<平成29年度A日程 准看護師試験 第81問~第90問・解答・解説> 准看過去問 准看本試験

2025年01月26日 | 准看合格法
問題 81  肺がんとその看護について、正しいものを一つ選べ。 


1 原発性肺がんは壮年期に多く発症する。 

2 肺切除術後は上肢の安静を保つ。 

3 大量の胸水がある場合は、胸腔ドレナージにより一度に排液する。 

4 終末期は、がん性疼痛と呼吸困難による苦痛の緩和に努める。





















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)




















・正解 4


1 原発性肺がんは老年期に多く発症する。 

2 肺切除術後は無理のない範囲で体を動かす。 

3 大量の胸水がある場合は、胸腔ドレナージによりゆっくりと排液する。 

4 終末期は、がん性疼痛と呼吸困難による苦痛の緩和に努める。


※原発性=他の病気が原因ではなく、その臓器自体の病変により引き起こされる疾患























問題 82  消化器の検査とその看護について、誤っているものを一つ選べ。 


1 超音波検査(エコー)は、肝臓、胆のうの病変及び胆石の診断に有用な検査である。 

2 上部消化管内視鏡検査前日の緩下剤は不要である。 

3 下部消化管内視鏡検査では、前日の朝から禁飲食とする。 

4 消化管造影検査後には、白い便が出ることを説明し水分摂取を促す。



















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・正解 3


1 超音波検査(エコー)は、肝臓、胆のうの病変及び胆石の診断に有用な検査である。

2 上部消化管内視鏡検査前日の緩下剤は不要である。

3 下部消化管内視鏡検査では、前日の夜21時以降は禁飲食とする。

4 消化管造影検査後には、白い便が出ることを説明し水分摂取を促す。


※上部消化管=食道・胃・十二指腸

 下部消化管=小腸・大腸
























問題 83  胃切除術を受ける患者の看護について、正しいものを一つ選べ。 


1 術後に胃チューブを留置するのは、吻合部の減圧のためである。 

2 深部静脈血栓予防のため、術後歩行可能になったら弾性ストッキングを着用する。 

3 胃切除後の貧血は、手術時の出血によるものである。 

4 術後に黄疸がみられたらダンピング症候群を疑う。



















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・正解 1


1 術後に胃チューブを留置するのは、吻合部の減圧のためである。 

2 深部静脈血栓予防のため、手術中から弾性ストッキングを着用する。 

3 胃切除後の貧血は、鉄分やビタミンB12などの栄養素が吸収されにくくなるためである。 

4 術後に、食後すぐに動悸や発汗、めまいなどがみられたらダンピング症候群を疑う。


※ダンピング症候群=胃切除後に起こる合併症






















問題 84  胆石症とその看護について、正しいものを一つ選べ。 


1 胆石の検査では、腹部単純X線検査が最も多く行われる。 

2 胆石の嵌 頓に細菌感染を合併して発症するのは、急性胆のう炎、胆管炎である。 

3 根治的な治療法は、胆のう内の胆石を取り除く手術である。 

4 ドレナージチューブに接続した排液バックは、挿入部より上方に位置させる。




















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)




















