続きです。
「我々がアメリカに行って慰安婦問題に反対する活動をしている
と、しっかりとした日米関係を作ろうとするのが目的であるにも
かかわらず、どうしても日本に軍国主義を復活させるための運動
なのではないかという、変な目で見られてしまいます」
当たり前だよ。この書籍で述べているようなフーヴァーの主張を
基に、ルーズベルトが日本を太平洋戦争に追いやったとアメリカ
で主張したら、「日本に軍国主義を復活させるための運動」では
ないかと疑われるのは当然。
メディアに限らず一般の人もネットで、藤井氏の来歴や日本での
出版物を通した主張等を知ることができる。まして今回のような
書籍を出せば、なおさらのことだろう。
藤井氏は、どうして「変な目で見られる」のか理解できないのだ
ろうか。そのことを究明するなんて、ナンセンスなことだが、
一つヒントがある。
たとえば、福島原発事故当時の東京電力の副社長・武藤氏を中心
とした東京電力内の東大閥が、お互いを批判することばかりか
異論を挿むことさえも許さない雰囲気があったため、原発の常
識では考えられなかった、地下に2台の発電機を並列に並べて
設置してしまうというマニュアル無視の愚策を講じてしまい、
津波による浸水で電源を喪失、メルトダウンを引き起こしてし
まったと言われている。
藤井氏の暴論も、その類で、自分の主張は、すべて正しいという
意識が強すぎて、他を受け入れる余裕がない。藤井氏は、今の状
態では「論客」とは言えないが、他の右派論客から批判されたり、
異論を述べられたりすることがなかったのではないかと思う。
それがこのように非常識な論調もまかり通ることになっていると
思われる。
さて、次は藤井氏が、中国のアメリカでの反日策動に触れている。
フーヴァーに関連した記述を除けば、概ね了解できるが、東シナ
海・尖閣諸島問題の記述が抜けている。南シナ海の南沙諸島には
触れていながら、尖閣諸島の記述がない。日本の置かれている深
刻な状況を理解していないのではないかと思ってしまう。
中国が尖閣諸島の上空に「防空識別圏」を設定したのは、2013年。
藤井氏が、この書籍を出版したのが、初版が2017年11月20日と
なっているので、十分に認知できたはずだ。
書籍は後世に残って行くので、原稿を書くときは相当注意を要す
るはずで、従って推敲を重ねるのは常套手段。それを経て、尚且
つ尖閣諸島の問題を記述しなかったのは、どういう意図があって
のことなのかと詰問されるはずだ。藤井氏は責任を持って答えな
ければなるまい。
単に書き忘れでは済まされないぞ。
まさか「反東京裁判史観」の方が重要で、尖閣諸島は問題にしな
いということか? 藤井氏の姿勢が問われることになる。
尖閣諸島については、小生が2014年8月にブログに書いた
集団的自衛権「環太平洋条約機構」創設の抑止力で中国六場戦争計画を阻止せよ!
この構想を誰も取り上げようとはしなかったが、今年トランプ政
権がアメリカ、日本、オーストラリア、インドの四か国会議を開
催した。
中国包囲網同盟の始まりだ。バイデン政権がこれを引き継いで
くれることを望むほかない。
そしてまたもやフーヴァーの話とルーズベルト批判。
藤井氏の唱える「フーヴァー史観」なるものは、
単なる虚妄に過ぎない。
先のブログで、紹介したアメリカの高校の歴史教科書の
記事が、それを証明している。
これ以上、フーヴァーについて反論する必要もなかろう。
藤井君
対中国に対して
南シナ海・南沙諸島は書くが
なぜ尖閣諸島問題は書かないのか?
「反東京裁判史観」の方が大事だということか?
