スコティッシュ・フォールドのひとりごと

スコティッシュ・フォールドの「ひー(オス・19歳)」とその妹「こっちゃん・11歳」、その飼い主「でれすけ」のブログ

公団花畑団地3。

2008年04月30日 | 「団地・建物・給水塔」
今回もまた、

「公団花畑団地」

です。




「もう飽きたよ…。」と言わず、もう暫くお付き合いをお願いします。






北側の階段室側です。

「夫婦喧嘩でもした?それとも家庭内暴力?」

2つの小窓は、浴室とトイレの窓です。
松戸市立博物館の常盤平団地の再現展示では、サニタリー類の小窓は、横にスライドさせて開閉するタイプでしたが、この団地は、外に向かって押して開閉するタイプのようです。

よくみると、木製サッシで、時代を感じます…。







ダストシュート。

階段の踊り場に設置された投入口から生ごみを捨てると、1階にたまる便利な設備。
でも、1階の住民はニオイや害虫の被害を受けるので、すぐに使われなくなった設備。

でも、衛生面に問題の無い団地では、現在でも使用されているそうで、高島平団地に住む友人曰く「今も使っているよ!?」とのことなので、是非見に行きたいと思っている今日この頃のでれすけなのであります…。







階段室入り口。

ポストはあるけど、配電盤はナシ。
配電盤好きのでれすけにとっては、ちょっとガッカリ…。








前回紹介したのは「ベランダ」のあるタイプの住棟でしたが、この団地には「バルコニー」のあるタイプの住棟もあります。

ベランダタイプの住棟のペンキの色は、赤羽台団地みたいな茶色で塗り分けてあるのに対し、ベランダタイプは「公団ホワイト」一色です。

間取りも、こちらの方が広いのです。

写真だと、奥の棟が「ベランダ」、手前の棟が「バルコニー」。








桜と団地と公団仕様の街灯。







ダストシュートが、上までグングン伸びています。
ダストシュートに茶色のパネルが貼られていてちょっとオシャレ♪






58号棟。
規模の大きい団地ですね…。

20棟にも満たない小規模の公団団地に住んでいたでれすけにとっては、はじめて50棟を越える規模の団地を見たときのショックは、非常に大きいものでした。







78号棟には、うさちゃんの絵が描かれています

この反対側の壁には、パンダさんが描かれています

2階建ての1階に商店が入った建物です。
(公団三鷹台団地にも、このような住棟がありました。)

この団地には、移動販売のお店がやってくるようで、続々と団地から買い物客(ほとんど高齢者)が出てきて、買い物をする姿が見受けられました。






窓、窓、窓、窓~♪







こげ茶色のカラーリング。







こげ茶色のカラーリングの棟は、階段室の踊り場も、こげ茶色にカラーリングされていました。







□□□□□□。

…ちょっと共産圏を思い浮かべてしまいますが、芝生や木々があることで、「≒共産圏」とならずに済んでいます。
公団の造園担当の人って、凄い!!!!!








そろそろ日没です。







薄暮の給水塔。
物悲しい…。


公団花畑団地は、今まで行った昭和30年代築の団地の中でも、1位2位を争うくらい、活気のある団地でした。

「まだまだ現役」と言った感じでした…。




以上、公団花畑団地でした




公団花畑団地2。

2008年04月30日 | 「団地・建物・給水塔」
さて、前回に続き、今回も

「公団花畑団地」

についてです。


1964年に入居開始となった公団花畑団地ですが、この団地ができるまで、このあたりは東京郊外の農村でした。

高度経済成長期に入り、区画整備事業が行われると、公団花畑団地を筆頭に、数多くの都営団地や公社団地が建設され、現在では都内でも有数の団地地帯になりました。

しかし、建物の老朽化などにより、この緑豊かで花が溢れる(まさに字の如く!)「花畑団地」も、その役割を、今、静かに終えようとしています。





本当に、この団地の芝生は美しい!

ちなみに、でれすけは今まで「ベランダ」と「バルコニー」という言葉の定義に疎くて、適当に使い分けていたのですが(個人的趣味で公団っぽさが強い「ベランダ」という言葉を好んでいたのですが…。)、でれすけの同級生で、現在、一級建築士をしているユミちゃんが、その違いを教えてくれました…。

この写真のように、壁から出っ張っていないのが「ベランダ」で、前回の「公団花畑団地」の記事に出てきた「ボックス型」のポイントハウスのように、壁から出っ張っているものを「バルコニー」と言うそうです。

(※ なので、過去の記事に出てきた三鷹台団地は「バルコニー」、牟礼団地は「ベランダ」という表記が正しいそうです…。建築素人のでれすけなので、本当に勉強になりました。ありがとうユミちゃん!!)







昭和30年代前半に入居開始となった団地は、50年の時を経て木々が鬱蒼と繁り、ちょっとした「森」になっていることが多いのですが(桜堤や芦花公園、多摩平など)、ここの団地はあまり木が植えられておらず、見通しがよく、明るいイメージがあります。

防犯面では、「森」となった団地と比べて安全なのかもしれませんが…。
やはり、公団団地には「森」がよく似合います。







「庇(ひさし)」のあるタイプ。

前回も書きましたが、ペンキの塗り方が気持ち悪すぎ!!
まるで「蕁麻疹」状態。
塩酸ジフェンヒドラミンなどの抗ヒスタミン薬を皮下注してあげたくなります…。

住棟番号は、公団三鷹台団地と全く同じタイル&字体&カラー。







東側から見たポイントハウス。
遠くに「給水塔」も見えます。

住棟間の間隔がゆったりとしています。
やっぱり、昭和30年代の団地のつくりって、贅沢ですね…。







花畑団地の裏には、「毛長公園」という公園が広がっています。
桜が非常に美しく、お花見スポットとしてお勧めです♪







公団仕様の街灯。
日没まであと僅か。そろそろ活躍する時間帯です。

…しかし、この街灯が活躍する時間は、もう、残り僅かとなりました。







花畑団地は、基本的に北側階段室型の5階建て…が一般的です。

ただ、カラーがエリア毎にちょっとずつ違っていて、団地の規模の大きさを思い知らされます。



…とりあえず、今回はこの辺で。

次回に続きます。