敦煌2日目は市街から少し離れた場所まで足を延ばしました。
初めに訪れたのはヤルダン地質公園。
かつてここは巨大な湖の底でした。
太古の昔、地殻変動により湖底が隆起し、岩盤の硬い部分のみ残り
多くの奇岩が残ったのだそうです。
正直なところ、敦煌のメイン=莫高窟だと思っていて
陽関、玉門関を見学できれば良いかなぐらいしか考えていなかったのですが、
ここ、絶対見るべきポイントでした。
日本では考えられないダイナミックな地形が延々と続いています。
現在世界遺産に申請中らしいのですが、なんで今まで登録されてないのか不思議なくらいです。
ヤルダン地質公園のあとは漢代長城、河倉城、玉門関へ行きました。
いずれも歴史的建造物、
なのですが、そこは中国、荒れるに任せている感あり。
日本だったら重要文化財指定間違いなしですよこれ。
最後は陽関へ。
よくネットなどで「陽関」といって載っている写真は実はただののろし台。
陽関は今では跡形もありません。
ただ、そこを掘れば色々なものが発掘されるということもあって
一応立ち入り禁止になってます。
どれだけ栄えたとしても1000年以上経てば跡形もなくなってしまうものなのですね。
ただ春の夜の夢のごとし・・・