・正解 2


1 胆石の検査では、腹部超音波(エコー)検査が最も多く行われる。 

2 胆石の嵌頓に細菌感染を合併して発症するのは、急性胆のう炎、胆管炎である。 

3 根治的な治療法は、胆石を服薬で溶かす内科的治療と胆のう内の胆石を取り除く外科的治療である。 

4 ドレナージチューブに接続した排液バックは、挿入部より下方に位置させる。






























問題 85  消化器疾患患者の看護について、誤っているものを一つ選べ。 


1 急性膵炎では、状態が安定するまでは絶食とする。 

2 虫垂炎の腹痛では、初期よりブルンベルグ徴候がみられる。 

3 クローン病では、栄養障害に対する栄養管理が重要である。 

4 食道がんの手術では、手術侵襲が大きく肺合併症を起こしやすい。



















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
















・正解 2


1 急性膵炎では、状態が安定するまでは絶食とする。 

2 虫垂炎の腹痛では、初期よりブルンベルグ徴候がみられることがある。 

3 クローン病では、栄養障害に対する栄養管理が重要である。 

4 食道がんの手術では、手術侵襲が大きく肺合併症を起こしやすい。


※消化管=口から肛門まで続く器官

 ブルンベルグ徴候=腹壁を垂直に押し、その後すばやく離したときに痛みを感じること























問題 86  消化器症状について、誤っているものを一つ選べ。 


1 腹痛はその機序から内臓痛、体性痛及び関連痛に分類される。 

2 がん性腹膜炎の腹水は滲出液である。 

3 胸やけとは、心窩部から胸骨後面にかけて焼けるような感じをいう。 

4 鼓腸とは、消化管内に大量の水が貯留した状態をいう。



















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・正解 4


1 腹痛はその機序から内臓痛、体性痛及び関連痛に分類される。

2 がん性腹膜炎の腹水は滲出液である。

3 胸やけとは、心窩部から胸骨後面にかけて焼けるような感じをいう。

4 鼓腸とは、消化管内に大量のガスが貯留した状態をいう。


※機序=病気が発生する仕組みや、結果に至るまでのメカニズムのこと























問題 87  循環器疾患について、正しいものを一つ選べ。 


1 労作狭心症は異型狭心症とも呼ばれる。 

2 心機能の重症度評価にNYHAの心機能分類が広く用いられる。 

3 左心不全の徴候として浮腫は重要である。 

4 チアノーゼは還元ヘモグロビンが 2g/dℓ以下になると出現する。 



















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・正解 2

 
1 労作狭心症は安定狭心症とも呼ばれる。 

2 心機能の重症度評価にNYHAの心機能分類が広く用いられる。 

3 左心不全の徴候として呼吸困難は重要である。 

4 チアノーゼは還元ヘモグロビンが 5g/dℓ以下になると出現する。 


※労作=身体を動かしている状態、運動量が多い状態

 チアノーゼ=血液中の酸素が不足して皮膚や粘膜が青紫色に変色する状態























問題 88  白血病について、正しい組合せを一つ選べ。 


a 急性白血病の治療には、分子標的治療薬イマチニブが投与される。 

b 急性白血病の症状は、発熱、出血傾向及び貧血である。 

c 診断は骨髄検査と血液検査で行う。 

d 慢性骨髄性白血病は、播種性血管内凝固症候群(DIC)を合併する。 


1 a、b  2 a、d  3 b、c  4 c、d

















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・正解 3


慢性骨髄性白血病の治療には、分子標的治療薬イマチニブが投与される。 

b 急性白血病の症状は、発熱、出血傾向及び貧血である。 

c 診断は骨髄検査と血液検査で行う。 

 急性骨髄性白血病は、播種性血管内凝固症候群(DIC)を合併する。 


※白血病=血液のがん

 播種性血管内凝固症候群(DIC)=小さな血栓が全身の至るところにでき、細い血管を詰まらせる病気

























問題 89  血液・造血器疾患とその看護について、誤っているものを一つ選べ。 


1 骨髄抑制は、化学療法後 2 週間頃にピークとなる。 

2 貧血のときは、新陳代謝を上げるために運動をすすめる。 

3 白血球数 1000/μℓ以下が続くときは、感染予防のため面会を制限する。 

4 出血傾向がある場合、皮膚では点状、斑状出血を認める。 






















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・正解 2


1 骨髄抑制は、化学療法後 2 週間頃にピークとなる。 

2 貧血のときは、運動を控える。 

3 白血球数 1000/μℓ以下が続くときは、感染予防のため面会を制限する。 

