非才無才の雄叫び

つぶやくこと、叫ぶこと、すべてボケ防止だ!

河野談話見直し産経記事の鵜呑みで右へ倣えのネット世論に物申す!

2014-04-30 15:05:34 | 日記
産経新聞の 河野談話見直し「合作」表現の妙!
河野談話見直し。国民を欺く産経新聞!
河野談話見直し!産経新聞の終わりの始まり!
産経新聞の「河野談話」見直しに関する一連の記事を読む
限り、それは冷徹さの欠如した、非常に浮ついた文章で構成されて
いて、「センセーションを起こそう」という意図が露骨に表れた記
述になっている。そのアジテーションが功を奏してか、世論が動き、
国会議員が動き、そしてネット世論は「河野談話」見直し賛成派が
大半を占めるに至っている。しかもネット世論の中には談話を発表
した当時の官房長官・河野洋平氏をはじめ河野談話に関わった政
治家、官僚を「国賊」「売国奴」呼ばわりする書き込みもあって、
見苦しさもここまでくると滑稽の極みと言うほかない。
どうして、こうも根拠もない感情論が渦巻いてしまうのか。そもそも
の発端は従軍慰安婦問題、歴史認識に関する韓国と日本のせめぎ
合いの中で、韓国の団体が運動を先鋭化して米国の公共施設や在
韓日本大使館前に「従軍慰安婦像」等を設置したことからエスカレ
ートしていったことは周知の事実。この韓国の団体のやり方は憎悪
を以って憎悪を呼び起こそうとする幼稚で下劣な方法だ。これが日
本国民のナショナリズムを刺激して、大したこともない産経新聞の
政治部記者の記事に触発されて国会議員たちも署名運動を始める
という始末。なぜ国会議員も含めた多くの人たちが、産経新聞の
記事を簡単に鵜呑みにしてしまうのだろうか。今回は、そのことを
考えてみた。
 「鵜呑み」という言葉は字句の如く鳥の鵜が魚を丸呑みする様か
ら転じた慣用句だ。飼われている鵜が魚を飲み込むと、すかさず鵜
匠が鵜を船上に引き上げて魚を吐き出させる。鵜が吐き出した魚を
人間が調理して食することになる。ところがこの行為を人間の文化
活動に置き換えると、実に下等な精神状態を呈する者が少なくない。
人の話や記述を「鵜呑み」にするまではいいが、吐き出したものは
それこそ嘔吐物で、おおにして異臭を放つ。思想性も低く覚悟もな
い癖に他人の人格に対しては容赦なく「反日だ」「売国奴だ」やれ
「国賊だ」と罵倒する。鵜呑みにした話や記述の大半は単純な図式
で示されている場合が多いために単純な人間ほど鵜呑みにしてしま
う。しかし彼らは反駁や反論の文章には興味がないだけでなく咀嚼
能力がないので読み解けない。ただひたすら鵜呑みにした記述なり
話を頑迷に信じるしか手がない。これがネトウヨらネット世論
の実情だろう。そして、その多くの者が「反日」などと唱え叫ぶこ
とがさも反骨精神の持ち主であるかのような錯覚を抱いているが、
それは「反骨精神」とは程遠い単なる心情の吐露に過ぎないことを
自覚していない。当方は国民の中に、この「反骨精神」がなくなっ
ているか、希薄になっているか、あるいは、その精神を持っている
人が少なくなっているのか、いずれかが原因で新聞記事等の「鵜呑
み」現象が起きているのではないかと判断している。今回の「河野
談話」に関する産経新聞の「スクープ」でもない記事を「スクープ」
と思い込み拡散させる「粗忽者」の連鎖の現象が今日のネット世論
の有様だと思っている。つまり落語の八っつぁんよろしく「てぇへ
んだ。てぇへんだ。てぇへんだーい!」「八っつぁん。どうしたぃ。」
「どうしたかって?てぇへんだから、てぇへんだ」という程度である。
しかし、「反骨精神」と「新聞記事を鵜呑みにする」という行為が、
どう関係あるのかと疑問を呈する向きも多いだろう。「反骨精神」
と「新聞記事を鵜呑みにする」行為の因果関係というか「相関関係」
は多分に当方のこじつけに等しいが、釈明というか解釈を試みる。
まず「反骨精神」とはなんなのかということから調べていく。辞書
を調べると「反骨」とは「権威・権力・時代風潮などに逆らう気骨」
とあり、さらに「気骨」とは「自分の信念を守って、どんな障害に
も屈服しない強い意気」となっている。では、その「反骨」は、ど
のようにして育まれ身につけるものなのだろうか。このように言う
と当方が、いかにも「反骨精神」の持ち主だと自認しているように
受け取られるだろうが、ま、多少の「反骨精神」を持っているつも
りではいるが、その精神は、なにごとにも無闇矢鱈と反対して頑迷
であることではないと思っている。現在の「反日だ」「売国奴だ」
「国賊だ」と叫んでいる連中の大半は単に「付和雷同」しているだ
けで「反骨精神」の持ち主とは言えない。新聞記事や雑誌、ニュー
スを見聞きして「反骨精神」を発揚するのであれば一定の「読解力」
は欠かせないし、「洞察力」も必要だと考えている。逆に「読解力」
がないから「鵜呑み」にするし、「鵜呑み」にした言葉をオウム返
しに言ったところで「反骨精神」の欠片もないということになる。
では読み解く力即ち「読解力」は、どうすれば養うことができるの
か。当方自身もそんなに「読解力」を持っているとは思っていない
が、少なくとも「鵜呑み」にはしないほうだと自負している。まず
は自らの経験を披瀝する。当方は貧乏人の子倅で学校に行くのが
あまり好きではなかったし学業も良いほうではなかったので、あま
り偉そうなことは言えないが、当方が中3の時、当時は「綴り方
教室」というのが流行っていて国語の担当教師も新聞の「社説」を
読んで感想文を書けと、結構うるさかったが、当方の家庭は貧乏で
新聞など取っていなかったので、教師が持ってきた新聞を回し読み
した記憶はある。それでも多少の影響は受けたのだろう。高校に進
学してからは小説を貪るように読んだ程度。更に学生の頃は他の優
秀な学生に倣って当時流行っていた、当方には手に負えない哲学書
にも手を出した。気取ってプラトン、カント、キルケゴール、ショ
ーペンハゥワー、ニーチェ等々、「読んだ」というより「手にとっ
て見た」という程度で「何度か読み返せば理解できるだろう」と多
寡をくくっての挑戦だった。中でもニーチェの「ツァラトウストラ
はかく語りき」のアフォリズムの文体に惹かれて、それを座右の書
にした時期もあった。小説では大江健三郎の難解なレトリックに舌
を巻きながらも、とにかく読了することだけを考えた。当初は理解
ができなくても何度か読み返すうちにおぼろげながらでも解ってく
るので難解な文章を読むことも読解力を高めるには役に立つと思っ
ている。このように文章の一言一句を読み解こうと辞書を片手に読
破してきたことが自らの「読解力」をいくらかでも高めたことは確
かであろう。ワンフレーズでも引っかかるなり理解ができない時は
理解できるまで何度も読み返す。解らない時は辞書を調べるなり人
に尋ねたりした。飛ばし読みはしない。これがいつの間にか当方の
習慣になったのだろう。
しかし、以上のように一言一句を読み解いたとしても、それが即ち
「読解力」があるとは言いがたい。全文に込められた意図、論旨を
どこまで理解しているかが重要で、一言一句はあくまでも全体の論
旨を理解するための手がかりに過ぎない。ただ新聞の政治経済のニ
ュースや論説には論旨や意図をタイトルにしている場合が多いので、
比較的に論旨を掴みやすい。
 以上、読解力がなければ批判精神も反骨精神も生まれはしない
というのが当方の主張だ。だからと言ってあまりにも高難度のもの
は当方には無理なので、下記に記した曽野綾子氏や産経新聞の政治
部記者の記事程度が身の丈に会っている。
例えば「悪文」「駄文」で有名な「文化功労者」の曾野綾子氏の文
章などは、当方にとってはもってこいの教材だ。
東日本大震災 曽野綾子氏の間違いだらけの文章作法
ここでは週刊ポストの東日本大震災の特別寄稿として曾野綾子氏が
見開き二頁に亘って記述したものだ。当方のブログの記述の一部
まず冒頭。「二〇一一年三月十一日午後二時四十六分に起きた
地震が、近年落ち込んでいると言われる日本の凋落に、決定的
な追い打ちをかけるか、それとも、長い間の物心両面の沈滞を打破
するきっかけになるか、というと、私は後者に望みを託したいと感じ
ている
。」
のっけからこの悪文。「落ち込んでいると言われる日本の凋落に」?
何を言っているのですか?文章になっていないではないか。「凋落」と
いう言葉は平たく言えば「落ち込んでいる」という意味ではないです
か。同義語を重ねて何を表現したいのですか?この場合「落ち込んで
いる」は「凋落」に対する修飾語でしかないので同義語を重ねるのは
適当ではない。通常は「近年落ち込んでいる日本の鉱工業生産」とか
言ったりしているが曽野綾子氏の文章であれば「近年、凋落傾向にあ
る日本の現状に、決定的な追い打ちをかけるか」という表現ならまだ
しも、これはもう論外というしかない。曽野氏くらいの文壇の「大御
所」で「文化功労者」に週刊ポストの編集者もさすがに怖くて添削
なんてできないのだろう。なんという無様!
」と切り捨てて、「物心
両面の沈滞」という文言も意味不明だとして酷評している。この時、
ネットを見渡しても曾野綾子氏の「作文」に疑問を呈する記述は
不思議にも見当たらなかった。なぜなのか。
さらに、その他にも当ブログで次のように指摘している。
曾野綾子氏の透明な歳月の光「悪女の深情け」を知らないなんて!
次のここで私は『悪女の深情け』という言葉を思い出すのだが、
現代では『悪女』というものがよくわからなくなった。女性たちは
全員が美女になったし、他人のことはどうでもいい女性ばかりだから、
深情けなどかけてもらっている男性もいないのではないかと思われ
る。女性は性悪女ではなく、全員が牝になったのである
。」前段と
どう論理的につながるのか解らないが、この文脈からすると、どうも
曾野氏は「悪女」の意味を理解していないようだ。「悪女」を「性悪
女」と思っておられるようで、従って更に意味不明の文章になって
いる。「文化功労者」曾野綾子ちゃん!「悪女の深情け」の悪女は
容姿が醜い女=醜女、今風に言うならば「ブス」。顔に自信のない
女は愛情が深いが嫉妬心も強い、という意味でしょう。言葉も理解
しないでサンケイ新聞のコラムを書き続けているということはサン
ケイの読者を馬鹿にしているということだよ、綾ちゃん

