ただごと

たいくつこそがすばらしい!日常のただごとをただごとでない風に綴るのらくら日記

横浜・鎌倉 3日目

2010年06月25日 | 日記
6月25日の未明、たしかサッカーワールドカップの日本戦をやっていたんですよね。
旦那様は横浜のホテルで夜も明けきらないうちから日本代表を応援。
七咲はというと、ベッドの中から聞こえてくるテレビの音をBGMに半睡眠。

七咲にとってサッカーとは、ジャンプコミックスの「キャプテン翼」でしかないので、早々にリタイア。
キャプテン翼のように奇天烈な試合展開にはならないですし。

旦那様の、「おお!やった!」という声が夢の中で聞こえて、「おめれと~」とか返事した記憶が最後。

朝起きれば、今日が最後の観光です。



  

この日も晴天。おお、麗しの梅雨前線よ、なにゆえに我を見放したもうたのか。

とか言ってても仕方ないので、荷物を横浜駅のコインロッカーに預けて
横浜周辺の美術館を梯子する為にレッツゴー!

とはいえ、時間も有り余ってそうだし、せっかくだからシーバスにでも乗ろう!と海を目指す。

 

横浜の海で驚くのは「んまー!キレイ!!」ってことでしょうか。
(大阪湾はヘドロと排水で、「うおお!きったねー!」ですからね…)
七咲は、乗り物酔い選手権があればシード権を軽く奪取できそうなくらい、地元の通勤電車でも酔うのですが。
マゾッ気が災いして、ありとあらゆる乗り物に果敢に挑戦。
吐いたら吐いた時だ。周りの人間ももれなく不幸の泥沼にひきずりこんでくれるわ!ひっひっひ。
と、どす黒い精神で乗り物に乗ります。
お陰で、最近ちょっとの間なら耐えられるようになりました。
(決して、平気なわけではない)

まあそんな「どす黒い七咲降臨」の10分程度の船旅。
初日に時間をかけて歩いた景色を今度は海の上から眺めながら、赤レンガ倉庫に到着。



また来ちゃったよ、赤レンガ倉庫。(そしてやっぱりまだ開いていない)
一日目に写真を撮ったにも関わらず、三日目もまた写真を撮っている。
無駄なことが大好きな七咲の習性とでもいおうか。
まあ、そのお陰で一日目の写真よりは、「赤レンガ倉庫です」と言えそうな画なので
まったくの無駄でもなかったんですが。

そこから横浜3大建物をコンプリート。

  

最後のあれは、大阪にある中之島公会堂を思い出す。うん、そっくり。郷愁を感じる。(え?)

税関。



我が市のイメージキャラクターにそっくりだ!!と、こんなところで再び、郷愁を感じる。
(いやいやいや)
税関の内部は完全に貸し切り状態だったので、ありとあらゆる展示物に対して
旦那様と無粋なツッコミを炸裂させながら一回りしたところで、
出口付近(同フロア)に係員がいる事に気づく。

もう散々、日本国内に悪を持ち込ませない税関の仕事に対して性善説と性悪説について論じ
「無駄だよ」とかいう結論にたどり着いちゃってた夫婦に対しても(会話丸聞こえ状態)、
初老の係員の方は紳士的に、「なにかご質問はありますか?」と対応してくれた。
一応、社交辞令に則って、「いいえ結構です」と答えたものの、本当に聞いてもいいのなら、
「あなたは時給制ですか?」とか「いつもこうなんですか?」とか「暇つぶしに何してるんですか?」
とか、そういうことが聞きたかった!

税関の仕事よりも、税関の仕事を紹介する係員のもろもろの事情の方が
気になって仕方がなかった税関見学(というか冷やかし)を終えて次なる場所は。

博物館。

 

博物館の内部は写真が撮れないのでせめて入口の天井を撮ってみる。
いいなあ。ステンドグラス。七咲は色彩感覚が全くないのでこういう美術に憧れる。

ま、それはおいておいて。

肝心の博物館は、「時間がないから駆け足で行くで」という旦那様に従って
ものすごい速さで各フロアを駆け抜ける。お前ら何しに来たんだよ、という周りの目も
あっという間に残像になる。
が、この博物館、ものっすっっごくっっっ、楽しかった!!

大阪の民族学博物館を越えたね!(七咲の中で)

時間さえあれば、一日かけて回っても全く飽きないと思う。隅から隅まで楽しさいっぱい!
それを競歩並みのスピードでぶっちぎり、後ろ髪をひかれまくっているので
はげるんじゃないかと心配したくらいの博物館見学終了。
(ここはいつか再挑戦したい)

そしてメインの、横浜美術館。

 

ここが、今回の二泊三日の旅のメインイベント!
ここに来るために旅の計画を立てたと言っても過言ではない横浜美術館はなんと!!

休館日でした!!(どっかーん!どっかーん!!)



一応、過去の痛手を踏まえて博物館の定休日は事前に調べていたものの、
展示物入れ替えの為の休館日があるとは夢にも思わなかった!!

