世直し奉行

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けんかの仲裁

2008-03-14 17:08:58 | Weblog
とある大きな繁華街での事件(けんか)を拙者は目撃したのである。 

メインストリートをそれた裏路地でのけんかで若い男数人が激しく殴る蹴るの乱闘で暴れまくっていた。 
その中の1人は白いシャツが血で赤く染まりボコボコにされているではないか! 周りには高みの見物の様に人盛りが・・・ 
誰、一人もけんかを止める者は居らず・・・

ジャンジャジャーン世直しくん登場!
 (その時の拙者の本当の心境は両者合わせて7、8人に向かって行くには少し戸惑いはあった)

第一声 
大きな声で、『コラー! 止めんか! こんな街中でけんかしとんねん! 誰がリーダーやねん』
と尋ねると、一人の男が大きな男を指差し、『この人です』って言うので、その男に向かって、『何でけんかしてるねん此処はけんかをする場所でもないんやからな、お前らそれぞれ言い分は有ると思うけど仲裁に入った俺の顔を立ててくれや。』
するとリーダー格の男は案外と物分りが良く、拙者に、『すんませんでした』と謝って来たので、『よっしゃ。もうええから此処から何処かに行け』と指示をしたので足早に立ち去った。

そして、劣勢だった片方の一人が拙者の所に近ずいて来て一言 
『兄さん! 本当に助けてもらってありがとうございました。 もしあのままでいたら仲間の一人はどうなっていたか分かりませんでした。』
と心からの感謝の言葉に聞こえた。 
けんかって言う物はマジ、たわいも無いことが原因で始まるんだよね。 

しかし一つ疑問なのは・・・
あれだけ沢山の大人達が居て、ただ傍観だけで良いのか? 
大人としてのとる行動は有ったはずと考える。
何故ならば、けんかは拙者が発見する前からしていたのだから・・・
これは道徳神の欠如としか言いようの無い空しさを覚えた次第であった。 

道徳教育は宝である。

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