「文化功労者」である作家先生の「作文」に疑問を呈する投稿なり
ブログは当方の他に1件あるぐらいだ。
それは「論壇TV 曾野綾子先生、使い方間違ってます!」
これは産経新聞のある読者が投稿したもので、投稿者の嘆きが聞こ
える。
日本という国がどれほどありがたい自然の状況にあるかという
ことを、多くの日本人は、ほとんど考えたことがないのかもしれな
という書き出しで始まる文章は、サウジやクウェートは降雨が
きわめて少ないと続き、こう書かれている。
「日本のように自然の恩恵を甘受していることはできない」
あれ?「甘受」って違う意味に使うんじゃなかったっけ? と思った。
甘受とは、いやなことを敢えて受け入れることをいうのだと思って
いた。私にとり、甘受≒苦汁を飲むなのである。
念のため辞書を引いてみたところ、やはり「やむをえないものとし
て受け入れること」とあった(明鏡国語事典)。曾野綾子はそれ
と見せずに言葉に厳格だと思っていたので意外だった
」享受と書く
べきところを「甘受」と誤用しているのだ。
 産経新聞の政治部記者の記事は、さすがに曾野綾子氏のレベルでは
ないが、「思い込み」による記述が致命傷になっている。先の当ブロ
グ「河野談話見直し。国民を欺く産経新聞!」で指摘しているように
当時、朝鮮半島では戸籍制度が整備されていた」の記述は
まさに思い込みそのものだ。産経新聞の政治記者が思いこんで自信たっ
ぷりに書いた、このフレーズに当方はふと疑問を感じた。本当に「当時、
朝鮮半島では戸籍制度が整備されていた」のだろうかと。日本の施政
下にあっても、すべて万全とは言えないだろう。当方の疑問が的中し
た。このことから産経新聞の政治部記者の主張の論拠のすべては崩壊
したと言える。
 このように記述の一言一句を吟味しながら記事を読んでいることも
あって、批判精神を維持できるのだろうと思っている。一言一句を吟
味しながら記事を読んでいけば「すわスクープ」と叫んだり、むやみ
やたらと「反日だ」「売国奴だ」「国賊だ」と連呼して「付和雷同」
することも少なくなろうというものだ。
 ところが高学歴の国会議員や政治評論家が産経新聞の政治部記者
の記事を鵜呑みにしているのは明らかにネトウヨたちとは趣を異にして
いる。それは福島原発事故の最大の原因といわれる「原子力ムラ」の
弊害と酷似しているからだ。東電の幹部社員の中には東大や京大出な
どのエリートたちが相当いたようだし、その他に原子力を専門とする
東大や京大の教授たちを含めて研究や会議を通して「原子力ムラ」が
形成されていたといわれている。そういうエリートたちの集団が犯し
たミスは米国のGM社の原子力発電の専門家たちを愕然とさせた。福島
原発が電源喪失をしてメルトダウンを起こしたのは、地震で鉄塔が倒
壊して外部電源を喪失したうえ「非常用電源」であるディーゼル発電機
が水没して使用できなかったことが大きな原因といわれているが、GM
社を驚愕させたのは水没した地下に2機の発電機を併設していたこと
であった。
原子力発電所では万全を期すために、いくつかの発電機の位置を高さ、
場所等一定にせず、それぞれの場所に個別に設置することが義務付け
されていたにも関わらず、福島原発は地下に2機を併設するという致
命的な過ちを犯していたといわれている。しかもこれらの「非常用電
源」の設置に関しては通産省が認可していたという不可解な事実も
判明し問題となった。これが即ち「原子力ムラ」の最大の弊害といわ
れている。では「原子力ムラ」とは一体どういうものだったのか。東
大出身の東電副社長であった武藤氏を中心に東電の社員、原子力を専
門とする学者たちや官僚たちでつくる原発研究グループだったといわ
れている。このグループは非常に排他的であったことから「原子力ム
ラ」と呼ばれていたようだ。排他的で仲間意識が強いとどうなるか?
相互の批判がなくなり庇いあう風潮が生まれてくる。それが「非常用
電源」の地下併設という事態を招いたといえる。
 この「原子力ムラ」と同様のムラ社会を形成しやすいのが国会議員
であり政党だ。さらには教育界にもそれがある。たとえば、政界では
サラブレットの安倍首相の下にはさまざまな会合を通して早くから他
の国会議員たちが、彼を担いで自らも日の目を見ようと集まってくる。
極端に言うと自らの信条を曲げてもタカ派を気取り安倍首相に近づい
て、いち早く安倍氏を総裁選に担げば「お友達内閣」に入閣なり党の
要職につく栄誉にもあずかる。従って相互批判などは一切しないだけ
でなく、自ら進んで安倍首相の代弁者になってタカ派的発言も厭わな
い。その最たる人物が現自民党政調会長の高市早苗議員といわれてい
る。彼女は国会議員の間では「安倍首相のポチ」と言われ半ば蔑まれ
ている。高市議員のように機を見るに敏なる者は、特に保守系の国
会議員には多く、またそれなりに仲間意識も強い。したがって仲間の
意見を批判するよりも積極的に仲間の意見を取り入れようとする傾向
があるようだ。そこに食い込んでいるのが保守の牙城の一つである産
経新聞を含めたグループ。産経の政治部記者も産経の庇護を受けた論
客たちもグループでエリート意識が強いだけに仲間の意見は無批判に
受け入れる傾向がある。これが我々庶民と違う「エリートたち」の
「鵜呑み」現象だ。そして競って言説を先鋭化させていく。彼らの
「失言」が多いのも、その表れの一つ。従って米国をはじめとした
欧米諸国からは半ば軽蔑の眼で見られてる。日本の将来にとって
好ましい現象とは決して言えない。

