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先祖を探して

Vol.119 島に行った時の思い出話でっす!


2014年11月。私達家族は、義両親と義姉家族の総勢9名で沖永良部島へお墓参りに行きました。私と娘にとっては初めての旅、ほかの家族にとっても数十年ぶりの墓参りだったらしく、せっかく行くなら沖縄まで足を伸ばそうということになり、当家のご先祖様の父王が城主であった今帰仁城跡などにも足を運びました。
「ここがご先祖様の城か~」なんて感慨深く城壁を見上げて感動しながら写真を撮ったのを覚えてます。(ま、正式にご先祖だとはまだ言い切れませんが。)
さらに、城跡と聞いていたので天守閣のような建物があるのかと期待して、しんどい坂道を頑張って上まで登っていきましたが、、、そこは何も無し、、、
前日に首里城を見ていたので尚更ですが、これは勉強不足によるちょっとがっかりモードでした。

当時の私は、琉球史や沖永良部島についての知識は皆無。沖縄は以前に旅行で行ったことがありましたが、ビーチリゾートがメインで詳しい歴史は知らず。
あ、戦争があったことぐらいは知ってました。
だいたい琉球の三山時代って言葉を聞いた時、富士山みたいな山が3つあったのかな?噴火でもしたのかな?って思ったくらいですからね(笑)
沖永良部島に至っては、全くの場外でした。

旅程は3泊4日で、先に沖縄に飛行機で行き2泊して、フェリーで沖永良部に向かいました。早朝のフェリーで、昼過ぎに永良部に到着。そこからレンタカーで移動して、お墓や観光地?らしきとこを周りました。島に住む叔母宅に行って、そこで先祖探しを始めるきっかけとなった運命の書を見たのですね。
大した知識もないままに先祖の琉球式のお墓や世之主の墓、城跡などを見て、ただただすごいな~っすごいな~て感動ばかりの観光客。当然何の現地調査もせずに終わった旅でした。今にして思えば、非常にもったいない旅だったと思います。

帰りは島から沖縄本島に飛行機で戻り、本島から本土に飛行機を乗り継いて帰るルートでした。
島からの飛行機に乗るために、空港に向かいました。ここで衝撃のことが起こります。
搭乗手続きを済ませ、殆ど人のいない(私たち家族しかいなかった気がする)待合室の椅子でくつろいでいると、いきなり家族全員呼び出しがかかりました。
係の人が何やら四角い物を持っています。よく見ると、あれ?家庭用の体重計じゃん。何かしら?と思って話をきくと、これから全員の体重を測るって言うじゃありませんかー 
え~~~飛行機に乗るのに荷物じゃなく人間の体重!?
私たち、特別に荷物が多いわけではなかったんです。なんで?
係員の説明では、チャーター機で飛行機が小さいから、重量オーバーになると飛べないからということで、、、

わたし海外で何度か小型機で離島に移動したことがあったけど、体重測るなんて一度も無かったです。海外仕様では私は子豚ちゃんだけど、日本仕様では大豚ちゃん!?
もしかして、私を見て体重測定を決めたとか? 嫌な予感が走りました。

1人ずつ前に行き、家庭用の体重計に乗り、「はいOOキロ」という軽快な声が聞こえてきます。デリカシーのない係員のオジサンが体重を暴露してます。最後だとそれまでの体重合計でもしかしたら免除になるかも♬なーんてお気楽に考え、私は一番最後に行くことにして、その時を待ちました。いよいよ呼ばれて、体重計に乗る時に一言オジサンに言いました。

「大きな声で言わないでください」

オジサンはうなずき、とりあえず暴露は無し。
ホッとしたした瞬間に、「これから計算しますのでお待ちください」と。
え?計算?もしかしてオーバー???だとしたらどうなるの?私が置いてきぼり?不安がこみ上げてきます。

「お待たせしました~ 全員乗れます。」

お~良かった、、、ホッとしました。でも「全員」ってどういうことよ?
オーバーしてたら「全員」乗れないの? 
マジどうするつもりだったのでしょうかね? 

ちょっとヒヤヒヤした搭乗準備でしたが、飛行機のフライトは最高でした!
小型機なのでエンジンの音はうるさかったけど、遊覧飛行って感じですね~
綺麗なブルーやエメラルドグリーンのグラデーションの海、緑豊かな永良部や与論島の景色を空から存分に眺めながらのフライトでした。
機内は左右に1列席で、何と操縦席もそのまま見えます。こんな経験めったにできないな~なんて感激しながら40分ほどのフライトを終えました。

この飛行機、フライトはすごくお勧めですよ!と言いたかったのですが、その後、あの体重測定が不評だったのか、フライトは無くなったと聞きました。調べてはいませんが、多分新たな空の旅がご用意されていると思います♬

先祖調査の始まりの旅のこと、急に思い出したので書いてみました。もうあれから7年も経つのか。。。


<今日の島言葉>

なーがにゃぬ時間じゃ。(もうこんな時間やわ)



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