四連休もあっという間に終わった。
特にこれと言ったこともない数日だった。
三田の綱町三井倶楽部の周辺をウオーキングした。オーストラリア大使館がお隣にある。
横道の細い通りは静謐なお屋敷町の雰囲気に満ちている。
今日は一瞬だが音の全くない空間を意識した。空の世界にいた。空というのはからっぽというのではない。
変な言い方だが「ない」ことでいっぱいなのである。
外からの音を遮断するほど「ない」が満ちているということかな。
次の瞬間には遠くから近くからいつものとおり自動車の音や生活音が聞こえてきた。
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このところ、大雑把に言えば詐欺といっていいと思うが、不正のニュースばかりである。
ドコモ口座の不正送金では本人確認手続きが杜撰だったという。
持続化給付金もなりすましの不正請求が後を絶たないという。手続きの簡素化に由来するようだ。
安倍前首相ははぐらかし(ご飯論法)、菅首相は門前払いで(きな粉論法)、嘘がまかり通っている。
国のトップがこの通りだから、要は、騙し得思想が常識になる。道徳や倫理は関係ない。
安倍首相は「性善説」などと弁解していたが、やはり原則だけはきちんと押さえておくべきだ。
普段から、厳正な手続きを習慣づけていると、それが当たり前になるので、コロナのような非常事態でもそれほど負担にはならないものなのだ。人間は習慣の動物である。
普段、逃げることばかりを考えていると、当たり前のことができなくなる。
みんなトップを見習うので、腐敗がまん延することになる。
ドコモのような超一流会社?では、すべて下請けに丸投げするので、ドコモ本体は何の知識もない。
下請けはそれを知っているので、やる気もなし、やっているふりだけの不責任である。
無責任の連鎖となる。
アベノマスクの例をみればわかる。
ということで、日本は無責任国になり果てた。
そして被害を受けるのは、一般庶民であり、高齢者のような社会的弱者である。
最近は司法の世界でも同じような感じである。
良識ある人が立ち上がらなければ、取り返しのつかないことになる。
被害を受けた場合は泣き寝入りしないことである。
一人一人が騙されないように、知恵を身に着けることである。用心することである。
本当は、菅首相のいう「公助」が取り組むことだと思う。
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