五木の子守唄
ねんねしなされ 早起(はやお)けなされ
朝は六時にゃ(お寺の)鐘(かね)が鳴る
おどま盆(ぼん)ぎり盆ぎり 盆から先ゃおらんと
盆が早よくりゃ 早よもどる
おどまくゎんじんくゎんじん ぐゎんがら打(う)てさるく
ちょかでままたゃて ろにとまる
おどんが打死(うちん)ちゅうて 誰(だい)が泣(に)ゃてくりゃか
裏の松やみゃ せみが鳴く
せみじゃござらぬ 妹でござる
妹泣くなよ 気にかかる
花は何の花 つんつん椿
水は天から もらい水
おどんが打死んだら おかん端(ばちゃ) いけろ
人の通る数 花もらう