ハタヨガは、ヴィヴァーカ(識別)では悟りに至ることが難しいと考えられて編み出された、身体を使った鍛錬法です。
ハタヨガの創始者はシヴァ神ということになっています。
ある日、シヴァは妻のパールワティから首にかけていた髑髏のネックレスについて訊かれます。
パールワティ「前から言おうと思ってたんだけど、あなたのその悪趣味なネックレスはなぁに?」
シヴァ「何をいってるんだ、これはお前の髑髏じゃないか。これは前世のお前の、これは前々世のお前の、これは前々々世のお前の…」
パールワティ「あら、おかしいわね。あなたは死なないのに、なぜ私は毎回死ぬの?」
シヴァ「お前が死なないよう、俺はお前にハタヨガを指導するのに、お前が毎回途中でうたた寝をしてしまうからじゃないか」
パールワティ「わかったわ、今回は寝ないから教えてちょうだい」
こうして今世でもハタヨガの講義が始まりました。シヴァは、誰にも聞かれないように海底の竜宮城へ行って講義しました。
ハタヨガの創始者はシヴァ神ということになっています。
ある日、シヴァは妻のパールワティから首にかけていた髑髏のネックレスについて訊かれます。
パールワティ「前から言おうと思ってたんだけど、あなたのその悪趣味なネックレスはなぁに?」
シヴァ「何をいってるんだ、これはお前の髑髏じゃないか。これは前世のお前の、これは前々世のお前の、これは前々々世のお前の…」
パールワティ「あら、おかしいわね。あなたは死なないのに、なぜ私は毎回死ぬの?」
シヴァ「お前が死なないよう、俺はお前にハタヨガを指導するのに、お前が毎回途中でうたた寝をしてしまうからじゃないか」
パールワティ「わかったわ、今回は寝ないから教えてちょうだい」
こうして今世でもハタヨガの講義が始まりました。シヴァは、誰にも聞かれないように海底の竜宮城へ行って講義しました。
シヴァが話し終えて「わかったか?」と声をかけると、「わかりました」と返事がありました。しかし、ふと見ると、パールワティは眠っています。
シヴァは辺りを見回し、大きな魚が居るのに気づきます。その魚の腹の中を覗くと一人の漁師が座っていました。
漁師は漁の途中、魚の腹の中に飲み込まれ、そこでシヴァの講義を全て聞いていたのだと言いました。
仕方なく、シヴァは彼を灌頂することにし、漁師は魚の腹の中で12年間修行をしました。
魚が浜辺に打ち上げられ、村人が腹を割くと男が出てきました。彼が踊ると、彼の足は砂浜には沈まず岩には沈んだので、人々は彼をマツィエンドラ(魚の王)と呼びました。
シヴァは辺りを見回し、大きな魚が居るのに気づきます。その魚の腹の中を覗くと一人の漁師が座っていました。
漁師は漁の途中、魚の腹の中に飲み込まれ、そこでシヴァの講義を全て聞いていたのだと言いました。
仕方なく、シヴァは彼を灌頂することにし、漁師は魚の腹の中で12年間修行をしました。
魚が浜辺に打ち上げられ、村人が腹を割くと男が出てきました。彼が踊ると、彼の足は砂浜には沈まず岩には沈んだので、人々は彼をマツィエンドラ(魚の王)と呼びました。
彼がハタヨガ最初の人間のグルです。