漫トラ日記

現実生活空間&脳内妄想空間を日々マンガに浸食される主婦の怠惰な日常

読書メーターまとめ(2014年6月23日~6月29日)

2014年07月01日 20時45分19秒 | 読書メーターまとめ
2014年6月23日 - 2014年6月29日の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:796ページ

花咲ける青少年 特別編 4 (花とゆめCOMICSスペシャル)花咲ける青少年 特別編 4 (花とゆめCOMICSスペシャル)
☆☆☆ マハティ編完結。王となったマハティがひたすらカッコいい。王を尊敬し、よき第二婦人なろうとするセレイラの仄かな恋。裏切り者だと思った第一婦人の意外な素顔。三者三様の思いが良くまとまってる。ラストのナイジェラとベナジルが良い味出してる。後半は立人パパ編。立人の両親て、なんか想像できなかったのだけど、やっぱり掴めないキャラだった。ラストで倣劍がいみじくも語ったように、人間としての血肉が足りないような感じ。佳人薄命。倣東施おじさんは相変わらず。事業家としての出来はともかく、人間味があって憎めない
読了日:06月27日 著者:樹なつみ

鹿鳴館秘蔵写真帖―江戸城・寛永寺・増上寺・燈台・西国巡幸鹿鳴館秘蔵写真帖―江戸城・寛永寺・増上寺・燈台・西国巡幸
☆☆☆ タイトルから鹿鳴館の写真集かと思ったら、鹿鳴館に収蔵されていた写真集。明治初期に撮られた江戸城の写真が多く、今では想像も出来ないその威容に圧倒される。が、手入れがされてないのか、瓦や庭にはぺんぺん草が生え、白壁が所々剥げ落ちているのがもの哀しい。江戸の町並みが写されているものがあり、それが浮世絵そのもの。見てるだけで楽しい。図書館本。欲しいけど、高くて手が出ない。ちなみに、この写真集を含め鹿鳴館の調度は戦後GHQに接収され、これ以外はほとんど散逸してしまったとか。戦争に負けるって悲しい(涙)
読了日:06月27日 著者:

鬼平犯科帳〈12〉 (文春文庫)鬼平犯科帳〈12〉 (文春文庫)
☆☆☆ やっぱり一番面白いのは『密偵たちの宴』。昔の稼業が忘れられずに、つい悪戯心が起きて・・・平蔵にばれたと知ったときの密偵たちの顔を想像すると可笑しい。でも、金貸しの因業爺はそのまま?その点は『高杉道場・三羽烏』の念誉和尚の方が可愛い。『白蝮』はレズ話。ホモ話の『一本饂飩』には滑稽味と愛を感じたのだけど、オナベには何と手厳しい。時代劇という設定ってのもあるけど、女性描写にバイアスがかかってるよな~。『二人女房』軍兵衛再登場。弱いところが憎めなかったのに、マジメに強くなったら面白くないぞ。
読了日:06月26日 著者:池波 正太郎


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