普段ロクに料理を作らないので、のえちにとってはサンマを焼いている状態なんて初体験だったかもしれない。
焼いている間中そわそわそわそわ、そわそわそわそわ。焼きあがったサンマのおいしそうな香りに切なげな声をあげる。
先に洗い物を片付けたかったのでこれは危険、と皿にのせたサンマをドアで区切られた洗面所に避難させ(普段ならレンジの中に隠すんだけど、この状態だとレンジの中がサンマ臭で充満してとれなくなる気がして)、戻ってきてやばっ
グリルが引き出しっぱなしになってて、うーんと背伸びしたのえちがトレイが乗っかってる枠に手をかけて、覗き込んでるーっ!
ちょっとでもチョしたら、ひっくり返って熱いサンマ汁がのえちの頭の上にぶっかかるところだったよ!
普段やってないとこういうことも判らなくて危ないわあ!
この手で!