愛すべき
ネトウヨたちよ
国を想い
国を愛し
国を憂う者たちよ
もっと読解力をつけよう
そして「煽り」を
冷静に見極めよう
それが国民を
結束させていくことになる
それが次代を担う
子供たちのためだ










週刊文春と大高未貴の「慰安婦・教授全面自供」許せない捏造・歪曲記事!

2014-04-26 15:04:01 | 日記
週刊文春「慰安婦『調査担当』韓国人教授が全面自供」を読んだ!
週刊誌というのは旅行や出張の時、駅構内の売店で買うとか
病院の待合室に備えてあるものを手持ち無沙汰に手に取る程度の
もので、それ以外では、ほとんど買って読むことはない。それなの
に今回は週刊文春にまんまと騙されて、買わされてしまった、と愚痴
でも言いたい気分だ。4月10日号の週刊文春の「慰安婦『調査担当』
韓国人教授が全面自供」のインタビュー記事が一部捏造を含めて
歪曲されていたことが解った。
ネットに当方のブログに並んで表示されるようになったタイトル
「週刊文春・大高未貴の「慰安婦『調査担当』韓国人教授が全面自
供」が眼についたのでクリックしてみると2CHのレスポンスだっ
たので、確証を得るために、更にネットを検索して次のブログに行
き着いた。
その河野談話を守る会のブログに立命館大学講師の翻訳家山下
氏の記事が紹介してあったが、下記のように明確にした出典の仕方
には確信が持てた。
大高未貴・・・捏造と歪曲を当人の安名誉教授に指摘されるの巻
翻訳は山下英愛(ヤマシタヨンエ)さん (立命館大学非常勤講師)
<週刊文春>4月10日号に掲載された大高未貴の「慰安婦”調査
担当”韓国人教授が全面自供」という記事、事実の歪曲もはなは
だしい。韓国人教授(安秉直)が反駁文を書いているので、以下
転載します。
<反駁文> 安秉直 『週刊文春』4月10日号に掲載された「慰
安婦調査担当韓国人教授が全面自供」という記事は、ジャーナ
リストの大高未貴氏が私の発言を歪曲して自分が書きたいこと
を書いたものに過ぎません。まず、この記事が書かれた背景か
らお話しします。さる1月、大高氏がある韓国人を介して執拗
に面談を要請してきました。それでやむを得ず、“報道しない”
ことを前提に会って話をしたことがあります。その時の私的な
会話がこの記事の基礎資料になっているようです。同じ頃、
『週刊文春』からも二度にわたって面談の要請がありましたが、
それはすべて拒絶しました。ですからこの二つの面談要請が
どのような関係にあるのか、私としてはまったくわかりません。  
次に、私の発言に対する歪曲の事例を挙げます。1.記事では
『証言集1』に出てくる元日本軍慰安婦19名を、私がすべて
面談調査したと書いていますが、私はその人々に対する調査資
料の検討に全面的に関与はしたけれども、全員と面談調査した
ことがあると言ったことはありません。2.『証言集1』の調
査の際、元日本軍慰安婦かどうかを確認するのが大変だったこ
と、そしていま再検討してみると、1名は軍慰安婦ではなかっ
たようだと話したことはありますが、その調査の「実質的な調
査失敗」を言及したことは全くありません。3.河野談話は日
本軍慰安婦に対する既存の研究と若干の軍慰安婦に対する
事例調査に基づくものなので、日本軍慰安婦の存在を全面的に
否定できない限り、事例調査に多少不明確な点があるからと
いって河野談話を否定することは日本にとって得策ではない
と何度も忠告したが、大高氏は私がまるで「河野談話はおか
しい」と言ったかのように事実を歪曲しました。事実の歪曲
はこれ以外にもたくさんありますが、この程度にとどめてお
きます。そして、その日は日本軍慰安婦問題の本質について
も多くの話をしました。これまでの研究に基づいて、その日
私が提示した日本軍慰安婦問題の本質は次の通りです。「日
本軍慰安婦問題の本質は、上海事変(1932)から太平洋戦争
(1941~45)に至るまで、日本政府が日本帝国及び日本軍の
占領地で多くの若い女性たちを徴集し、日本軍の後方施設で
ある慰安所に留置して将兵たちの性的欲求を処理するための
兵站として使用したことである
」4月9日(終わり
)」
以上が安教授の反駁文を紹介した記事で太字部分が反駁文だが
立命館大学非常勤講師の山下英愛(ヤマシタヨンエ)さんが
翻訳したうえで9回に分けてツイートしたものだ。
 週刊文春の大高未貴のインタビュー記事は先の当ブログでも
指摘しているように「河野談話はおかしい」の項の安氏の発言
(今となってはこれも本当に安氏が言ったかさえも疑わしい)の「河野
談話が、ただ元朝鮮人日本軍慰安婦からの聞き取り調査だけ
に基づいて作られたとすれば、
それ自体がおかしいのです
」の文
言の「・・・たとすれば」と仮定の話なのに小見出しは「河野談話はお
かしい」と断定している。これなども明らかに歪曲を覗わせる内容
であったが、ここまでひどいとは思わなかった。この項目の最後の
部分に「-実際には何人の慰安婦から聞き取り調査をしたのですか?
『この本にのっている女性の十九人はすべて会いました・・・・・

