傘寿の気まぐれ高齢者

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  気の向くままに・・・・

フードバンクとは?

2016年02月24日 | Weblog

フードバンクとは、「食料銀行」を意味する社会福祉活動です。
まだ食べられるのに、さまざまな理由で処分されてしまう食品を、食べ物に困っている施設や人に届ける活動のことを言います。
フードバンクを活用することは、受益者・支援者だけではなく、行政にもメリットがあります。
受け取る側のメリット
1食費の節約
  フードバンクが福祉施設や団体を「食」の部分で支援できれば、浮いた費用を本来の活動に回せます。
2、食に関する喜び・体験が増える
 食品を受け取る施設では、食材購入の際、予算の面で栄養より金銭的なことを優先せざるを得ない 
 現状があります。
3、満足できる食事の提供で、心身の充足感が得られる
 
ある自立援助ホームではフードバンクから食品の提供を受けおやつをほとんど出せなかったのでが、
 子どもに食事をお腹いっぱい食べさせ、おやつをきちんと与えられるようになりました。
企業側のメリット
1、廃棄コスト・環境負荷の削減
 物によって異なりますが、私たちは捨てるために発生する費用を認識しなければなりません。
 輸送費だけで済むフードバンク活動はありがたい存在と言えるでしょう。
2、 従業員の士気高揚
 
食べてもらうためにつくった商品を無駄にせず、役立てるために寄付することで、
 従業員が自分の会社に対して誇りを持つことができます。
3、社会貢献活動の実施
 企業の社会的責任(CSR)を果たす社会貢献活動の一環とみなすことができます
4、フリーマーケティングが可能
 フードバンクを通じて自社製品が配られることで、潜在的な顧客の掘り起こしが可能です。
行政側のメリット
1、食品ロスの削減
 
環境負荷低減の効果が期待されます。自治体が持っている賞味期限が迫った備蓄食料を入れ替える際、        廃棄せず支援に回せば、生活者が誤解しがちな「賞味期限」と「消費期限」の解釈や食品の保存方法
   などの啓発を行うことも発生抑制につながります。
2、財政負担の軽減
 食料支援によって満足に「食べる」ことが保障され、生命が維持されれば、生活保護受給者や
 生活困窮者らの就労支援につながる可能性も生まれます。
3、地域活性化      

 生活困窮者に限らず、高齢者を地域全体で支えることも重要です。ボランティアに参加してもらい、
  フードバンクの システムを利用して地域を元気にすることができます