4 出血傾向がある場合、皮膚では点状、斑状出血を認める。 


※骨髄抑制=がんの治療などの影響により、骨髄の働きが低下し、血液細胞を正常につくれなくなった状態

 貧血=血液の酸素運搬機能の低下した状態

 新陳代謝=古い細胞から新しい細胞に変わるときにエネルギーを使うこと

 μL(マイクロリットル)=1Lの1,000分の1が1mL、1mLの1,000分の1が1μL























問題 90  骨髄穿刺について、正しいものを一つ選べ。 


1 肋骨を穿刺して骨髄液を吸引する。 

2 骨髄穿刺は全身麻酔で行う。 

3 穿刺終了後は、穿刺部を圧迫固定するので臥床安静の必要はない。 

4 穿刺当日の入浴やシャワーは禁止する。 





















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・正解 4


腸骨(腰の骨)を穿刺して骨髄液を吸引する。 

2 骨髄穿刺は局所麻酔で行う。 

3 穿刺終了後は、出血や体液の流出を防ぐため臥床安静が必要である。 

4 穿刺当日の入浴やシャワーは禁止する。 


※骨髄穿刺=骨髄液を採取し、血液疾患などの検査をする

 穿刺=針を刺して、血液や体液、細胞などを採取する処置





 



















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正鵠を射ていない解説もあるかと存じます。

疑義がある場合は、教科書などで、ご自身でお調べ願います。


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<平成29年度A日程 准看護師試験 第71問~第80問・解答・解説> 准看過去問 准看本試験

2025年01月21日 | 准看合格法
問題 71  呼吸困難のある患者の看護について、正しいものを一つ選べ。 


1 食後は胃が膨らみ横隔膜が下がり、呼吸しやすくなる。 

2 ヒュージョーンズの分類のⅤ度では、会話や衣類の着脱時も息切れが起こる。 

3 症状が増強しない呼吸法は胸式呼吸である。 

4 不安があると呼吸が抑制され、ゆっくりした呼吸になる。





















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・正解 2


1 食後は胃が膨らみ横隔膜が圧迫され、息苦しくなる。 

2 ヒュージョーンズの分類のⅤ度では、会話や衣類の着脱時も息切れが起こる。 

3 症状が増強しない呼吸法は腹式呼吸や口すぼめ呼吸などである。 

4 不安があると呼吸が速く浅くなる(情動呼吸)


※ヒュージョーンズ分類=呼吸困難の程度や重症度を5段階に分けて分類























問題 72  放射線の特徴と放射線治療について、正しいものを一つ選べ。 


1 放射線防護の 3 原則は、時間、遮蔽及び洗浄である。 

2 遠隔照射は、1 回の照射量を多くし回数を減らす。 

3 放射線治療は、すべて小線源療法で行われる。 

4 放射線治療により、白血球減少や血小板減少が出現することがある。

















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・正解 4


1 放射線防護の 3 原則は、時間、遮蔽及び距離である。

2 遠隔照射は、1 回の照射量を少なくし回数を増やす(分割照射)

3 放射線治療は、小線源療法や外部照射などがある

4 放射線治療により、白血球減少や血小板減少が出現することがある。


※小線源療法=放射線を放出する線源を患部に埋め込み治療する



























問題 73  発熱のある患者の看護について、正しいものを一つ選べ。 


1 発熱時は代謝が低下する。 

2 悪寒が強い場合は、冷罨法を行い体温を下げる。 

3 発汗の多いときは、水分や電解質の補給を促す。 

4 舌や口腔粘膜の乾燥を防ぐために、歯磨きや含嗽を中止する。
















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)


  


















・正解 3


1 発熱時は代謝が亢進する

2 悪寒が強い場合は、温罨法を行い体温を上げる

3 発汗の多いときは、水分や電解質の補給を促す。

4 舌や口腔粘膜の乾燥を防ぐために、歯磨きや含嗽を促す


※代謝=体内で物質を変化させる、さまざま化学反応のこと

 電解質=水に溶けると陽イオンと陰イオンに分かれ、電気を流す物質のこと






















問題 74  痛みのある患者の看護について、正しいものを一つ選べ。 


1 グラスゴーコーマスケールは痛みの尺度である。 

2 痛みがあると筋肉は弛緩し、筋肉が弛緩すると痛みはさらに増強する。 

3 炎症を伴う急性の痛みには温罨法を行い、積極的に温める。 

4 がん性疼痛には、主にモルヒネなどの麻薬を使用する。
















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)




















