山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

ガマンの油売り

2017-12-08 14:32:58 | 夢桟敷◎諸々2017
今日はジョン・レノンの命日。1980年12月8日、ニューヨークの自宅前で射殺される。その頃、劇団を立ち上げて1年目だった。

2年前は「透明人間三部作」と銘打ち公演していた最中、ぼくは直腸癌3Bで3回シジツしたのだった。
演劇バカは2度死ぬ。…売り!である。

「悲しみは駆け足でやってくる」 アン真理子
明日という字は明るい日と書くのね
あなたとわたしの明日は明るい日ね
それでも ときどき悲しい日もあるけど
だけどそれは気にしないでね
二人は若い 小さな星さ
悲しい 歌は知らない
若いという字は苦しい字に似てるわ
涙が出るのは若いというしるしね …

もう若くはないことを自覚している。
ポンコツと言われるが、ここは一踏ん張り。メンテナンスを楽しもう。
演劇はバカに効く妙薬ではないか。
今日の夜は演劇ワークショップ12月2回目である。
「歩く・立つ・転がる」はリハビリであると同時に役者体を作る。

かわやなぎ

2017-12-08 02:17:36 | 五七五入門 東西南骨2017
おはずかしい〜。
俳句だと思って9月から始めていたのだが、今の今、これは俳句という代物ではないと判明しました。
ルール(季語・文語体 云々)無視でした。わはは。
教えてくれたのは座長。わはは(汗)。
せっかく五七五日記を始めたのよ。
カワヤナギでいくわよ。

恥をかいてなんぼー!で生きてきた。
これは今からも変わらないだろう。…と日記で宣言しよう。

12月8日ワークショップ告知

2017-12-07 01:07:15 | 夢桟敷◎諸々2017
じわじわとやって来た!というより一気に駆け足で冬到来!
さて、夢桟敷演劇ワークショップのご案内です。
演劇は身体から入っていきます。
12月は2回目になります。
見学も可。
役者としての身体作りを公開中です。

夢桟敷 演劇ワークショップ
第2回「歩く・立つ・転がる」
■12月8日(金)19:00-21:30
黒髪コミュニティーセンター

日本の伝統的な様式(歌舞伎・能など)を用いながらの
舞台稽古をしています。
第2回目は舞台に立つ「姿勢」をテーマに取りくみます。

まず姿勢の点検から。
骨盤の上に真っ直ぐに背骨が乗る方法。
これは移動する際にも安定した姿勢が保てます。
基本的なトレーニングの方法を公開します。

「歩く・立つ」は日常的に行われている動作です。
しかし、日常的だからこそ意識することはありません。
意識すると「速度」や「足の運び方」にも注意が
払われるようになります。
よく言われるように「腰を落として頭がふらつかない。」
方法を確かめていきます。

基本から応用へ。
人となりの個性的な部分を発見する。
いわゆる持ち味を自覚して、それを拡大したり修正
したりします。
無感情であったり大袈裟であったり、感情表現として
コントロールする方法を自らで気づくようになります。

さよなら、又!

2017-12-05 18:22:16 | モノローグ【エトセトラ】
朝から10℃を下回る。風も強く枯葉が舞う。

島田美術館館長の葬儀に参列して来ました。
駐車場は満車。昨日のお通夜もごった返しだった様。
会場に入り切れず、外のロビーまで席を並べていた。
弔辞を聞きながら、改めて館長の人間性の面白さというか、本当に貴重な方だったと思った。
77年の人生にそのまま映画を見たように聞き入る。時々、笑いが起こる。

10年、20年ぶりに再会した美術家さんたちがいた。
熊本から海外に移住して元気に創作活動を続けている知り合いの人もいると聞く。
「お互いに歳をとったもんだ。」と握手する。

館長は人を繋げる接着剤のような人だった。
亡くなられて思ったのだが、もっと館長のことを知りたくなった。本を買おう。
歴史小説「身は修羅の野に」など。

合掌。

旅の途中。…こころの原風景

2017-12-04 13:20:35 | ブラジル企画2017(準備)
十年ひと昔と言うが、今や時間のスピードは1年ひと昔のように思える。
反面、半世紀昔が昨日のように感じられることもある。
これは歳をとった故か?

生まれる前の百年前ブラジル移民劇に取り組んでいる。
演劇は歴史の教科書のようには進まない。説明では終わらないからだ。…もちろん、学習することは必要条件。
その時代に生きていた人間たちがいる。海を渡った人間たちのドラマがある。
これを今の人間たちが〈視点〉を定め演劇で表すのだから、今と昔が重なるところを探す。
人間たちのドラマだ。
演劇は時間の冒険だとも言える。

この1年、時と国を超えて旅をしている。
キーワードは「フルサト」か?
「私」を超えた「フルサト」を冒険しよう。

えーい、「私」が邪魔だ〜。
邪悪な国益も遠いお空に飛んで行け〜。
ひひひひひ〜。

足の踏み場がない。

2017-12-03 12:43:40 | モノローグ【エトセトラ】
小春日和。…保田窪ジョイフルにて原稿書き。

劇団の事務所兼住宅の道具部屋はゴミ屋敷になっている。
必要ものを取り出そうとしても探すのに時間がかかり、最悪の場合、有るのに同じものを購入してしまうという無駄が起こる。
そうだ!整理整頓しよう。
言動不一致。
今朝からモーニングコーヒー。もう昼だ。
時間ばかりが光の速度で通り過ぎる。

旧友から忘年会のお誘いがあったが断る。
禁酒を理由にした。
劇団関係では禁酒を破るのに、ただの飲み会や昔話で盛り上がるところでは禁酒を口実に嘘をついてしまう。
ごめんよ。

傾 Kabuku

2017-12-02 01:15:38 | 五七五入門 東西南骨2017
夢桟敷 演劇ワークショップ
第1回「力を抜く 空っぽ」.
終了。

日本の伝統的な様式を用いながらの舞台稽古。
けっして引力には逆らわない。
「力を抜く」即ち「爆発する力」の為に。

このワークショップは身体が気づくことを目的としています。
面白いですよ。気づきがあれば面白さを発見します。

稽古中に五七五がポンポン浮かび上がった。
何故か「丹下左膳」だった。
片目片手の剣士。
身体にハンディーがあると、それを力にできるのではないか?
ドラマチックは逆転の発想から生まれる。

次回は12月8日(金)「歩く・立つ・転がる」

島田真祐氏 御逝去

2017-12-01 11:38:43 | モノローグ【エトセトラ】
月が変わって今日から師走。

昨日、島田真祐氏(島田美術館館長)が逝去され落ち込んでいます。
伊東先生の個展の時に「館長が一時退院される」と聞いて、是非お会いしたいと思っていたが果たせなかった。
悔いながら、今日から演劇ワークショップが始まります。…「力を抜く。空っぽになる。」

淋しいなー。

昨夕、荒尾市の山本てつお君(造形作家)と館長の思い出で長電話になった。
可笑しいことばかりが思い出され笑い転げてしまった。精一杯の見栄だった。
館長はふざけた野郎共とも良く付き合って頂き、その懐の大きさを尊敬してきた。
又ひとり、こころの支えになってくれた方が亡くなってしまった。

手を合わせ目を閉じると、いつまでも生きておられるように思う。話しができる。



お通夜は12月4日(月)午後7時
告別式は12月5日(火)午前11時より
しらかわ自然庵
熊本市中央区黒髪2-37-32 TEL 096-342-0983