非才無才の雄叫び

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泣くな! 政府専用機よ。アルジェリアテロの犠牲者を悼む

2013-01-25 10:10:28 | 日記
今朝のニュース。アルジェリアからテロの犠牲者9人の

ご遺体と7人の生存者を乗せた政府専用機が帰ってきた。

目を真っ赤にして涙しながらテレビに釘付けになっている夫と

一緒に、しばらくテレビを観ていました。

亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。


 6時45分過ぎだったか羽田沖の朝もやの中にアルジェリアから

戻ってきた政府専用機の機影が映った。

朝もやでやや霞んで見えるジャンボジェット機の政府専用機の

二つのライトが、なぜか濡れた瞼に見えた。

着陸間近の羽田空港を眼下に見た時、ジャンボはこらえきれずに

涙を流しているように見えた。

泣くな!政府専用機よ。こちらまでが涙が止まらないではないか


 ずっとニュースを見聞きしながら見守ってきたが10人の犠牲者が

出るという残念な結果に終わってしまった。

テロリストたちを断じて許してはならない。

できたらアメリカに頼んでアフガニスタンでやったように無人偵察機

でテロリストたちを殲滅してほしい。

特に首謀者はウサマビーンラディンのように特殊部隊で殺害すべきだ。

頑迷なテロリストたちには、それ以外方法がないだろう。


 それにしてもアルジェリア政府の作戦には各国から批判が相次いだ

ようだが、あまりにも急ぎ過ぎたのではないか。

外務省の「テロ概要」を見るとアルジェリアは普段からテロがある

国のようで2011年の報告書は2011年だけでもテロ発生件数は

203件死亡者152人(掃討作戦中犠牲者を含む)。

1990年初頭からイスラム過激派による国内テロが多発し、今まで

に10万人の犠牲者がいるという国だから、アルジェリアではテロが

日常化しているということだ。

なのに警備はどうなっていたのか?

民間の武装した警備員が数人しかいなかったというではないか。

しかも隣国マリ北部でイスラム武装勢力が戦闘を繰り返しいるなか

現地は首都から1000キロも離れた砂漠のど真ん中だ。

軍隊を派遣して20年間アルジェリアのため、そしてそれぞれの母国

のために仕事をしていた人たちをアルジェリアの政府はきちんと守る

べきだった。多くの犠牲者を出したことへの責任は問われるべきだ。

人質解放については16年前のペルー日本大使公邸占拠事件を思い出す。

占拠から40日後にフジモリ大統領が特殊部隊を突入させて人質全員を

無事に解放した。わが国の末裔が他国で大統領になりテロ掃討作戦で

人質に一人の犠牲者も出さなかったことを誇りに思い感謝したものだ。

その10日前に実をいうと当方は日本の外務省に電話をして叫んだ。

「政府は現地に全権大使を派遣してテロリストたちに向かって

『日本人以外は全員解放してほしい』と呼びかけるべきだ。そして

日本人以外を解放したらアメリカに頼んでアメリカの特殊部隊を突入

させろっ。手をこまねいてみているなんて、日本の末裔の足を引っ

張る気かっ


当方は激昂して叫んだ後、受話器を置いた。ところが、その10日後

位だったかフジモリ大統領による突入作戦となった。

よくぞやったと拍手喝采した記憶がある。

 もっとも南米ペルーのテロリストたちとイスラム原理主義のテロ

リストたちはレベルが違う。イスラム原理主義のテロリストたちは

残忍で獰猛な連中のようで、しかも日本人の人質も含めた何人かには

爆弾を巻きつけたという。ご遺体が判別しにくかったのは彼らが

人質に巻きつけた爆弾を爆破させたかもしれないし、アルジェリア軍

が人質が乗ったトラックを誤爆したという報もある。

いずれにしても彼らテロリストたちは人間ではない。

人間ではないものが殺戮を繰り返す以上、殲滅すべきだ。

徹底して