山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

青松葉山

2012-04-11 07:49:46 | 山行き
 青松葉山といっても知らない人がほとんどだと思う。
 この山は北上山地の一角にあり、区界の兜明神岳などからさらに宮古側に行ったところにあって、標高は1,365㍍。登山道は整備されておらず、雪のない季節はヤブ漕ぎで登るしかない。登山適期は残雪期というのが特徴だ。私たちは、2011年の連休中の5月4日にこの山をめざした。大野から軽米に向かい、軽米インターからで八戸道に入り滝沢インターで降りて、市内を迂回して宮古街道に出る、区界をこえ松草から岩泉方面への向かう。峠に車を置いて、残雪の上を歩いていく。途中までは牧野のはずれを行くが、間もなく林の中に入る。立派なダケカンバがある。最近歩いたらしいトレールがあったが、途中で見失う。ちょっとしたピークに出たところで方向を確認するため2万5千分の1の地図をだし、位置を確認して山頂の方向を見定める。いったん下り、鞍部から登り返す。このころになると、前線でも通ったのか雷鳴がして、霰交じりの雪が降ってきた。山頂付近はアオモリトドマツなどの針葉樹が茂っていて眺望はない。この針葉樹が茂る山頂から青松葉山という名前になったのだと思う。
 寒いので急いで下山。鞍部で軽食をとって、登ってきた道を下る。車に戻って盛岡市内に向かい、市内にできた日帰り温泉で汗を流す。
 未知の山道を地図を頼りに歩くのも山歩きの楽しみである。


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