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南信州で地域エネルギーに関わりながら思うこと

すいぽぽ

2011-07-21 | いろいろ

気がつくと、コウスケは時々出てきているけれど、すいぽぽがまだ登場していなかった。

我が家の最年少4ヶ月、翠(すい)です。
汽車ポッポごっこにはまっていたお兄ちゃんに、「すいぽぽ」とニックネームを付けられました。

地震の数日前に生まれて、退院翌日に被災。
原発の爆発を経て緊急避難し、生後9日で高速道路をドライブしました。

いろいろ大変だったけれど、すくすくと成長しています。
お兄ちゃんの時よりも、ずいぶん太っちょ。
4ヶ月で約7kgあります。

うちわで仰ぐと、にこ~
チューすると、にこ~
す~いちゃんと呼びかけると、にこ~
泣くと強い声で泣くけれど、にこにこしていることが多く、
親バカながら、可愛い!

生まれてきたことで、飯田へ導いてくれ、
僕らが不安や焦りに陥りがちなとき、にこ~と癒してくれる。
とてもとても大きな存在です。

子どもが無事に成長し、人生を楽しめるような社会にしていかなくてはと思います。


カクをナマケよう

2011-07-15 | いろいろ
「原子力発電のリスクの大きさに鑑み、これからは脱原発をしていく」

菅首相、すばらしい意見表明です。
大手マスコミ、経団連、電力族議員・・など、既得権益に浸かった油ギトギトのオジサンたちからは非難轟々。
だけど、彼ほどエネルギーのこと、核のリスク、自然エネの可能性を理解している歴代首相は間違いなくいない。

国会中継を聞いていると、菅さんの「品性、人格」がない、と攻撃する自民党。
人格でなく、政策を協議する場のはず。
地震国日本に54基の原発(しかもすべて海岸)、という状況をつくってきた責任がある自民党では、原子力政策では勝負できない。
だからって人格の否定では、陰湿なイジメでしょう。

問題があるのかもしれないけど、いいところはちゃんと評価したい。
大手新聞、テレビのマスコミのいまの論調は、電力会社の利権にからんだ悪意を感じる。
これはやらせメールどころじゃない。
ダマされず、市民がサポートするしかないよね。

下記リンクから、テレビで切り取られた報道ではなく、「脱原発」の演説がまとまって見れます。
そして、意見を送る画面もあります。
実際に見て感想を送ってみよう。(5:20ごろからが聞きどころ)

首相官邸HP  http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg5094.html



飯田の木のおもちゃやさん

2011-07-09 | いろいろ
飯田の市街地に、たのしいおもちゃやさんがあります。
名前は、GRUNグリュン。緑ってことかな?

北欧を中心に、木のぬくもりがあるおもちゃを揃えています。

面白いのは、プレイルームがあって、実際に子供が遊ぶことができること。
遊んでみて気に入ったものを買うことができます。
買えない大きなものもあって、写真のものは「木のボールのプール」!
小さな子供も気持ちよさそうです。



そのほかにも、木のおもちゃキッチンや



木の線路と汽車。
男の子は夢中になるでしょう!


近くの市立動物園から徒歩5分。
暑い夏に、子供を遊ばせるにも最適ですね。

同じビルには、おしゃれなカフェ・デリも。

柿の摘果

2011-07-09 | いろいろ
果樹園でのアルバイトに励んだ今週。
6月頭以来の農作業は蒸し暑い。
汗をかきます。

3~4個ずつ枝についている柿の小さい実を、チョキチョキ切り落として、1個にする作業をしています。まだピンポン玉くらいの大きさです。

こうして一枝一枝手をかけることで、大きな甘い柿ができるんですね。
やってみて初めて分かる、大変さ。

このあたりは、市田柿(干し柿)の名産地。
(市田柿の発祥地はお隣の高森町)
冬になったらぜひ味わってみたいです。

すでにある選択肢を選ぶ。

2011-07-01 | いろいろ
(樹の声を聴くWSの後に、アーティストが自作楽器で演奏してくれた様子)


つくばから飯田に来て、エコロジーを生き方として実践している人に多く出会っている。

岐阜県の加子母という山里で「もりのいえ」を主催しているまあさん一家。
この人たちも、自然体に、自然と調和して生きることを選んだ家族だ。

3人のかわいい子供たちと、古民家に住みながら、自然農やマクロビオティックのお菓子を作ったり、農家民宿をしている。
そして、人を集め、情報発信するさまざまな講座の開催。

6月中旬に「持続可能なワークショップ」という講座があり参加してきた。

まあさんとコンビを組んで、この講座を主催するのは名古屋大の大豆先生こと、高野先生。「千年持続学」という研究をしている。
元筑波大の橘先生と同じような方かな、と思っていたけれど、「哲学と教育者の橘先生」としたら、「実践とナビゲーターの高野先生」という感じ。

高野先生曰く、「すでに世の中には、持続可能な社会のために必要な選択肢はそろっている。あとはそれを選び取る、人の気持ちだけだ」
そのような気持ちの変化をもたらすには、自然に耳をすましたり、いくつか効果的な方法があるという。それを試行する場とのことだった。
つまり、ぼくも実験台の一人だったのでした。

その実験は成功を示していたと思う。
ワークショップの詳細は、上記にリンクしたもりのいえブログを参照してもらうとして、ぼくがよかったのは、「森の中に入って樹の声、森の声を聴く体験」
それと、参加した人たちがその場で話し合いたいテーマを出してただ話し合う「千年ゼミ」
森の声を聞こうとして、「(樹は)どうしてここにいるかはわからない。でもここで根をはって大きくなっている。あなたもどこかで根を張ればいいよ」と言われている気がした。
いまは中途半端な研修中の立場だし、将来の不安も大きい。
でも、流れにまかせつつ、自分の力を出せる場を見つけていきたい。
飯田になるかわからないけれど、どこかにいつか根を張って、自分の人生をもらった意味をフルに生きようと思う。


ワークショップも自分を見つめなおすよい時間になったけれど、なによりまあさんと家族の人柄が魅力的だった。
自分で信じられる道をしっかり進んでいる感じ。
自然体。
暮らしそのものが「持続可能な暮らし」を体現していて、今を楽しんでいる。

古民家には、エコに配慮した工夫がいっぱい。

雨水タンク。トイレの水に利用。


なんと、天ぷら油で自家用車を走らせている!
天ぷら油のろ過装置。
といっても、BDFではなく、自然落差を利用してティッシュなど濾紙を何度もこすだけのシンプルなもの。熱を加えたりはしない。


ワークショップで作ったという可動式ソーラーパネル。太陽を追尾して角度を変えられる。
屋根に固定だと、効率が悪くなるけど、これだと規格以上に発電するそうです。すごい!


パネルから、外のトイレにつながれている。

今度は家族を連れてまたいきたくなる、自然体で前衛的、本質的なお宿でした。