山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

刺激的

2010-03-06 23:37:01 | モノローグ【エトセトラ】
役者という生き物は怪物である。私は確信した。
脱皮は昆虫や爬虫類だけでなく、人間にもある。とりわけ、役者はわかりやすい。目で見える。
読んでいる以上のものが現る。
脱皮の瞬間、セクシーである。・・・この瞬間を私は何度、立ちあってきたのだろう。

昨年から取り組んでいる劇「薔薇色之病室」シリーズは次回公演(名古屋・熊本)に向けて引き算で取り組む。つまり、焦点を絞り込むためにいらぬものはそぎ落とすつもりだ。

いらぬモノ?

固定概念はいらない。
個人感情さえ必要がなくなった。
もっと大きな感情=パトスが原動力となる。
役作りは、わかろうがわかるまいが、結果は全て必然。

登場人物の中で6人の脱皮を見届けることにした。
演出する側の戦いであり、役者との共同作業を不平等ではあるが6人に絞る。劇の生命線をここに置く。

逆転した「みどり」と「マリムラ」/独裁者「カリガリ」と殺人鬼「ミチロー」/歌劇団タマゴ頭復活の「春日野」と謎多き「スザンヌ」・・・場面は妄想の「戦争・犯罪」を繰り広げる病室。そして病室。

夜の中の夜。・・・演劇依存症は往く。

今夜の日記はお粗末でした。

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