・正解 4


1 グラスゴーコーマスケールは意識レベルの尺度である。

2 痛みがあると筋肉は緊張し、筋肉が緊張すると痛みはさらに増強する。

3 炎症を伴う急性の痛みには冷罨法を行い、積極的に冷やす

4 がん性疼痛には、主にモルヒネなどの麻薬を使用する。


※医療用麻薬=法律で医療用に使用が許可されている麻薬































問題 75  終末期について、正しいものを一つ選べ。 


1 1977 年以降、病院などの施設より自宅で死亡する人が多くなった。 

2 死の判定は、呼吸停止と心停止により判定される。 

3 トータルペインとは、身体的・精神的・心理的・霊的苦痛が相互に関係する。 

4 家族のケアでは予期的悲嘆への関わりが重要である。 




















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
















・正解 4


1 1977 年以降、自宅より病院などの施設で死亡する人が多くなった。 

2 死の判定は、呼吸停止・心停止・瞳孔の散大により判定される。※死の
三徴候 

3 トータルペイン(全人的苦痛)とは、身体的・精神的・社会的・霊的苦痛が相互に関係する。 

4 家族のケアでは予期的悲嘆への関わりが重要である。 


※終末期=病気や老齢により余命が短くなり、治療をしても回復が出来ない状態

 予期的悲嘆=患者やその家族が死を想定して喪失感を抱き、悲嘆を体験する
























問題 76  黄疸のある患者の看護について、正しいものを一つ選べ。 


1 黄疸とは血中にアンモニアが増加した状態である。 

2 安静臥床にすると肝臓への血流が減少する。 

3 出血しやすいので、歯ブラシは柔らかいものを使用する。 

4 掻痒感を予防するため、寝具や寝衣は化学繊維の製品を使用する。


















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
















・正解 3


1 黄疸とは血中にビリルビンが増加して、皮膚や粘膜が黄色に染まる状態である。 

2 安静臥床にすると肝臓への血流が増加する。 

3 出血しやすいので、歯ブラシは柔らかいものを使用する。 

4 掻痒感を予防するため、寝具や寝衣は木綿などの天然素材の製品を使用する。























問題 77  次のうち、正しい組合せを一つ選べ。 


a 壮年期は身体的・心理的・社会的にも安定した時期である。 

b 青年期は、自我同一性(アイデンティティ)の確立の時期にある。 

c 壮年期の身体的な衰えは一様である。 

d 定年を迎える時期は精神的に最も安定している。 


1 a、b  2 a、d  3 b、c  4 c、d



















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)



















・正解 1

 
a 壮年期は身体的・心理的・社会的にも安定した時期である。 

b 青年期は、自我同一性(アイデンティティ)の確立の時期にある。 

c 壮年期の身体的な衰えは一様ではない。 

d 定年を迎える時期は精神的に最も安定しているわけではない


※壮年期=30歳前後から60歳前後の期間


























問題 78  回復期・リハビリテーション期の看護について、正しいものを一つ選べ。 


1 回復期とは、急性期を脱し治癒に向かう時期をいう。 

2 意識がない状態を脱したら、すぐにリハビリテーションを開始する。 

3 リハビリテーションとは、リハビリテーション室で行う訓練をいう。 

4 看護者の役割は、患者を常に励ますことである。
















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)


















・正解 1


1 回復期とは、急性期を脱し治癒に向かう時期をいう。 

2 意識がない状態を脱したら、すぐにリハビリテーションを開始するわけではない。 

3 リハビリテーションとは、リハビリテーション室で行う訓練を含む、基本的動作の回復などをいう。 

4 看護者の役割は、患者を励ますだけでなく、身体的・精神的・社会的に支援することである。




























問題 79  呼吸器疾患について、正しいものを一つ選べ。 


1 自然気胸は女性に多い疾患である。 

2 慢性閉塞性肺疾患では薬物療法より外科療法が優先される。 

3 肺がんの患者には直接服薬確認療法の体制が強化されている。 

4 咳嗽 、痰、発熱、全身倦怠感など、感冒様症状が 2 週間以上続く場合は 肺結核を疑う。

















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)


