さらに「挺対協には近づきたくない」の項では「ありえないことを
喋っている・・・・(苦笑)。最初に聞き取り調査をした際、日本軍を悪く
言う慰安婦は、実は一人としていませんでした。むしろ日本への憧れ
の気持ちを感じた
」と安氏が発言したかのように大高は書いているが、
安氏は「1.記事では『証言集1』に出てくる元日本軍慰安婦19名を、
私がすべて面談調査したと書いていますが、私はその人々に対する
調査資料の検討に全面的に関与はしたけれども、全員と面談調査し
たことがあると言ったことはありません
」と反駁している。
ならば、この部分は捏造ではないか。また週刊文春のインタビュー
記事のサブタイトル「当時の調査方法は全然ダメです」これは後の
慰安婦を利用している」の項に安氏の発言としている「・・・・
・今になって当時の調査方法は、反省してみますと、全然ダメです。
・・・・
」の安氏の発言から抽出したようになっているが、安氏は、こ
れを否定している。つまり、これも捏造ということになる。ここま
でくると、以上の部分に関する限り大高のインタビュー記事は歪曲と
いうより捏造記事になる。なぜ大高は、こうしてまで捏造・歪曲記事
を書くのか。先ずは大高未貴とは、どういう人物なのか考えてみた。
ウィキペディアを見てみると、週刊文春のインタビュー記事から
想像したとおりの愛国心の強い保守派のジャーナリストだった。
冒頭にフリーランスジャーナリストとあるので、いわば「一匹狼」
なのだろう。彼女はフェリス女学院大学というミッション系スク
ールを卒業した後、世界を放浪しPLOのアラファト議長等、世界の
有名人何人かのインタビューに成功し、タリバーン支配下のアフ
ガニスタンに潜入して「潜入ルポ」を「AERA」「文藝春秋」に発
表したとあるので、当時は相当の「野心家」だったと思われる。
しかし、現在は「チャンネル桜」という保守系のテレビ番組制作
プロダクションの「桜プロジェクト」のキャスターを週1回勤め
ているようだが、この「チャンネル桜」は、いわばローカルだ。
当方の知識不足がばれてしまうが「チャンネル桜」という名前を
初めて聞いたが、日本を象徴する桜を社名に冠しているので保守
系というのは容易に察しがつく。先の都知事選前まで、このチャ
ンネル桜の社長だった水島総氏は都知事選で田母神氏の応援演説
を行ったりしていることから保守系タカ派ということだろう。
従って「チャンネル桜」は保守色の濃い番組を制作しているものと
思われる。しかし、本来は健全であるべき「チャンネル桜」に所属
している大高未貴が、なぜ歪曲・捏造記事を書いたのか。
2004年8月から「チャンネル桜」のキャスターを週1回、今年8月で
10年になる。「AERA」「文藝春秋」の「潜入ルポ」で華々しくデビ
ューしたものの、その後いくつかの世界紀行ものを世に出したが
さほど売れずに鳴かず飛ばずの毎日だったのではないだろうか。
そこで、なんとか、これを打破しょうと飛びついたのが、産経新聞
が世論を喚起した「河野談話見直し論」で、この「ブーム」に乗る
ために「従軍慰安婦」で安教授に直撃インタビューすれば売れる記事
が書けると意気込んでのことであろう。実にさもしい根性だ。
その「さもしさ」を証明するのが週刊文春の大高のインタビュー記事。
内容は結論を急ぐあまり短絡的で論理性の欠如した記述が多い。
たとえば従軍慰安婦についての国連の「性奴隷」の定義を押さえる
ことなく「・・・・元慰安婦の手記を読んでいると、
貯金をしたり、ダイヤを買ったり、日本軍兵士とピクニックや宴会
を楽しみ、恋愛して求婚されたりといった実生活が綴られていますが、
これでも性奴隷という表現は適切なのでしょうか
?」
・・・かつて私が欧米人を取材した際、『貯金をしていた
慰安婦もいた』と説明すると・・・・
」と非常に情緒的で短絡的な記述。
更に「・・・・今回の安氏の告白により、さらにずさんな調査に
基づいた河野談話の根拠薄弱が一層明らかになったのも
事実だ。いまこそ日本政府は慰安婦証言の"実態"を調査
し偽りの友好関係に終止符を打つべきではないのか

安氏の「告白」を捏造・歪曲しておいて、この言い草は、何をか謂わ
んやだ。しかも「偽りの友好関係に終止符を打つ」などと勇ましく
言い放った言葉の裏には、何が何でもメジャーに這い上がろうとする
下劣な根性が見え隠れする。記述は煽るだけ煽って自らが注目される
ことしか考えていないため、その結果についての責任など念頭にない
理性を欠いた言辞は大高未貴の倫理観の欠如を証明している。
勿論、週刊文春も倫理観の欠如ということでは大高と一連托生だ。
大高が安氏のインタビュー記事を週刊文春に持ち込んだのか、ある
いは週刊文春側が大高に依頼したのかは、ここでは問題ではない。
いずれにしても週刊文春の編集部は自らの部数を増やすためになり
ふり構わず編集を行うという倫理観のなさで、大高の原稿に最終的に
手を加えて安氏のインタビューを更に捏造・歪曲の記事に仕上げた。
大衆誌とはいえ日本を代表する週刊誌が、このように倫理観を欠いて
読者を欺き国民を煽る行為は国益を損なうことになる。
 一方、安氏も脇が甘いというか、洞察力に欠けている。散々、日本
の保守系タカ派に利用されてきたというネットの記載があるが、大高
未貴なる人物について、事前の調査はしなかったのか?今年1月、「河
野談話見直し論」が日本の世論を席捲する中、保守系のジャーナリス
トがインタビューを申し入れたこと自体、利用されるかも知れないこ
とを察知できずにインタビューに応じたのは、あまりにも軽率だ。
ご自身は福井県立大学大学院特任教授の経歴を持っているのだから日
本の知人に調べて貰うなり相談すべきだったろう。利用された後で、
韓国のメディアで「つぶやいて」なんになる。反駁文は日本のAERAや
週刊朝日等に投稿して対抗すべきだったのではないか。人が良いとい
うだけで、およそ一流の「名誉教授」のやることではない。
  幸いに安倍首相が「河野談話を見直さない」と表明したことで
「河野談話」見直し論に組する世論は沈静化しつつある中で、週刊文
春の「大高未貴の安氏インタビュー」記事は時期を失した感がある。
従って当方が驚くほどの注目度はなかったのではないか。

大高未貴よ
保守にもリベラル派が
健在であることを忘れるな
君は保守の面汚しだ
何が何でも
這い上がろうとする
根性を
世論に影響を与える
メディアで
露出するのは控えろ







韓国客船沈没事故。韓国よ!慰安婦像建立を止め子供たちの命を守ることに心血を注げ!

