大腸がんの隠れた要因

　皆様、こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

 

　今日の沖縄は曇り。予想最高気温は30度です。昨日の県内の新型コロナ陽性確認が、過去最高の168人となりました。しかも、そのほとんどが、感染力の高い変異種だそうです。もはや、新・新型コロナと呼んでもおかしくないと思います。抑え込みに成功していた台湾でも、感染拡大しているそうです。また、県は今日にも緊急事態宣言を要請するようですが、増えてからでは遅いのでは。では、本題へ。

 

　大腸がんが増えている。では、今疑われている、隠れた要因とは何か。

 

 

　それは抗生物質の服用だ。

 

 

　それも小児期での服用。

 

 

　もともと大腸には腸内細菌が多数住み着いているが、抗生物質の服用は、病気に関係している菌を殺すだけでなく、善玉菌をも叩いてしまう。

 

 

　腸内細菌の変化は大腸がんを起こす引き金となることがわかってきた。

 

 

　今後の研究によって、この因果関係を評価することが必要だ。

 

 

　しかし、今我々にできること、すべきこと、がある。

 

 

　それは、必要な抗生物質はもちろん内服すべきだが、不必要な抗生物質の服用は減らすべきだ。

 

 

　薬剤耐性菌の蔓延を減らすことにもなる。

 

 

　そして将来の大腸がん発生を減らすことにもつながる可能性があるからだ。

 

 

　

　巷では、普通に経済活動が続いています。高齢ドライバーがアクセルとブレーキを間違えたようですね。

 

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