・正解 4


1 自然気胸は男性に多い疾患である。 

2 慢性閉塞性肺疾患では外科療法より薬物療法が優先される。 

結核の患者には直接服薬確認療法の体制が強化されている。 

4 咳嗽 、痰、発熱、全身倦怠感など、感冒様症状が 2 週間以上続く場合は 肺結核を疑う。


※自然気胸=肺に穴が開いて、胸腔に空気が漏れる状態

 外科療法=メスを使って患部を切除する手術による療法

 直接服薬確認療法(DOTS)=患者が適切な薬を服用しているかどうかを医療従事者が目の前で確認























問題 80  肺炎とその看護について、誤っているものを一つ選べ。 


1 市中肺炎は、感冒などのウイルス感染に続発することが多い。 

2 院内肺炎予防では、医療従事者の手洗いの励行が重要である。 

3 食事は低カロリー食とする。 

4 水分は十分に補給する。















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)



















・正解 3


1 市中肺炎は、感冒などのウイルス感染に続発することが多い。

2 院内肺炎予防では、医療従事者の手洗いの励行が重要である。

3 食事は高カロリー、高たんぱく食が推奨される場合がある(食事摂取量を維持することで体重の減少や呼吸機能の低下を防ぐ)

4 水分は十分に補給する。




 



















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<平成29年度A日程 准看護師試験 第61問~第70問・解答・解説> 准看過去問 准看本試験

2025年01月16日 | 准看合格法
問題 61  与薬について、正しいものを一つ選べ。 


1 与薬の確認は、3 つのRで行う。 

2 薬剤の確認は、最低 3 回行う。 

3 与薬するすべての患者の薬剤を一つのトレイに準備する。 

4 食間薬は、食後1時間程度経過した後に服用するよう説明する。






















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)




















・正解 2


1 与薬の確認は、6 つのRで行う。 

2 薬剤の確認は、最低 3 回行う。※投薬ミスを防ぐため 

 1患者1トレイで薬剤を準備する。 

4 食間薬は、食後2時間程度経過した後に服用するよう説明する。


※与薬原則の6つのR=Right(正しい)患者・薬剤・用量・方法・時間・目的


























問題 62  坐薬の挿入について、正しいものを一つ選べ。 


1 坐薬は、肛門括約筋の内側まで挿入する。 

2 坐薬は、潤滑油をつけないで挿入する。 

3 挿入時は、口を閉じて腹部に力を入れるように伝える。 

4 挿入後、すぐに排便を促す。 

















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)






















・正解 1


1 坐薬は、肛門括約筋の内側まで挿入する。 

2 坐薬は、潤滑油をつけて挿入する。 

3 挿入時は、呼吸を促し、腹圧がかからないようにする。 

4 挿入前、排便を促す。 



























問題 63  点眼について、正しいものを一つ選べ。 


1 体位は、座位または仰臥位とする。 

2 点眼時には、まっすぐ前を見るように説明する。 

3 点眼後は、3~4 回のまばたきを促す。 

4 点眼後は、目じりを軽く押さえる。

















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)


  


















・正解 1


1 体位は、座位または仰臥位とする。 

2 点眼時には、頭を後方に向け天井を見つめる。 

3 点眼後は、まばたきをしない。 

4 点眼後は、目頭を軽く押さえる。


※点眼=目薬(点眼薬)を直接目に滴下して、目の病気の治療やかゆみなどを和らげる






















問題 64  皮下注射について、正しいものを一つ選べ。 


1 刺入部の皮膚を伸展させる。 

2 皮膚面に対して 45~60 度の角度で注射針を刺入する。 

3 注射針の刺入はゆっくり行う。 

4 刺入部から末梢にかけて、しびれ感が生じた場合は直ちに針を抜く。


















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)




















