喜寿から始まる

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自由奔放な雲からベラルーシへ飛ぶ、頭の中で

2020年09月04日 | 写真・絵日記


3日も比較的凌ぎやすかった。
夏の雲は変化があって面白い。
今日は、雲が自由奔放に空いっぱいに羽根を拡げていた。

ふとシャガールの絵が頭に浮かんだ。
大統領選挙をめぐってのベラルーシのデモ抗議がしばらくマスコミを賑わしていたからかもしれない。
シャガールは帝政ロシア(現ベラルーシ)生まれなのである。
カーク・ダグラス(古いですかね)は本人はアメリカ生まれだが、両親は帝政ロシア(現ベラルーシ)の移民である。
また、原子力発電所事故のチェルノブイリはウクライナにあるが、ベラルーシとの国境に近く、事故当時、南から北に風が吹いていたので、放射線降下物の被害はベラルーシの方が大きかった

帝政ロシアの一部だったので、現在もロシアの影響が大きい。
ルカシェンコ大統領がプーチン頼みなのは、そういう歴史的事情がある。
ロシアにとってもベラルーシは隣国なので、影響下に置きたいのである。

ブレストはポーランドとの国境の町。
ナチスドイツがソ連に侵入してきたときにブレストは最初の町である。
あっという間に大部分が破壊されたが、ブレスト要塞はその後1か月間持ちこたえたということで、「英雄都市」と言われている
(ソ連軍がドイツ軍と戦う体制を整えるための時間を与えた)。
ナチス軍に破壊された兵舎や城壁は当時のまま保存されている。
広場には巨大なコンクリート製のモニュメントがある。
当時の戦いの壮絶さを感じさせるものだった。

ベラルーシは2017年6月に行った。頭の中で当時を思い出しバーチャル・ツアーを楽しんだ。
こういう日があってもいい。