風が吹けば桶屋が儲かる（因果を設定せよ！）

大学での教養課程って、確かに幅広く応用できそうな理論や考え方を扱っていることが多くて、
私はそういうの大好物なので、通信制大学に籍をおいている間、とっても刺激的な毎日だった。
（実は今でもログインすれば授業を見ることが出来るのだ！が、ログインするためにPWを探すのがめんどくさくなってる。）


先日、息子が「う～ん、なんて書けばいいんだ？？？」とうなっているので、何を？と思い、話しかけると、
「風が吹けば桶屋が儲かるってあるでしょ、それの、花屋が儲かるバージョンを15段階にして・・・」とレポート作成に苦戦している様子。

私の大好物　ｷﾀ――(ﾟ∀ﾟ)――!!

私は思いつく限りのことを言ってみた。
桶屋が儲かる因果をおさらいした。砂埃がたって、目が見えない人が増えて、目が見えない人は辻に立って三味線をひく（職に就く）から三味線が売れる、材料の猫皮の調達で猫が減り、ネズミが増える…って、ほんと言いがかりだよね。
花屋じゃなく他のものも考えてみれば？とか。息子の言った案に、それはレアケースだからもっと王道を！とか。

かえって遠くなるようなヒント（？ていうか迷言？）も言ったように感じるが、息子はふんふんと適当に相槌をうちつつ、しばらくして後は一人で書き上げたようだった。

その後、どうなったかな、と思っていたら、今日になって「あぁ、あれはね、なんとか書き上げてもう提出した」といったので、「え、見せてよ」と当然なふうに言ってみたら、見せてくれた。（これ、ちょっと嬉しい。）

内容は全部ここで暴露するのもどうかと思うので、
…でもちょっと触りだけ。。　花が売れるには、プロポーズをする人がより多くの花を贈ると成功しやすい、ということが書いてあったのであ～る。

理系のカチコチな頭のなかでなんともふんわりしたものが漂っているのかと思って
ちょっと親ながら、なんとなく好ましく思い、ほっこりした。。

ああっ、馬鹿？　あたしって、馬鹿なの？？　..orz