・正解 4


1 刺入部の皮膚を少しつまみあげて行う。 

2 皮膚面に対して 10~30 度の角度で注射針を刺入する。 

3 注射針の刺入はすばやく行う。※刺入時の痛みを最小限にするため 

4 刺入部から末梢にかけて、しびれ感が生じた場合は直ちに針を抜く。


※皮下注射=皮膚と筋肉の層の間にある脂肪組織に薬剤を注入する注射

 皮膚の伸展=注射や採血などの際に皮膚を縦や横に伸ばすこと































問題 65  真空採血管による採血について、正しいものを一つ選べ。 


1 採血ホルダーと採血針と採血管を接続し、静脈穿刺する。 

2 抗凝固薬が入っている採血管は、上下によく振って混和する。 

3 採血終了後は駆血帯を外したあと、採血管をホルダーから外す。 

4 採血針とホルダーは専用廃棄容器に捨てる。 




















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
















・正解 4


1 採血ホルダーと採血針を接続し静脈穿刺し、採血管を接続する。 

2 抗凝固薬が入っている採血管は、上下を逆にしながら混ぜる(転倒混和)。 

3 採血終了後は、採血管をホルダーから外したあと、駆血帯を外す。 

4 採血針とホルダーは専用廃棄容器に捨てる。 
























問題 66  腰椎穿刺について、誤っているものを一つ選べ。 


1 腰椎間からクモ膜下腔に穿刺する。 

2 ヤコビー線と背柱の交点を目安として穿刺する。 

3 穿刺後は頭部を挙上した安楽な体位にする。 

4 穿刺後 24 時間は安静とする。


















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
















・正解 3


1 腰椎間からクモ膜下腔に穿刺する。 

2 ヤコビー線と背柱の交点を目安として穿刺する。 

3 穿刺後は頭部を腰の高さと水平にする仰臥位で安静にする。 

4 穿刺後 24 時間は安静とする。


※腰椎穿刺=背中から針を刺して脳脊髄液を採取する検査や治療 くも膜下出血などの診断

 ヤコビー線=左右の腸骨稜の先端を結んだ線























問題 67  慢性疾患の特徴について、正しいものを一つ選べ。 


1 病状がコントロールされ、病状や症状が落ち着いている時期を寛解期という。 

2 急激に発症することが多いが、早期に治療すれば完治する。 

3 がんは、どのような病状でも慢性疾患には含まれない。 

4 喫煙は慢性疾患の発症に関与しない。




















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)



















・正解 1

 
1 病状がコントロールされ、病状や症状が落ち着いている時期を寛解期という。

2 急激に発症することが多いが、早期に治療すれば完治するのは慢性疾患とはいえない

3 がんは、慢性疾患に含まれる

4 喫煙は慢性疾患の発症に関与する


※慢性疾患=急性疾患に比べて症状が急激・重篤ではなく、長期間の経過をたどる疾患の総称





























問題 68  全身麻酔中の合併症について、誤っているものを一つ選べ。 


1 気道閉塞(気道狭窄) 

2 呼吸促進 

3 低酸素血症 

4 不整脈 

















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)


















・正解 2


1 気道閉塞(気道狭窄) 

呼吸抑制=生命維持に必要な呼吸ガス交換が十分に行われていない状態

3 低酸素血症 

4 不整脈 




























問題 69  薬物療法について、正しいものを一つ選べ。 


1 薬物の代謝は肝臓で行われ、他の臓器は関与しない。 

2 薬物は吸収、分布、代謝及び排泄という経路をたどる。 

3 薬物は飲食物との相互作用で、作用が増強または減弱することはない。 

4 副作用の出現に年齢は影響しない。 

















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)


















・正解 2


1 薬物の代謝は主に肝臓で行われる。 

2 薬物は吸収、分布、代謝及び排泄という経路をたどる。 

3 薬物は飲食物との相互作用で、作用が増強または減弱する。 

4 副作用の出現に年齢は影響する。 


※薬物の代謝=体内で起こる薬の化学変化のこと
























問題 70  輸液療法を受ける患者の看護について、正しいものを一つ選べ。 


1 浸透圧の高い輸液剤は、末梢静脈から投与する。 

2 発疹などのアレルギー症状に注意する。 

3 点滴の滴下速度は体動により変化することはない。 

4 輸液ラインやカテーテルの長さは、動きを妨げないようにできるだけ短くする。 
















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)



















