山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

術前化学療法ラスト

2015-06-17 23:44:52 | がん治療日記2015-
2週間に一度の化学療法は8回だと聞いておりましたが、今日の6回目で最後になりました。
いつもおこなっている採血(血液検査)で白血球、赤血球、血小板の数値が異常なし!ということでした。
次回は肉体の穴を透視して手術を施す準備に入ります。
直腸癌から転移している周辺のリンパ節も切除するそうです。
受け身の私は弱気になることもあります。まな板の上の鯉です。鯉は食べられますが、自分の直腸癌などは切った後、捨てられるのでしょうか?それとも研究資料として残されるのか?タコが自分の足を食うように、一回、自分の肉の一部を食べてみたいものです。カニバリズム(人肉食い)の短編小説を書いたことを思い出した。
闘病という実感がありません。闘っているのは白い巨塔のセンセや白衣の天使たちです。どう戦って良いのかわかりません。餅屋は餅屋。専門バカを馬鹿にできません。素人考えは危ない。医療の化学、科学はどこまで進んでいるのでしょうか。勉強になります。
ホント、多くの人たちが闘ってくれています。わっしょいワッショイの掛け声が聞こえます。
これより手術の準備になります。8月と思っていたのですが、手術は7月中旬~下旬になりそうです。
手術をするにあたって腹周りの脂肪を落としておいた方が切腹し易いと言われております。体力はあった方が良いため食事は食べられるだけ食べなさいとも言われています。
最近、夜になると甘いものが欲しくなります。あんこ、クリーム、チョコレートなど。脂肪は落ちない。
がん細胞が甘いものを欲しがっているのでしょう。味覚が変わってきました。
点滴を入れている間、他の患者さんたちはぐっすり眠っています。アレルギーの予防や吐き気止め、骨髄液に化学反応させてがん細胞を小さくしたり、良い細胞まで影響があるのでしょう。
日常的に末端神経は痺れます。この感覚が酒を飲んで酔っているような気分。眠らずに心の中で独り言を続けているのです。脳内メモが何時か舞台に役立つこともあります。
以下の「おやじ男優Z」上演会が終わった7月8月の二ヶ月間は自分のポンコツ体を労わると同時に、メモの山を整理しながら秋からの活動の準備も進めてイキマス。

【夢桟敷ニュース◎2015.6.16】
(1)
劇団夢桟敷 透明人間三部作完結篇「ねじ式」熊本・札幌公演は盛況の内に幕を閉じました。皆様に感謝申し上げます。
http://blog.goo.ne.jp/yamanami-4/c/861ebbcb242f09ffad8ba0c3200ce522
(2)
演劇ワークショップ「基礎の基礎、役者の身体作り」公開致します。夢桟敷の劇に興味ある方はどなたでも参加できます。
6月19日(金)18:00-21:30 亀井公民館(熊本電鉄亀井駅裏)
予約問い合わせは yumesajiki@ybb.ne.jp
(3)
2015年6月15日で劇団夢桟敷は36年を迎えました。
主宰を山南純平から夢現に交代致します。今後共に夢桟敷の活動支援、お見守り頂きますようお願い致します。
http://blog.goo.ne.jp/yamanami-4/e/82b654fcf117d6436c30c5dc50751e35
(4)
「おやじ男優Z」熊本上映会を支持、協力をさせて頂いております。
熊本上映会&トークイベント
6月27日(土)18:30開場 19:00上映
6月28日(日)13:30開場 14:00上映
会場:ギャラリーADO

   熊本市中央区河原町2問屋街
予約問合せ:096-352-1930(ADO)
料金:2000円
ゲスト
監督◎池上ゆたか
主演◎なかみつせいじ
脚本◎五代暁子
http://blog.goo.ne.jp/yamanami-4/e/49532ba8cd56b810fc28cfc43bb68e74