佐藤愛子さんの「九十歳。何がめでたい」を、図書館で借りました。
ワタシがお世話になっている図書館では、
今現在、上記の本の蔵書数は98冊。そして714人待ちの人気の本です(汗)
ワタシの手元にも、予約したことを忘れたころに、ようやく順番が回ってきました。
沢山待ったのだから、ゆっくり読もうと思ったけれど、
あっという間に読んでしまって、ほんのり余韻に浸っています。
いろんな方々が、解説を書いていらっしゃるから、それを読んでいるだけでも面白いのですが。
時代の流れに振り回されつつも、その流れに立ち向かうみたいに、
怒って泣いて笑っている佐藤愛子さん・・・。
この国の行く末を思い、生き難い世の中に憤り(笑)
揺るがない自分の軸がしっかりあって。
ワタシだったらどんな風に思うだろうか?
考えるだろうか?
そんなことを思いながら、読んでいる間は、一緒になって泣いて笑って。
良い時間を過ごすことができました。
久しぶりに、本当に久しぶりに読んだ佐藤さんの本。
その語り口の軽妙さは、ぜんぜん変わっていなくて。
むしろ鋭く研ぎ澄まされている感じがしました。
なんで最近読んでなかったのかな~って思って、
次に借りたのが「孫と私の小さな歴史」。
これまた吹きとばされそうな、エネルギーの固まりみたいな佐藤さんがいて。
やっぱり、笑ってしまいました。
「九十歳。何がめでたい」
この本が出版されたのは、2016年8月。
もう2年近くの時間が流れているのに、未だに本屋さんでは平積みにされている。
90歳を超えて、こんな風に筆をとっている人がいる。
そのことを、ふと思い出すとき。
お腹に力を入れて、背筋を伸ばして。
有限の時間の中で、「自分で考えて、生きているのか?」と。
自問自答したくなる。
そんな風に思わせてくれる一冊でもありました。
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