2014-04-18 08:12:49 | 日記
韓国の大型旅客船が座礁して救助を求めているというニュース
が流れたのが4月16日の昼。客船が次第に傾き沈没していく映像や
被災者の家族の悲痛な叫びに、もらい泣きする日々が続き、3日目の
昼過ぎのニュースの映像には、船底も消えうせていた。そして今も
昼夜を分かたず懸命の救助活動が続けられているようだが、死者の
数だけが空しく増え続けて胸は痛むばかりだ。救助の一報が入ること
を祈りながらニュースの画面に釘付けになっている。
海難事故ではないが、日本でも人命軽視による重大事故が2005年4月
JR福知山線の脱線事故で107名の死者を出しているので、日本国民と
して他国のことをとやかく言う立場ではないが、修学旅行中の高校生
320人が事故に遭遇し、その大半が亡くなるか行方不明だ。この大惨事
を招いたのは人命を軽視した韓国の船会社や船長を始めとした乗員た
ち。難所の海域を経験の浅い3等航海士に任せた軽率さだけでなく、
「危険だから、その場から動かないように」と船内アナウンスをし
ながら船長はじめ乗員たち29人は船内に残っている多くの客を後に、
脱出したという。旅客船の乗員は、事故が発生した時は客救出・脱出
に全力を上げ、自らは最後に離船するように義務付けられている。船
長は客を見捨てて、先に救出され救出の受付では「一般人」と記載し
たとの報道には唖然とした。「ひどいなあ」思わず口をついて出た
と同時に怒りがこみ上げてきた。この時、約60年前の、修学旅行中の
小学生を中心に168名の犠牲者をだした紫雲丸沈没事故を思い出した。
ウィキペディアを見ると
第三宇高丸側は衝突後、損傷状況から直ちに紫雲丸の沈没を
予見した。紫雲丸機関室への浸水を防ぐためと、避難する船客の
移乗を図るために左舵一杯に取ったまま機関を全速前進として紫雲
丸を押し続け、浸水の緩和を試みた。乗客は次々に第三宇高丸に逃
げたが、船内には多数の児童が残されていた。引率の教員の中には
、第三宇高丸に一旦避難した後、再び船内に戻り犠牲となった例も
あった。修学旅行の途中で、持っていた家族への土産等を探すなど
して逃げ遅れたことが、被害を大きくしたと言われている。・・・
・・紫雲丸は衝突から数分後の7時2分頃、乗務員等の懸命の作業の
甲斐なく左舷に横転し沈没した。その際、中村正雄船長は退
船を拒否し、ブリッジに残り船と共に海中に沈んだ

