和泊町内城にある城ケ丘中学校。この学校は1948(昭和23)年に創立の中学校です。当家の叔父や叔母たちも島に居住していたときには通った学校です。
この学校ですが、創立当時に近い時期の写真がありました。
今ではもう見ることもない藁ぶき屋根の木造の校舎です。
注目すべきは、校舎の裏山です。すぐ後ろに小高い山が迫っていますね。
あれ?現在の校舎の裏には山は無かったような、、、
現在の校舎の裏は畑です。少し離れた右上に小高いところがありますが、すぐ裏は畑で山はありません。
下は昭和50年頃は段々畑のようですが、やはり学校の真裏に迫りくる山は見当たりません。
大正14年の地図で見ると、おそらくピンクのあたりに学校があり、裏山はブルーの斜線だと思われます。
更に分かりやすく、昔の等高線のある地図と航空写真を合体させてみましたら、学校の裏に山があったのが分かりますね。
こうして見ると、中学校の周りの景観も変わってしまっていますね。学校の前の道路も昔はあぜ道でしたが、現在は綺麗な道路が走っています。
様変わりしている中学校周辺でした。
古地図、年代別の地図、等高線地図、航空写真や資料、伝承など様々な資料を組み合わせながら、昔の地形や道を辿るのは大変興味深く楽しい時間です。そこに歴史やご先祖様のことに繋がる何かがあるような気がしています。
地図の旅はまだ続きます。