問題 121 入院中の高齢者の看護について、正しいものを一つ選べ。
1 訴えがないときは、声かけをしない。
2 症状の変化に敏感に反応するため、異常の発見がしやすい。
3 行動範囲が狭くなり、筋萎縮や関節可動域の低下に至る危険性が高い。
4 日常生活の完全自立ができるように援助する。
(◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
・正解 3
1 訴えがないときも、声かけをする。
2 症状の変化に敏感に反応するため、異常の発見がしやすいわけではない。
3 行動範囲が狭くなり、筋萎縮や関節可動域の低下に至る危険性が高い。
4 日常生活の完全自立ができるように援助するわけではない。
問題 122 高齢者の転倒について、誤っているものを一つ選べ。
1 転倒を予防するには動きやすい服装にする。
2 わずかな段差で転倒しやすい。
3 転倒の内的要因に平衡機能の低下がある。
4 降圧薬の服用は転倒に影響しない。
(◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
・正解 4
1 転倒を予防するには動きやすい服装にする。
2 わずかな段差で転倒しやすい。
3 転倒の内的要因に平衡機能の低下がある。
4 降圧薬の服用は転倒に影響する。
※降圧薬=血圧を下げる薬
降圧薬の副作用=めまい、ふらつき、頭痛など
問題 123 高齢者の大腿骨頸部骨折の看護について、正しい組合せを一つ選べ。
a 人工骨頭置換術後は脱臼を予防するため、股関節を屈曲する。
b 術後は回復を促進させるため、ベッド上安静を長くする。
c 一時的にせん妄が起こりやすい。
d 腓骨神経麻痺をおこしやすい。
1 a、b 2 a、d 3 b、c 4 c、d
(◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
・正解 4
a 人工骨頭置換術後は脱臼を予防するため、股関節を屈曲するような姿勢は避ける。
b 術後は回復を促進させるため、ベッド上安静は必要であるがベッド上で座るなどのリハビリテーションも開始する。
c 一時的にせん妄が起こりやすい。
d 腓骨神経麻痺をおこしやすい。
問題 124 認知症高齢者の看護について、正しいものを一つ選べ。
1 日常生活に変化をつけるため、定期的に病室を変える。
2 物を取られたとの思い込みがあるときは、まず先に取られていないことを説明する。
3 徘徊しているときは制止する。
4 自尊心やプライドを尊重する。
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・正解 4
1 定期的に病室を変えることは高齢者にとってストレスとなる。
2 物を取られたとの思い込みがあるときは、否定も肯定もせず、共感しながら一緒に探す。
3 徘徊しているときは、安全を確保しながら共感する姿勢で付き添う。
4 自尊心やプライドを尊重する。
問題 125 高齢者の術後せん妄について、正しい組合せを一つ選べ。
a 主な症状は意識障害(意識混濁)に幻覚、妄想及び興奮などを伴う。
b 1 日のなかで症状の変動はない。
c 2 週間前後に発症する。
d 苦痛の緩和と安全の確保に努める。
1 a、b 2 a、d 3 b、c 4 c、d
(◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
・正解 2
a 主な症状は意識障害(意識混濁)に幻覚、妄想及び興奮などを伴う。
b 1 日のなかで症状の変動がある。
c 術後1~3日たってから発症する。
d 苦痛の緩和と安全の確保に努める。
問題 126 高齢者の慢性閉塞性肺疾患の看護について、正しい組合せを一つ選べ。
a 労作時において呼吸困難や咳嗽 は出現しない。
b ADLの低下はみられない。
c インフルエンザ予防にワクチンの接種をすすめる。
d 重症になると呼吸不全に陥る。
1 a、b 2 a、d 3 b、c 4 c、d
(◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
・正解 4
a 労作時において呼吸困難や咳嗽が出現する。
b ADLの低下がみられる。
c インフルエンザ予防にワクチンの接種をすすめる。
d 重症になると呼吸不全に陥る。
※ADL=日常生活動作(歩行、階段の上り下り、食事、トイレなど)
問題 127 次の用語の説明について、誤っているものを一つ選べ。
1 リプロダクティブヘルス/ライツは、性と生殖に関する健康と権利と訳される。
2 ドメスティックバイオレンスは、親が子どもに対して行う暴力のことである。
3 母子健康手帳は、妊娠、出産、育児に関する母親と子どもの健康の記録である。
4 母体保護法は、母体の生命・健康を保護することを目的としている。
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・正解 2
1 リプロダクティブヘルス/ライツは、性と生殖に関する健康と権利と訳される。
2 ドメスティックバイオレンスは、家庭内・同居者間での暴力のことである。※ドメスティック=家庭内の
3 母子健康手帳は、妊娠、出産、育児に関する母親と子どもの健康の記録である。
4 母体保護法は、母体の生命・健康を保護することを目的としている。
問題 128 妊娠 12 週の妊婦の健康診査時の看護について、正しいものを一つ選べ。
1 子宮底を測定する。
2 胎動を感じるか確認する。
3 尿検査で尿糖と尿タンパクの有無を調べる。
4 次回は 2 週間後に来るように説明する。
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・正解 3
1 子宮底を測定する。=妊娠15週あたり
2 胎動を感じるか確認する。=妊娠18週~20週前後
3 尿検査で尿糖と尿タンパクの有無を調べる。=妊娠12週
4 次回は 2 週間後に来るように説明する。=妊娠24週~35週まで
※妊娠23週までは4週間に1回の受診、
妊娠36週から出産までは週1回の受診が奨励されている
問題 129 妊娠後期の妊婦にとって最も安楽な体位について、正しいものを一つ選べ。
1 ファーラー位
2 仰臥位
3 砕石位
4 シムス位
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・正解 4
1 ファーラー位 =半座位 仰臥位から上半身を45度起こした体位
2 仰臥位 =仰向けに寝た体位
3 砕石位=仰臥位から両脚を挙上して開脚し、膝を曲げた体位
4 シムス位 =左側臥位で、左股関節と左膝関節を軽く曲げ、右股関節と右膝関節を強く曲げた体位
問題 130 分娩第 3 期・4 期の看護について、誤っているものを一つ選べ。
1 500mℓ未満の出血は正常である。
2 腹部に温罨法を行う。
3 子宮収縮の状態を観察する。
4 子宮の輪状マッサージを行う。
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・正解 2
1 500mℓ未満の出血は正常である。
2 腹部に冷罨法を行う。※子宮復古を促進するため
3 子宮収縮の状態を観察する。
4 子宮の輪状マッサージを行う。
※分娩第3期=胎児が生まれてから胎盤が娩出されるまで
分娩第4期=胎盤が娩出された後から約2時間
<おことわりとお願い>
正鵠を射ていない解説もあるかと存じます。
疑義がある場合は、教科書などで、ご自身でお調べ願います。
※お知り合いに准看試験受験の方がいらっしゃいましたら、当ブログをご紹介願います!
あなた様のご健康、学業成就、ご活躍を祈念しています!!!