 日本は韓国と同じく人命を軽視する傾向はあるが、事故になった時の
対応は全く違う。韓国の「セウォル号」は穏やかな海上での操船ミスに
よる、いわば自損事故で、紫雲丸は濃霧の中の衝突事故だ。
ところが珍島沖で沈没した韓国旅客船は、日本の船だったという報道
があり、一部では「危険な船を日本は韓国に売りつけたので日本側の船
会社にも、建造した日本の造船会社にも責任がある」という馬鹿げた論
調もあるようだが、船舶業界にも中古市場はあり、日本に限らず建造
して20年程度で仲介業者を通して取引されている。当然、売買に当た
っては車と同じで事故歴があれば事故の証明書、修理歴、船体、機関
等の現況を仲介業者に書面をもって報告して売却を依頼する。仲介業
者も自らの点検方法で売却する前に売主の報告に間違いがないかチェ
ックするはずだ。仲介業者から紹介を受けた買主は仲介業者が提示し
た報告書を吟味した上で船の専門家を伴って船体のチェック、機関の
チェックを行い、場合によっては試運転までするはず。それで納得で
きれば契約成立となる。セウォル号の船会社は、その上で船を購入し、
増築したのだろう。中古客船を安全に使用したいのであればリニュー
アルに際して、船体に負担がかかる増築など以ての外だ。階層を一段
増やして船体の重心を上げ、客数を100人増やすような無謀なことは
止めて、船体や機関への負担を軽減するために、むしろスリム化さ
せるべきだったろう。これが「日本責任論」への反論の論点の一つで、
もう一つの論点は、セウォル号の前身は日本のマルエーライン社の
「フェリーなみのうえ」として1994年6月に竣工して2012年10月に退
役するまでの18年間、無事故で通している。退役するまでの18年間
無事故だった「フェリーなみのうえ」を韓国の海運会社は改造した
うえ、1年半足らずで今回の事故に至らしめた。増築がなされた以上、
それは改修ではなく改造だ。18年間、無事故だった船舶を改造した時
点で、売主のマルエーライン社のセウォル号に対する瑕疵担保責任は
消滅したことになる。また、「フェリーなみのうえ」より1年後に就
航した「ありあけ」号が同じ造船会社で建造されているため、「あり
あけ横転事故」をセウォル号の事故と同じ事故だとする韓国の論調
があるようだが、「ありあけ」は海が時化ているなかでの事故だ。
ウィキペディアで
事故原因は、復元力が低下する追い風航行中に、左舷方から高波を
受けて右舷側に25度の傾斜が発生したことで、固縛されていない積載
コンテナが横滑りして固縛されていたコンテナや車両などに荷重が加
わって固縛装置が破断して右舷側に積載物が寄り、これにより船体が
左急旋回し、旋回中に第二波を受けて傾斜が40度を超えて完全に復元
力を失ったことにあった
」との事故調査結果があるが、セウォル号は
韓国国立海洋調査院の発表によると、「現場周辺は水深27m-50mで
目立った暗礁はなく、16日午前時点で視界は良好、波高約1mと、航行
の安全に影響するような自然条件はなかった
」というもの。穏やか
な海を航行していて自ら航行能力を喪失したものだ。比較するほうが
可笑しい。
更に最新のニュースに「セウォル号は事故当時、基準の3倍以上の
約3600トンの過積載があったのではないか」という指摘があるようで、
これはセウォル号が復元力を維持するための上限987トンの3倍以上と
いうことで、これが原因で左右に揺れながら航行していて、最後に
は操舵さえ不可能になったものと判断される。更に今朝のニュースで
は船体を軽くし推力を得て燃料を節約するために、「復元力」を保持す
るための「バラスト水」の取水制限を行なっていたのではないかと取り
沙汰されている。過積載も日常化しているといわれる韓国海運業界も批
判の矢面に立たされ、この監視・指導に当たっている韓国政府の対応に
批判が集中しはじめた。
 事故の真相が徐々に解明されつつあるので、どこの、誰の主張が正し
いかは日を待たずして分かる。だから感情的な応酬は控えるべきだ
が、ことほど左様に日本のネット世論を見ると日本のブログやサイト
のコメントでは論調とは程遠い感情的な言説や反発・攻撃が多く見受
けられる。
例えば日本政府が韓国政府に救援を申し入れたものの、韓国からは救
援を拒否されたことに、あるブログは「反日だ」と騒いでいる。だった
ら阪神淡路大震災の時、米国をはじめ世界のいくつかの国々からの
救援の申し出を断ってしまった日本政府の対応は「反世界」と言う
ことになるが、どう弁解するつもりだ?「反日」と叫ぶなら、もっと
学習すべきだろう。
更に修学旅行で犠牲者を出した韓国の檀園高校を調べて、檀園高校が
「竹島(独島)守る決意大会」に参加し今回の行き先も済州抗日記念館だ
ったので「反日」だとして、「罰が当たった」などの低レベルの言説は
、あまりにも稚拙で短絡的だ。韓国の学校が愛国主義教育の一環とし
て子供たちを誘導し動員したからといって、それをそのまま「反日」と
決め付け騒ぐべきではない。
 こう言えば当方も「反日」だとか「売国奴」などとレッテルを貼られ
るかもしれないので、当方の過去の「語録」を披瀝しておく。今から
18年前の1996年12月に起きたフジモリ大統領在任中の「ペルー日本大
使公邸占拠・人質事件」。日本政府も打つ手がなく膠着状態で解決の見
通しがつかないまま、年が明けたある日、当方は外務省に電話を掛け
て叫んだ。「なぜ全権大使を現地に派遣しないのか。直ちに全権大使
を派遣して人質の解放交渉をすべきだ。そして解決できないと判断し
たらアメリカに頼んで特殊部隊を突入させて人質を救出すべきだ」
「遠い南米の地で頑張っている日本の末裔の足を引っ張る気かっ」
31年前の1983年のソ連軍戦闘機による「大韓航空機撃墜事件」。ニュー
スが流れて、すかさず当方はソ連大使館に抗議の電話をした。大使館
は最初は日本語での丁寧な対応だったが、激昂している当方は構わず
叫んだ。「民間機が誤侵入した場合は戦闘機が警告をしたうえで領空
外に誘導するのじゃないのか。民間機を撃墜するとは、何事かっ。
日本から出ていけっ!」ソ連大使館の職員は急にロシア語で話していた。
当時、当方は韓国に関心があったわけではないが、人の生命に国境は
ない。だから今回の沈没事故も当方に限らず多くの日本人が心を痛
めているはずだ。まして、これから大学へ進学するか社会に出て、
洋々たる人生が待ち受けていたのに、多くの高校生たちが夢を断た
れ命を絶たれてしまった。迫りくる海水を前に、死を覚悟して死ん
でいかなければならない状況を子供たちに与えたという過酷を思
うと涙を禁じえない。
韓国よ!子供たちは韓国だけの宝ではないぞ。世界の宝。アジアの
宝。そして隣国同士の宝。この共有する「子供」というかけがえ
のない宝を前にして大人のエゴがあってはならない。大人のエゴとは
人命軽視の利益至上主義ばかりではない。隣国同士で大人同士が憎
しみ合うのも大人のエゴだ。日本にも従軍慰安婦問題をはじめとし
た歴史認識に依然として隔たりが大きく、これを冷静に客観的に精査
することなく感情的に国民を煽る保守系政治家や保守論客たちの言
動には、当方をはじめ多くの日本国民が辟易しているのも確かだ。
韓国よ。そして韓国の国民よ、憎しみ会うのを止めようではないか。
従軍慰安婦像の建立も止めて欲しい。憎悪をもって憎悪を招くやり
方は、いつか互いの生命を傷つけあうことになる。それが次代を担
う子供たちへ波及する。この事故で亡くなった方々・子等も、それ
を望んではいまい。これを機に憎しみの連鎖を断ち切ろう。それが、
この事故に限らず東日本大震災で亡くなった方々への供養でもある。
韓国よ
従軍慰安婦像の
建立を止め
子供たちの
命を守ることに
心血を注げ


 





週刊文春「慰安婦『調査担当』韓国人教授が全面自供」を読んだ!

2014-04-05 12:25:33 | 日記
週刊文春と大高未貴の「慰安婦・教授全面自供」許せない捏造・歪曲記事!
産経新聞の 河野談話見直し「合作」表現の妙!
河野談話見直し!産経新聞の終わりの始まり!
河野談話見直し。国民を欺く産経新聞!
河野談話見直しの虚妄!Ⅱ産経新聞のテイタラク!
河野談話見直しの虚妄!Ⅰ
読売新聞の週刊文春の見出し広告を見て、ギョッとした。
ブログのタイトルの如く「慰安婦『調査担当』韓国人教授が全面自
」とあったので、韓国人の教授が警察に捕まって「従軍慰安婦の
聞き取り調査」はでっち上げだったと「自供」したのかとひやりと
した。産経新聞の政治部記者をめった打ちにしているだけに、内心
「しまった!」と思い、週刊文春を買ってきた。記事を読んでみると
なんということはない内容で「全面自供」などと謳ったタイトルは
「自供」ではなく「告白」ということで週刊文春のいつもの手口
だった。自供という言葉の意味は自分の犯したことを自ら述べる
ことをいうはずだが、この直撃インタビューをしたジャーナリスト
大高氏は安教授に従軍慰安婦の聞き取り調査に犯罪的要素がある
と判断して、このようなタイトルをつけたのか?そうじゃあるまい。
編集部がセンセーショナルなものにするために「これで行くぞ」
と大高氏の意見を押し切ったのではないのか?
そもそも河野談話等従軍慰安婦に関して安倍首相が「河野談話・
村山談話を継承する」と発表した後の週刊文春のこの企画は、
どういう意図があるのか?安倍首相の発表を機に日韓の軋轢を
沈静化させたい政府の意向に反して、いまだ治まらない「河野談話」
見直しの世論に油を注いで、世論の力で政府に「河野談話」を
取り消させ、韓国と従軍慰安婦問題で黒白をつけて韓国を黙ら
せようということか?それができるのであればそれでいいのだが、
むしろ逆効果だろう。なぜか?韓国は実に幼稚で、憎悪で憎悪を
呼び起こそうとする手法に固執しているからだ。同じ土俵での喧騒は
韓国の思う壺だ。ますます世界のあちこちに「従軍慰安婦像」を
建立していくことになる。日本は世界第三位の経済大国だ。泰然と
構えて、しかし冷静に反論していけば良い。その内、韓国が再びデ
フォルトになって支援を請う時が来る。その時こそチャンスだ。
世界各所に建立している「従軍慰安婦像・碑」を撤去しない限り
援助をしなければいいだけだ。
その時が、もうしばらくしたら来る。それをじっと待とう
さて話を元に戻して週刊文春の記事を吟味してみるが、ネットを
調べてみると従軍慰安婦の調査を行ったのは安氏だけではない。
彼こそ九〇年代初頭、韓国で慰安婦の実態調査を行った最初の研
究者である
」とあるが、それはあくまで「研究者」として「最初」であり、
その活動は「九〇年代初頭」に過ぎない。その10年前の八十年代
から実態調査を行い、後に救済活動へと発展させた「挺身隊問題
対策協議会」元代表の尹貞玉氏等複数の韓国人の女性たちがいる。
本来ならば、彼女らの意見も聞くべきであろうが、運動を先鋭化さ
せているだけに安氏とは対照的な意見しか期待できまい。だから
といって安氏の話だけでは大高氏のインタビュー記事を読む限り
心もとない。例えば小見出しの「河野談話はおかしい」の項の記述で
安氏の発言「河野談話が、ただ元朝鮮人日本軍慰安婦からの聞き
取り調査だけに基づいて作られたとすれば
、それ自体がおかしい
のです
」これを約めて「河野談話はおかしい」は本当におかしい。
なぜなら「河野談話」は元朝鮮人日本軍慰安婦からの聞き取り調査
だけに基づいたものではないからだ。
次の「挺対協には近づきたくない」の「そういって安氏は同書を
手に取り目次を眺めながら『この人、今になって思えば間違いです』
と強い口調でページの一部を指した。『勤労挺身隊から慰安婦に
ー姜徳景』と題された証言である。『この女性が挺身隊として
富山県に動員されたのは学籍簿を確認したので確かです。ただ
軍慰安婦とはいえません。この女性自身は【軍部隊で慰安婦として
働いた】と証言していますが、当時、日本本土に本格的な軍慰安
所があったという主張はおかしい。日本本土には本格的な遊
郭があったので、あえて軍の慰安所を設置する必要はなかった

