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南信州で地域エネルギーに関わりながら思うこと

田植えができた~

2012-06-25 | 田んぼ
自然農の田んぼ教室、埼玉からの助っ人も来てくれて、無事に終わりました~

半畝(約50㎡)と小さな田んぼですが、予想以上に大変でした。
普通の田植えはやったこともあり、それなりにスピードが出せたのだけれど・・
自然農の場合は、まさに野菜の苗の植え付けをしているような感じ。
1苗、1苗ごとに丁寧に田んぼへ植えつけていくので、時間がかかります。
苗床から苗をはがしてくるのも一苦労。苗を一本、一本分けるのも一苦労。
その分、大きなしっかりした苗を、気持ちをこめて植えることができました。
作業翌日は疲労感が抜けずとても疲れましたが、素足で田んぼ水の暖かさを感じながらの田植え作業は、まさにアースする間隔で心地よかったです。

さあ、これからは時期をみての草刈りです。
梅雨が開ければ暑い夏本番がやってくる。
なんちゃってホワイトカラーな僕ですが、もっと土と身近なブラウンカラーで生きたいと思う今日この頃です。


大人に付き合ってくれた子どもたちは、オタマジャクシを捕まえたり、自由に遊んでいました。

自然農の田んぼ・田植え①

2012-06-21 | 田んぼ
先週の日曜日、自然農で借りている田んぼで田植えの第一弾をしました。
上の写真のとおり、苗は順調に育っていて、どれもだいたい5枚の葉っぱが出ています。
このころに植えるのがちょうどよいそうです。

今週末には友人が来てくれて一緒にやるんですが、もう植え頃になっちゃったので、まずは感じをつかもうと試しにやってみました。

<田植えのしかた>
・セリや雑草が生えた田んぼに糸をはって、畝の目安をつけます。
・糸にそって、植えるところだけ三角ホーで草を掻き取って、かるーく代かきします。


・鍬で苗の根を傷つけないように掘り上げます。


・草をとった畝に、20cm間隔で、一本ずつ苗を植えていきます。
 その際、まずは植える場所に鎌で切り込みを入れて、苗を植えたら切り込んだ土でフタをするように押さえます。

・野菜の苗を植えるかのように、稲の苗を一本ずつ、丁寧に植えていきます。
 なので、普通に全面の代かきをした田んぼの手植えよりも、すごく時間がかかります。


(わかりにくいけど、2列終了。準備も入れて約1時間半。)
2/10しか終わらなかったので、今週末に助っ人と頑張らねば!
程々に晴れますように~

spectator 最新刊

2012-06-13 | 
つくばでは知人が販売していた雑誌、spectator の最新刊が出ました。
といっても、飯田では入手できずまだ読んでいないのですが。
エコロジー、ヘンプ系ファッションのお店で売っているのかな?

ちなみにこの本の編集室は、東京から長野市に移転したそうです。
地方発、最先端なカルチャーですね。

気になる目次は以下のとおり・・
とくに、坂口恭平、非電化工房のところ、読みたいな~

つくばの方は、ぜひPEOPLEの植田くんからゲットしてください。

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特集 : GROW OUR OWN これからのコミュニティ

震災と原発事故から一年。私たちの暮らしに対する意識も大きく変わりつつあります。 衣食住、エネルギー、住まい、仕事、人間関係にいたるまで、これまでの日常生活を支えてきたあらゆるシステムを根本から見直し、より快適な生活環境を手に入れるにはどうしたら良いか?
そんな疑問を胸に、各地で芽生えつつある新しいコミュニティづくりの実践例や持続可能な暮らしのためのアイデアを取材しました。
熊本に移住した人たちの新しい暮らしをめぐるレポート、電気に頼らない暮らしの提案、永久持続可能な都市生活の新作法、電気や火をつかわない調理方法など、これからのコミュニティを考えるヒントがたくさん詰まった特集です。

■ Growing Communities KUMAMOTO
《坂口恭平、吉田ケンゴ、平山商店、トレンディバザール野うさぎ市、三角エコビレッジ・サイハテ、Oto & Ravi、屋台かふぇ とぅから家、山口次郎》 取材/青野利光 写真/グレート・ザ・歌舞伎町
■ アーバンパーマカルチャー講座 《講師・ソーヤー海》
人と自然とエネルギーとの関係を見直しながら永久持続可能な都市型生活を実現するためのデザイン作法 文/赤田祐一
■ Different Every Day 花子とプレイリー
日本とアメリカを拠点に「世界にひとつの器づくり」を目指す陶芸作家・中里花子の世界 文/内田理惠
■ 非電化×ヒッピー×月3万円ビジネス
非電化工房・藤村靖之インタビュー 電気を使わずに暮らすことは可能か? 『月3万円ビジネス』の著者が語る非電化生活のススメ 文/赤田祐一
■ ポスト3.12のコミュニティについて 思想家・矢部史郎インタビュー
震災後に名古屋に移住して放射線測定活動を続ける思想家が語る3.12以降のコミュニティのありかた 文/神田桂一
■ 旅人のためのアンプラグド・ローフード・クックブック
食に対する意識の高い人たちのあいだで注目を集めているローフード。電気や火を使わないレシピ紹介 構成・文/尹美恵
■ 塩キャラバン サハラ砂漠の遊牧システム
ラクダに乗って砂漠を旅しながら伝統的な交易を続けるトゥワレグ族に学ぶ持続可能な経済システム 文・写真/デコート・豊崎アリサ
■証言構成『COM』の時代 あるマンガ雑誌の回想 1967-1973 番外編
多くの新人漫画家を輩出した伝説のマンガ雑誌『COM』関係者による貴重な回想録 斎藤次郎、真崎守ほか 取材・文/赤田祐一

