漫トラ日記

現実生活空間&脳内妄想空間を日々マンガに浸食される主婦の怠惰な日常

読書メーターまとめ(2014年6月30日~7月6日)

2014年07月07日 20時57分00秒 | 読書メーターまとめ

2014年6月30日 - 2014年7月6日の読書メーター

読んだ本の数:4冊

読んだページ数:1001ページ

レンズが撮らえたF.ベアトの幕末レンズが撮らえたF.ベアトの幕末☆☆☆ 幕末(1863年ごろ~)来日したフェリーチェ・ベアトの写真集。先日みた『鹿鳴館秘蔵写真帖』と同じ写真もかなりあった。ちょんまげ姿の日本人や昔の宿場町などが多くあって、時代劇(鬼平にはまり中なので)の中に入り込んだ気分。永代橋や愛宕山神社からのパノラマ写真が壮観。広大な大名屋敷と瓦の波が果てしなく続く江戸の町並。当たり前の事だが、ビル一つない景色を見ると、本当に時代の流れを感ずる。ほとんどは楽しく見ていられるが、磔死体とさらし首のページにはショック!江戸のダークな一面を突きつけられた。読了日:07月05日 著者:小沢 健志

鬼平犯科帳〈14〉 (文春文庫)鬼平犯科帳〈14〉 (文春文庫)☆☆☆ 伊三次が~~~!!(涙)ショックで他の感想がぶっ飛びそうになった。粋でいなせな兄さんのイメージだっただけに、良い男が一人消えて寂しい(他の密偵はオヤジばかりだもんなぁ)。兎忠は良い奴だ。最初の『あごひげ三十両』人死が無いし、若年寄の堀田摂津守をへこます痛快さがいい。『尻毛の長衛門』名前見ただけで笑える。『浮世の顔』男はみんなケダモノよ、という話。ラストの『さむらい松五郎』がこの巻の一番。兎忠が関わると、何でこう話に滑稽味が出て来るのだろう。本格盗めの蜂蔵が無事だったのも良い。蜂蔵は伊三次の後釜?読了日:07月04日 著者:池波 正太郎

人間失格 (まんがで読破)人間失格 (まんがで読破)☆☆ 絶対挫折しそうな本なのでずっと敬遠してきたが、マンガなので何とか読めた。内向的で自我を出せない葉蔵が酒と女と麻薬に溺れ、転落していく話。予想はしてたけど、まぁ暗い!後味悪い!今後も原作は手に取ることはないだろう。主人公葉蔵はいろいろ考えすぎで、一言で言えば社会不適応症の「面倒臭い奴」。人間が理解できない恐怖というのは共感力の欠如としか思えない。こういう影のある破滅型人間は少女マンガの中なら美化できるが、現実では・・・読了日:07月01日 著者:太宰 治,バラエティアートワークス

鬼平犯科帳〈13〉 (文春文庫)鬼平犯科帳〈13〉 (文春文庫)☆☆☆☆ 『熱海みやげの宝物』湯治に出かけても盗賊に出会う平蔵。ヤボと知りつつ突っ込みたくなる確率(笑)。『殺しの波紋』『夜針の音松』『春雪』闇に落ちていく与力。妻を強姦した同心。金に目が眩んで妻の実家を売る旗本。ろくでもない侍ばかり。それに対して『墨つぼの孫八』や『一本眉』の盗賊の方が一本筋が通っている。この巻の一番はやっぱり『一本眉』。お互いの正体を知らない兎忠と一本眉のすれ違いが面白い。一年後、一本眉の親分が平蔵や兎忠とどんな出会いをするのか、楽しみ。読了日:07月01日 著者:池波 正太郎
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