なんてこった!店で模様し物がある時は、大げさに定休日になんかしないぜ!?
搬入や搬出の台車は客を轢くことさえも恐れず猛スピードでガンガン店内を走り回るし、
その台車を見かけた客は危険も迷惑も顧みず、自分本位に台車の前に立ちふさがって
自分の欲しい商品をひっかきまわして奪い取っていくもんだ。それが大阪の店の常識だ!

うんうん。ここは当然大阪でもないし、むしろ店でもないからね。

ショックのあまり脳内で無駄に流れた店vs客の抗争シーンを10回くらい再生して
ようやく諦める。




悔しかったので、旦那様と記念撮影。
え?どこが?と思われたあなた様、ガラスに映った影にご注目。

その辺の人を捕まえて、「写真撮ってください」という勇気がないもので、
10年近くも一緒にいるのに、旦那様とのツーショット写真は一枚もありません。自慢です。
どこかで七咲を見かけたら、憐れに思ったどなたかが、「仕方ないな、撮ってあげよう」と
申し出てくれるのを期待してここに記しておきます。
(でもたとえそう申し出られても、旦那様が「結構です」とか云いそうだけど)

そこから、時間があまったので、予定外だけど、美術館の隣にあるタワーに上る。
(もうタワーくらいしか行ける観光場所がない)



これに上りました。



最上階はこんな感じ。

 

 

そばにいた、高校生らしき男子の一団が

「ははははは、見ろ!人がゴミの様だ!」

と、ムスカごっこ(by.天空の城ラピュタ)をやっていました。くそう!混ぜて欲しかった。

七咲も若かりし頃は、天守閣に登っては、友人たちといちいち

「はっはっは!見ろ!小さい虫けらどもが右往左往しておるわい!」
「嗚呼っ、殿!5分前までは我らも虫けらどもだったんですぞ!」
「おう!これぞ天下とったり!!(天守閣に登っただけ)」

とかしょーもないことやってましたからね。彼らの気持ちは良く解ります。
しかし、旦那様はノッてくれそうにないので、静かにその場を後にしましたがね。

そうして地下鉄で横浜駅に直行。
一昨日は気が遠くなりそうになりながら歩いた道を、金に物を言わせて一瞬で走り抜ける。
ああ素晴らしきかな、文明力。

そんなこんなで、じゃあお土産を買いましょう。と駅周辺をうろうろするものの
お土産を売っているエリアがどこなのかさっぱりわからない。

さすが、都会!
地方の観光地だったら、駅で「お土産物街」とかが難なく見つけられるのに。
オシャレさを追求しているかのような横浜駅のまっただ中には
そういう無粋なネーミングのエリアは一切なし!(見つけられなかっただけかもしれんが)

探し疲れて、じゃあもう新幹線の駅まで行ったほうが
お土産屋もてんこ盛りあるんじゃないのか?

ということで、新幹線の駅へ。

そこでも、衝撃の事実。

KIOSUKUみたいなちっさいエリアでしかお土産売ってない!!うっそー!!

大阪ではありえない。
繁華街を適当にぶらつけば、必ず「大阪土産」を売りまくっているのに。

新大阪の新幹線の駅内では、大阪土産どころか、神戸名物スイーツにはじまり
滋賀のひこにゃんから奈良のせんとくんまで売ってるのに!!
(新大阪に来ただけで、奈良に行ったと偽ることもたやすい)

横浜の人は商売っ気がないのか?
そういう泥臭い金儲け主義を前面に押し出すのは、大阪以外ではタブーなのか?

という衝撃に立ち尽くすも、もうここまで来ちゃったらなすすべもなく、
横浜を前面に押し出した、土産になりそうな箱モノを買って帰る旅の締めくくり。

七咲はカレーせんべいとチョコレートケーキみたいなのを買いました。

何故なら、横浜、というパッケージだったからです。
鳩サブレーも面白ネタ土産もありませんでした…

土産は土産物屋で買え!!

が、今年の旅で得た最大の教訓です。



  

七咲的には、失敗した―、と思ったお土産でしたが、配った友人たちには好評でした。
これは、社交辞令と思った方がいいのか、
普段いかに面白ネタ土産に心血を注いでいることを反省すべきなのか
悩むところですが。

ようやく、横浜旅行の記事を書き上げました。

実は今11月ですよ!!もう記憶も朧ですよ!!
本当に横浜に行ったのかどうかさえも謎ですよ!!(写真があるから行ったんだろうけども)

土産は土産物屋で買え、旅行記は旅行した翌日に書け、ってことでしょうか。

横浜・鎌倉の面白さをお伝えできたかどうか、はなはだ心もとないですが
七咲は十二分に楽しんできました。

他にも色々書き足りないところがあったのですが、
なにせこのgooブログが1記事に1万文字程度しか書けない仕様なので
(十分だ!!という声もある)
大幅に削って削って書きましたが。勿論削ったところは記憶からも削られましたが。

また来年、どこかの地へ旅立つ七咲の珍道中でお会いしましょう!