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再稼動に反対しないとオトスンジャー

2012-06-12 | いろいろ
  ↑ 「脱原発ポスター展」より。

フェイスブックには、先に書いていますが、改めて。
「通販生活」が民主党議員の「原発再稼動に慎重な対応を求める署名」に、賛同した議員リストを整理してくれています。

反対してない民主党議員、次の選挙でオトスンジャー!の活動が始まってます。
みんなの地元議員が、どう考えてるかチェック。
反対してなかったら、FAX。
次は入れないよ!と。
シャレも効いていて、面白い活動です。


ぼくの選挙区の民主党衆議院議員・加藤学は、なんと署名の「呼びかけ人」に名前があるじゃないですか。
別に党員じゃないし、後援者ではないけど、よかった。
そしたら、ちょうど街角で街頭演説を見かけたので、
「再稼動させるなよ~」と叫んだら、
「そのとおりです!」と
応えてくれました。
国会でもその声を伝えて!

でも、ぼくの周囲の人にこの話すると、「ほんとそうだよね~」「なんで再稼動できるの?」
「おかしいじゃん」という声が多いんだけど、
野田首相ほかの政府内の議員は、一般人の気持ちを読み違えてるのかな。
それとも、「どうせ忘れるし、停電で脅せばあきらめる」と、なめている?
オトスンジャーにお仕置きされちゃうよ。

充実の、くう・ねる・のぐそ。

2012-06-05 | 田んぼ
6/2(土)の「くう・ねる・のぐそ講演会」、来て下さったみなさん、ありがとうございました~

茨城県の誇る、おそらく日本唯一ののぐそ研究家、糞土師の伊沢さん。
伊那谷でもさわやかな旋風を巻き起こしてくれました。
6/1の夜、スタッフと有志で歓迎会をしたんですが、すでに話が盛り上がって夜の12時まで話し込み・・
初めて会ったのに、親子ほどの年の差も感じなく、すっかり打ち解けてしまい、
「人生観かわった」「目からウロコ」と、30代のセイネンたちは、60代の糞土師から大いに刺激をもらったのでした。

そして本番の講演会と交流会も、充実でした。
「ウンコは命の返し方、責任のとり方」
「責任感だけじゃ続かない。楽しくやることが大事」
など、印象に残る言葉です。

動物のウンコは菌類のごちそう。
菌類のウンコ(有機物)は植物のごちそう。
植物のウンコ(酸素)は動物のごちそう。
ある生物にとってのウンコ(排泄物)が、次の生物にとってはごちそう(栄養源)として、生態系が全てつながって回っているという視点は新鮮でした。いわゆる生態系ピラミッドとしての 食べられる生物→食べる生物 の間に、実は「ウンコ」が入っているんです。
そうやって、ぼくたち人間と、虫もバクテレリアも植物も動物も、ほかのあらゆる生命とつながっている。
人も自然の一部。

自分に自信を持って、熱い思いを伝える伊沢さん。でも、ユーモアも忘れない。
単にノグソの意義を知るだけじゃなくて、ノグソを通して、伊沢さんが貫いてきた「自分のやり方で生きる姿勢」をも教えてもらった気がしました。
だから、大きく変わりつつある今の時代の中で、新しいより楽しい生き方を模索している30代セイネンたちに、特に心に響く話だったんでしょう。

翌日のワークショップは、「お尻でみる葉っぱ図鑑」講習。
どんな葉っぱが、拭き心地がよいか、実物をいろいろ見たり触りながら、体験です。
ティッシュの吹き心地が3点とするなら・・、例えば、桐の葉は5点!だてに筑波大のマークではない!?
葉裏の細かい羽毛がソフトタッチで最高です。
ミントの葉も、仕上げによい香り。トイレ用芳香剤なんてメじゃないです。


この葉っぱ、ソフトだね~


まるでお化粧のパフみたい~(大きなキノコの茎がスポンジ状になったもの)


これが最高得点の葉っぱ。(名前忘れた)。葉っぱとうか、まるで柔らかい小動物のしっぽのようです。ほんと、最高でした。

葉っぱ講習のあとは、山中でいよいよ実践。
9人中、6、7人がノグソ成功しました!
もちろん、ぼくもです。3.11の断水時以来でした。

最初は怖かったけど・・これが、気持よかった~
自然とつながって、すっきり爽快。
葉っぱの拭き心地のよさに感動。
そして、大地へ栄養をお返しできてよかった。
驚いたのは、すぐさまハエが飛んできて、ウンコを食べに来たこと!
だからハエって嫌われちゃうんだね・・
その後はアリに食べられ、もぐらやイノシシにも食べられるかも。
最後は、木の根に栄養として吸収されることでしょう。

自然とつながる感覚を体験することができて、糞土師に感謝です。
なんだか生きる勇気ももらった気がします。
協力してくれたみなさん、来てくれたみなさんも、どうもありがとうございました。
(秋か来春に別の企画で来てもらえそうになったので、今回来れなかった人はお楽しみに。)
ちなみに、来週6/9は安曇野市で講演会だそうです。

糞土師のくわしい情報は、ノグソフィア参照。