・正解 2


1 浸透圧の高い輸液剤は、中心静脈から投与する。※浸透圧の高い輸液剤を末梢静脈から投与すると静脈炎や血管痛を引き起こす可能性がある 

2 発疹などのアレルギー症状に注意する。 

3 点滴の滴下速度は体動により変化することがある。 

4 輸液ラインやカテーテルの長さは、挿入する部位や目的、患者の体格や血管の走行などにより異なる。 


※輸液療法=点滴や皮下注射などにより、水や電解質、栄養素などを体内に投与する療法


 



















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<平成29年度A日程 准看護師試験 第51問~第60問・解答・解説> 准看過去問 准看本試験

2025年01月11日 | 准看合格法
問題 51  体位変換について、正しいものを一つ選べ。 


1 看護者は支持基底面を狭くした姿勢で行う。 

2 仰臥位から側臥位にするには患者の両膝を伸ばし、膝と腰部を回転させて行う。 

3 長座位から端座位へは患者の殿部を軸にして回転させる。 

4 体位変換は全て一人で行い、他の看護者の協力は求めない。



















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)




















・正解 3


1 看護者は支持基底面を広くした姿勢で行う。

2 仰臥位から側臥位にするには患者の両膝を立てて、膝と腰部を回転させて行う。

3 長座位から端座位へは患者の殿部を軸にして回転させる。

4 体位変換は、他の看護者の協力を求める場合がある




























問題 52  褥瘡について、正しいものを一つ選べ。 


1 身体の活動性が高くなると褥瘡が発生しやすくなる。 

2 麻痺は褥瘡の発生要因ではない。 

3 仰臥位の場合、肩峰突起部は好発部位である。 

4 ブレーデンスケールは褥瘡発生予測スケールの一つである。

















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)






















・正解 4


1 身体の活動性が低くなると褥瘡が発生しやすくなる。 

2 麻痺は褥瘡の発生要因である※麻痺により体の動きが妨げられるため 

側臥位の場合、肩峰突起部は好発部位である。 

4 ブレーデンスケールは褥瘡発生予測スケールの一つである。


※褥瘡=床ずれ

 肩峰突起部=肩甲骨の外側先端部分























問題 53  診察の介助について、正しいものを一つ選べ。 


1 胸部の診察時には、患者のプライバシーを守るため看護者は退室する。 

2 腹部の診察はファーラー位をとるように介助する。 

3 診察に必要な部位のみを露出する。 

4 診察に使用した物品は全て滅菌する。


















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)


  


















・正解 3


1 胸部の診察時には、患者のプライバシーを守るため看護者は退室するわけではない。 

2 腹部の診察は仰臥位で膝を屈曲するように介助する。 

3 診察に必要な部位のみを露出する。 

4 診察に使用した物品は洗浄・消毒・滅菌する

























問題 54  経管栄養法について、正しいものを一つ選べ。 


1 経口から十分な食事を摂ることができない患者に行われる。 

2 体位は仰臥位とする。 

3 流動物を注入する前に、チューブの先端が食道部にあることを確認する。

4 流動物の注入後は 5~10mℓの白湯やお茶でチューブ内を洗浄する。



















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)




















・正解 1


1 経口から十分な食事を摂ることができない患者に行われる。 

2 体位はファウラー位とする。 

3 流動物を注入する前に、チューブの先端が胃内にあることを確認する。

4 流動物の注入後は 栄養剤がチューブに残らないようにするため50mℓ程度の白湯でチューブ内を洗浄する。


※経管栄養法=口から食事ができない患者に、鼻や口から胃や腸にチューブを通して栄養剤を投与する



























問題 55  一時的導尿の援助について、正しいものを一つ選べ。 


1 尿閉に対する処置として行う。 

2 消毒されたカテーテルを使用する。 

3 成人の場合、ネラトンカテーテルは 5~8Fr を使用する。 

4 成人男性の場合はカテーテルを 10 ㎝挿入する。




















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)