このくだりは安氏の従軍慰安婦研究者として未熟さを露呈した
部分だ。日本本土に本格的な軍慰安所はなかったと主張しているが
「河野談話」の内閣官房外政審議室の発表に日本軍の慰安所の
設置場所に「(3)慰安所が存在していた地域
 今次調査の結果慰安所の存在が確認できた国又は地域は、日本、
中国、フィリピン、インドネシア、マラヤ(当時)、タイ、
ビルマ(当時)、ニューギニア(当時)、香港、マカオ及び仏領
インドシナ(当時)である
」これを裏付ける資料等がネット
にあったので、ブログ「従軍慰安婦問題を考える」の一部を転記さ
せて頂いた。
【公文書】
場 所  根 拠
備 考 等
北海道(釧路) 【根拠】
<第三魚雷艇隊戦時日誌 1944年7月> (注1)
三魚艇隊機密第二号ノ二
第二 出征中ノ事項
(ロ) 七月二十日海軍指定食堂及当市遊郭ヲ視察点検シ洗滌室ノ
完備其ノ他 以下省略
【備考等】
遊郭を視察して、衛生状況が良好なところを慰安所として指定した
という話。海軍第三魚雷艇隊は釧路市内にあった遊郭を指定した。
小笠原諸島 【根拠】
<父島要塞司令部参謀部陣中日誌 1942年5月> (注1)
五月九日曇
防衛報告娯楽所ニ関スル件
三、東部軍参編電第二〇二号
「娯楽所(女)洲崎ヨリ二十六名、吉原ヨリ十五名業者に於テ準備シア
リ十五日頃出帆ノ芝園丸ニテ輸送ノ予定ナリ、人員ノ数差支ナキヤ返
五月十二日晴
防衛報告娯楽所ニ関スル件
四、東部軍参編電二一〇号
「十五日出帆芝園丸ニテ洲崎、吉原ヨリ女各十名宛付属人員十名
合計三十名貴地ニ到ル一応到著後ノ処置並ニ爾後ノ娯楽場ニ関ス
ル件ハ貴部ニ於テ業者ヲ指導サラレ度」以下省略

このように日本本土に軍慰安所があったのに安氏は「日本本土には
本格的な遊郭があったので、あえて軍の慰安所を設置する必要はな
かった
」と思い込みで話をしている。韓国のソウル大の名誉教授と
いうのは、この程度なのか?およそ権威というには、程遠い言辞。
「パリパリ」精神つまり「どうでもいいから急いで」の大雑把な韓国の
国民性そのままではないか。これが日本の東大の教授であれば、研
究対象と関連する事柄は他国の事情や史実についても、対象国の学
者と何の遜色もなく知悉していて、むしろ地元の学者さえも舌を巻
くほどなのだ。
従って安氏は日本だったら、差し詰め日本の三流大学の「講師」程度
と評したほうが良い。それを大高氏はお墨付きを貰ったように、
ありがたがって笑止千万だ。
この後、「これらの証言の信憑性を安氏に問うた。『ありえないことを
喋っている・・・・・(苦笑)。最初に聞き取り調査をした際、日本軍を
悪く言う慰安婦は、実は一人としていませんでした。むしろ
日本への憧れの気持ちを感じた

どうも理解できないのは、わざわざ名乗り出た従軍慰安婦が
日本への憧れの気持ちを持っていただろうかということだ。
ジャーナリストだったら、ここで安氏に疑問を呈するのが
普通だろう。編集したのか?
そして「なぜそういった当初の証言が消され、日本軍を糾弾
するかたちで過激な表現に変容して言ったのでしょうか。日本
軍を悪しざまにけなすほど挺対協のような活動家が『よく言った!』
と慰安婦を褒め、盛り上がるから?『そういうところもありますね
・・・・。実を言えば、私はもう挺対協には近ずきたくないのです
』」
これではまるで安氏の言説をまるっきり認めたうえで、誘導尋問
したことになる。
従って「慰安婦を利用している」の項では大高氏は
・・・・挺対協は・・・・・慰安婦と称する女性たちに一方的な捏造
証言をさせたりしている
」と記述して、「反挺対協」の立場に立
ってしまっている。ジャーナリストは安氏と対峙する挺対協にも
取材して、その記事も紹介しながら公正な立場で批判なり検証する
のではないのか?更に「・・・・・今になって当時の調査方法は、反省して
みますと、全然ダメです。理想を言えば、慰安婦問題が社会的に大きな
問題となる前に、慰安婦たちと何年か一緒に生活をしながら調査する、
そんな報告書なら私は信頼できると思います。・・・・・
」と述べた安氏の、
その理想を安教授が取り組む10年前から実践していたのが挺対協を
作った尹貞玉さんたちだ。「慰安婦」問題にとりくむ福岡ネットワーク
のブログを参考にさせて頂き、その一部を転記した。
挺身隊問題対策協議会の元共同代表の尹貞玉(ユン・ジュンオク)
さんも挺身隊に取られるのを避けるために両親の勧めにより退学した
とのことです。(「平和を希求して」尹貞玉著 白澤社)
4、挺身隊=慰安婦の言説のはじまり
尹貞玉さんの上記著作の記述に続いて、「45年8月15日の解放以降、
連行されていった学徒兵や軍属らが、どっと洪水のように帰ってく
るようになりました。しかし、連れ去られていった女性たちが帰っ
てきたということを聞きませんでした。それはあまりにもおかしい
ことではないかと私は思ったので帰ってきた男性たちから証言を聞
くことにしたのです。そのときに日本の軍需工場で働くといって連
れ去られた女性は、実は工場ではなくて戦場で『慰安婦』にさせら
れていたことを聞き、」驚愕したとあります。
彼女は1980年から「慰安婦」被害女性たちの足跡調査を始め、その
調査結果を90年1月にハンギョレ新聞に発表し、日本軍「慰安婦」の
存在を世に知らしめました。金文淑さんも、1989年の東亜日報
の記事で、日本人の城田さんが朝鮮人女性を初めとする従軍慰安婦
の鎮魂碑を建てたということを知り、驚きました。彼女は挺身隊に
行くまいとして逃げることができたけれど、挺身隊から逃げるすべ
を持たなかった田舎の若い娘たちは『慰安婦』にさせられていたの
かと胸を衝かれ、「慰安婦」被害者を探す旅を始めます。

