スコティッシュ・フォールドのひとりごと

スコティッシュ・フォールドの「ひー(オス・19歳)」とその妹「こっちゃん・11歳」、その飼い主「でれすけ」のブログ

新型インフルエンザ。

2009年11月07日 | 「『ひー』のこと」
ここ数ヶ月、メディアを騒がせ、人々を恐怖のどん底に突き落としている

新型インフルエンザ


死者の数もどんどん増加しており、まさに日本は

感染列島

と化しています…



さてさて、この新型インフルエンザのワクチンは、医療職が優先接種できる…ということで、医療職の端くれとして、先日、でれすけも接種しました


本当は打ちたくなかったのですが、強制接種だったので、仕方なく打ちました…

まぁ、妊婦さんや新生児を相手にする職場なので、仕方ないと言えば、仕方ないのですが…




新型インフルエンザワクチン副反応(副作用)が生じる確率は、0.009%と、

ほぼゼロに近い

そうなのですが…でれすけの場合、接種を受けてしばらくは、副反応微熱が続きました


               
   


これから、基礎疾患のある人妊婦幼児小学校1~3年生1歳未満の小児の保護者優先接種が始まりますが、


ワクチン接種を受けたからといって「新型インフルエンザにかからなくなる」って訳じゃない

…ってことを、是非、知っておいてもらいたいのです


ワクチン接種は、

重症化予防

の効果がある…ってもので、インフルエンザにかからなくするものではないのです。


メディアを見ていると、まるで新型インフルエンザワクチンが、インフルエンザにかからなくする効果がある魔法の薬のように報道されているような気がしてならないのです


あくまで、ワクチンは重症化予防が目的です。


            



また、国の方針が決定する前に、まるで国の決定事項のように、次々とあいまいな情報を流して、国民を翻弄させたメディアは重罪だと思います


今回、メディア未決定事項の先行報道のせいで、医療機関の電話はパンクし、通常業務に支障をきたしました



なんと、産科病棟入院電話(出産された経験のある方なら分かると思いますが、妊婦さんが陣痛が来た時に、入院するかどうかの確認の電話を入れる電話です)にまでインフルエンザワクチンの問い合わせ電話が殺到したのです。

今の所、そのような内容の電話は受付等に回していますが、もし、妊婦さんが緊急の出血や早産などで電話をかけた時に、新型インフルエンザワクチンの問い合わせで電話が繋がらず、母子の命に支障をきたすことがあったら…と思うとゾッとします


産科病棟の入院電話に直接電話を掛けてくる人も「非常識」なのでしょうが、そうさせてしまうようなマスコミ報道元凶だと思います




とにかく、新型インフルエンザワクチンを接種しても、かかる人はかかります

まずは、予防が大事なので、みなさん、うがい、手洗いをしっかりとしましょう