喜寿から始まる

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東京都80歳以上100万人、100歳社会の現実味

2020年09月21日 | 写真・絵日記

超高齢社会に向かいつつあることは肌で感じてはいても、実際の数字で知ると迫力がある。
東京都には80歳以上の人が100万人もいるという。80歳なんて珍しくもない。
今後も増加傾向であることは間違いない。
団塊の世代が待っている。定年後も働くのは当たり前になった。地方に帰るよりは東京に残った方が仕事のチャンスは大きいはずだ。

100歳まで生きられるというのと、100歳人生が当たり前とは全く意味が異なる。

菅首相ではないが、公助に頼るのは、困難になるかもしれない。
高齢者自身の備え、心構えは不可欠かもしれない。

金銭的な問題と生き方の問題がある。
金銭的財政的問題は差し当たりは政治にお願いする。
生き方の問題は個人として真剣に考える必要がある。
これまでは、特に考えることもなく、仕事をし、子育てをし、定年になれば、あとは老後をのんびりと(特になにもせず)楽しめばよかった。
動けなくなれば、公助を受ければいい。

しかし、定年後(仮に70歳としても)が普通の人でも30年もあるとなると、単に終活をするだけでは生きていけないのではないだろうか。
高齢者人口が増加するということは、高齢者はもはや少数者ではないということだ。
少数者としての保護は期待できなくなるのではないか。
減少し続ける集団が、増加し続ける集団を保護し続けることは事実上できないのではないか。
これまで以上に自立が要求される?
動けなくなる期間は最小限にする。
元気な人間には生きがいが必要だと思う。
何を生きがいにするのだろうか。
元気とは言っても肉体は確実に衰える。肉体ほどではないとしても精神的にも衰える。
時代は確実に変化する。そういう変化にどう対応していくのだろうか。
実際には金銭的財政的問題抜きでは済まない。

高齢者が元気で自立して生きるのが当たり前の社会とは、どういう社会なのだろうか?

単に「超高齢化に備える」のではない、発想の根本的転換が必要に思う。

今回のコロナ禍はそのきっかけになるかもしれない。