これを読むと尹貞玉さんの同胞への切実な思いが伝わってくる。
戦後の「引き上げ者」の中に同胞の女性がいないことを不審に思い
訪ね歩く姿に胸を打たれるが、その尹貞玉さんの思いが、どうして
今日のような愚劣な行動となってしまったかを、大高氏は安氏だけ
の目線でなく尹貞玉さんら挺対協の考えも取材した上で、批判レポ
ートを書くべきだったのではないか。これがないから安氏の言いた
い放題という印象が強くなっている。「(慰安婦たちは)挺対協と
一緒になってワーワーやっているうちに精神的に汚れてしまっ
たんでしょう。
・・・・・」およそ名誉教授の口から発せられたとは
思えない下劣な表現だ。
しかも安氏は名誉教授でありながら「名誉毀損」になりかねない推測
を平然と口にする。「実は・・・・戦前のみならず、当時(九〇年代)、
韓国には売春婦がたくさんいたのです。ですから私は最初、彼ら
(挺対協)の目的は、戦前の慰安婦問題だけでなく、現時点で韓国
女性が(これ以上)売春婦にならないようにと、何か手立てはない
ものかという目的で研究をはじめたと思っていたのです
」安氏は
研究者でありながら、従軍慰安婦を発掘した尹貞玉さんら先駆者
たちのことを「研究」していないことを図らずも吐露してしまった。
大高氏や安氏に断っておくが、「強制連行」についても「河野談話」は
バタビア軍事裁判の「白馬事件」等を念頭に置きながら「官憲等が
直接これに加担したこともあった」としているが、すべての従軍
慰安婦が「強制連行」されたとは言ってはいない。しかも従軍慰安
婦には「その出身地のいかんを問わず」と朝鮮人従軍慰安婦のみを
対象にした談話ではないことを明確にしている。
大高氏は、この程度の人物をまともに相手にしていることになる。
続けて安氏曰く「ところが彼らは、"日本の帝国主義の犠牲者
(=慰安婦)"という枠組みでしか発信せず、慰安婦問題はいつのまにか
反日運動と化した・・・・
」この安氏の発言を受けて「つまり不本意
だった安氏の調査報告は、その後、挺対協によって都合よく歪曲され
さらなる捏造証言で膨張し、世界に広められたのである
」と大高氏は
胸を張るが、韓国側の「調査報告書」は安氏だけで作成したのでは
ないことを大高氏は見落としていないか?それと、こういう言説を
繰り広げる人物にインタビューしたことを恥ずかしいとは思わなか
ったのか?
そして次「"性的奴隷状態"?」の項。大高氏は冒頭「だが、その
ヒステリックな抗議活動の結果、従軍慰安婦は「性奴隷("SexSlave")」
として国連で認定され、国連人権委員会に提出された九六年の
「女性への暴力に関する報告書(クマラスワミ文書)」に明記された

この記述は、いかにも一方的過ぎる。先の当ブログでも触れたが
「性奴隷」を取り上げるように国連に最初に働きかけたのは、他な
らぬ日弁連なのに、大高氏は失念したのが?それとも愛国心から
発した思いの丈なのか?しかも大高氏も安氏も、その後の質問や
安氏の答えを読む限り、この二人は国連の「性奴隷」についての
定義を全く知らないのではないかと思われる。
・・・・元慰安婦の手記を読んでいると、貯金をしたり、ダイヤ
を買ったり、日本軍兵士とピクニックや宴会を楽しみ、恋愛して
求婚されたりといった実生活が綴られていますが、これでも性奴隷
という表現は適切なのでしょうか
?」一部の慰安婦の手記を取り上
げてのこのような質問はいかがなものかと思うが、応えるほうも応
える方で「性奴隷、奴隷制度といった言葉は、手錠、足枷をかけて
強制連行したようなイメージが浮かびますが、それはありえません。・・

と、安氏はこの程度の答えしかできない。加えて大高氏は「・・・かつて
私が欧米人を取材した際、『貯金をしていた慰安婦もいた』と説明
すると・・・・
」と、国連の「性奴隷」の定義も知らずにこの程度の記述。
ウィキペディアを見てみると
マクドゥーガル報告書において性的奴隷とは、奴隷制(奴隷状態)
の一形態であり、1926年の奴隷条約において『奴隷状態とは、所有権
を伴う権力の一部もしくは全部が一個人に対して行使されている
状況状態である』と定義」
「具体的関係の中でより従属的立場の者が、より支配的立場の者に
より意思に反して継続的に性的行為を強要される状況(その多くは
退去(移動)の自由・性的自由を一部あるいは全て奪われる)での
その人・関係・状況・状態を指して、性的奴隷と呼ばれる[1]。人を
性的奴隷状態におくことは、奴隷化することの一形態であり、本人
の自己決定権や性的活動などに関する決定権の制限を特徴とする[2]。
)」とある。
国連の「性奴隷」の定義に言及することなく、最後には案の定、「・・
・・今回の安氏の告白により、さらにずさんな調査に基づいた河野
談話の根拠薄弱が一層明らかになったのも事実だ。いまこそ日本
政府は慰安婦証言の"実態"を調査し偽りの友好関係に終止符を打
つべきではないのか
」と勇ましく読者に呼びかけているが、
政治的な配慮はしなくて良いのか。万が一、大高氏の、この締めく
くりに呼応して「河野談話」見直しの世論が沸騰したら大高氏は
さぞ満足であろうが、結果、米国が懸念する日米韓の連携にひびが
入るだけではなく、日本は世界から蔑まれ、完全に孤立する。
そのことをジャーナリストとしては考えなくても良いのか?とにかく、
このインタビュー記事を読む限り、インタビュアの愛国心が露出し
過ぎた感があるのと、安氏側の論理は、日本にとっては、まことに
都合が良く、このインタビュー記事からは一方的な印象だけが残る。
拝啓
ジャーナリスト 大高美貴殿
週刊文春から
報酬を貰って
この程度の
インタビュー記事しか
書けないのか
調査力
洞察力
構成力
なってないじゃないか
当方の所へ来い
文章はへたくそだが
添削してあげる