ふざけるなっ
「東京裁判史観」で騒いでいる場合じゃないぞ
一触即発の状況に
海上保安庁の職員の方々は
毎日、大変な思いをしている
尖閣諸島問題に
英知を集めよ
分かったかっ
※追伸:次回から、いよいよ
「第3章 原爆を落とす必要があったのか!?」に突入します。
藤井氏には正論を吐くことを期待したい。
「我々がアメリカに行って慰安婦問題に反対する活動をしている
と、しっかりとした日米関係を作ろうとするのが目的であるにも
かかわらず、どうしても日本に軍国主義を復活させるための運動
なのではないかという、変な目で見られてしまいます」
当たり前だよ。この書籍で述べているようなフーヴァーの主張を
基に、ルーズベルトが日本を太平洋戦争に追いやったとアメリカ
で主張したら、「日本に軍国主義を復活させるための運動」では
ないかと疑われるのは当然。
メディアに限らず一般の人もネットで、藤井氏の来歴や日本での
出版物を通した主張等を知ることができる。まして今回のような
書籍を出せば、なおさらのことだろう。
藤井氏は、どうして「変な目で見られる」のか理解できないのだ
ろうか。そのことを究明するなんて、ナンセンスなことだが、
一つヒントがある。
たとえば、福島原発事故当時の東京電力の副社長・武藤氏を中心
とした東京電力内の東大閥が、お互いを批判することばかりか
異論を挿むことさえも許さない雰囲気があったため、原発の常
識では考えられなかった、地下に2台の発電機を並列に並べて
設置してしまうというマニュアル無視の愚策を講じてしまい、
津波による浸水で電源を喪失、メルトダウンを引き起こしてし
まったと言われている。
藤井氏の暴論も、その類で、自分の主張は、すべて正しいという
意識が強すぎて、他を受け入れる余裕がない。藤井氏は、今の状
態では「論客」とは言えないが、他の右派論客から批判されたり、
異論を述べられたりすることがなかったのではないかと思う。
それがこのように非常識な論調もまかり通ることになっていると
思われる。
さて、次は藤井氏が、中国のアメリカでの反日策動に触れている。
フーヴァーに関連した記述を除けば、概ね了解できるが、東シナ
海・尖閣諸島問題の記述が抜けている。南シナ海の南沙諸島には
触れていながら、尖閣諸島の記述がない。日本の置かれている深
刻な状況を理解していないのではないかと思ってしまう。
中国が尖閣諸島の上空に「防空識別圏」を設定したのは、2013年。
藤井氏が、この書籍を出版したのが、初版が2017年11月20日と
なっているので、十分に認知できたはずだ。
書籍は後世に残って行くので、原稿を書くときは相当注意を要す
るはずで、従って推敲を重ねるのは常套手段。それを経て、尚且
つ尖閣諸島の問題を記述しなかったのは、どういう意図があって
のことなのかと詰問されるはずだ。藤井氏は責任を持って答えな
ければなるまい。
単に書き忘れでは済まされないぞ。
まさか「反東京裁判史観」の方が重要で、尖閣諸島は問題にしな
いということか? 藤井氏の姿勢が問われることになる。
尖閣諸島については、小生が2014年8月にブログに書いた
集団的自衛権「環太平洋条約機構」創設の抑止力で中国六場戦争計画を阻止せよ!
この構想を誰も取り上げようとはしなかったが、今年トランプ政
権がアメリカ、日本、オーストラリア、インドの四か国会議を開
催した。
中国包囲網同盟の始まりだ。バイデン政権がこれを引き継いで
くれることを望むほかない。
そしてまたもやフーヴァーの話とルーズベルト批判。
藤井氏の唱える「フーヴァー史観」なるものは、
単なる虚妄に過ぎない。
先のブログで、紹介したアメリカの高校の歴史教科書の
記事が、それを証明している。
これ以上、フーヴァーについて反論する必要もなかろう。
藤井君
対中国に対して
南シナ海・南沙諸島は書くが
なぜ尖閣諸島問題は書かないのか?
「反東京裁判史観」の方が大事だということか?
ふざけるなっ
「東京裁判史観」で騒いでいる場合じゃないぞ
一触即発の状況に
海上保安庁の職員の方々は
毎日、大変な思いをしている
尖閣諸島問題に
英知を集めよ
分かったかっ
※追伸:次回から、いよいよ
「第3章 原爆を落とす必要があったのか!?」に突入します。
藤井氏には正論を吐くことを期待したい。