏まえた看護師や医師の対応もよりよくなっているということと思う。

で、興奮気味に始まった検査が終わってみれば、冒頭の「もう10月」という言葉がなんとなく実感を伴って迫ってきた。

もう冬がくる、年末となって、すぐ新年だ。
毎日毎日、「今日も早く帰れなかった」とか「今日もこんな遅い時間になってもまだ終わらなかった」などと思いながら過ごしていることが、ぜひとも、単に自分の気の小ささゆえだったと、笑い飛ばしたいものだ。

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