・正解 1


1 尿閉に対する処置として行う。 

2 消毒されたカテーテルを使用する(再利用型の場合)。 

3 成人の場合、ネラトンカテーテルは12~18Fr を使用する。 

4 成人男性の場合はカテーテルを 18~20 ㎝挿入する。


※一時的導尿=尿道口からカテーテルを挿入して尿を排出する手技

 尿閉=膀胱に尿が貯まっているにもかかわらず排尿できない状態
























問題 56  睡眠について、正しいものを一つ選べ。 


1 サーカディアンリズムは生活習慣の影響を受けない。 

2 病院の環境は睡眠を妨げる因子にはならない。 

3 体温は入眠とともに低下し、覚醒する頃に上昇する。 

4 レム睡眠は浅い睡眠から深い睡眠まで、4 つの段階に分けられている。 



















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
















・正解 3


1 サーカディアンリズムは生活習慣の影響を受ける。 

2 病院の環境は睡眠を妨げる因子になる。 

3 体温は入眠とともに低下し、覚醒する頃に上昇する。 

ノンレム睡眠は浅い睡眠から深い睡眠まで、4 つの段階に分けられている。


※サーカディアンリズム=体内にある時計のようなリズム 24時間周期で睡眠と覚醒を繰り返す

 レム睡眠=脳が活発に動いている

 ノンレム睡眠=脳も休息している
























問題 57  成人に対する浣腸の援助について、正しいものを一つ選べ。 


1 催下浣腸は大腸内の便の排泄を促す目的で行う。 

2 グリセリン浣腸は 60%溶液を用いる。 

3 催下浣腸液の温度は 35℃とする。 

4 カテーテル挿入の長さは 10cm とする。















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)

















・正解 1

 
1 催下浣腸は大腸内の便の排泄を促す目的で行う。 

2 グリセリン浣腸は 50%溶液を用いる。 

3 催下浣腸液の温度は 40~41℃とする。 

4 カテーテル挿入の長さは 7~8cm とする。


※催下浣腸=排便を促す目的で行われる浣腸

























問題 58  湿性温罨法について、正しいものを一つ選べ。 


1 温湿布 

2 湯たんぽ 

3 熱気浴 

4 電気あんか












 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
















・正解 1


1 温湿布 =湿性温罨法

2 湯たんぽ =乾性温罨法

3 熱気浴 =乾性温罨法 電熱装置で内部の空気を熱した箱の中に患部あるいは全身を入れて治療する

4 電気あんか=乾性温罨法




























問題 59  ネブライザーによる薬液噴霧について、正しいものを一つ選べ。 


1 超音波ネブライザーは、咽頭から喉頭まで薬液が到達する。 

2 体位は、座位または半座位、側臥位とする。 

3 吸入中は呼吸回数を多くし、薬液の吸入を促進する。 

4 呼吸状態や喀痰の有無の観察は、吸入 1 時間後から開始する。 

















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)

















・正解 2


1 超音波ネブライザーは、咽頭や喉頭などの上気道だけでなく肺胞まで薬液が到達する。 

2 体位は、座位または半座位、側臥位とする。 

3 吸入中はゆっくり呼吸し、薬液の吸入を促進する。 

4 呼吸状態や喀痰の有無の観察は、吸入中に開始する。

 
※ネブライザー=気道に薬剤を投与する吸入療法を行う際に使用される吸入器




















問題 60  肘・膝関節に用いる包帯の巻き方について、正しいものを一つ選べ。 


1 らせん帯 

2 環行帯  

3 折転帯 

4 亀甲帯
















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)



















・正解 4


1 らせん帯 =包帯を1/2~1/3程度重ねながら、らせん状に巻く

2 環行帯 =包帯を同じ部位に環状に重ねて巻く 

3 折転帯 =包帯を1/2~1/3程度重ねて巻く 前腕や下腿など

4 亀甲帯=関節部を中心に8の字を描くように交差させて巻く





 



















<おことわりとお願い>

正鵠を射ていない解説もあるかと存じます。

疑義がある場合は、教科書などで、ご自身でお調べ願います。


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<平成29年度A日程 准看護師試験 第41問~第50問・解答・解説> 准看過去問 准看本試験

2025年01月06日 | 准看合格法
問題 41  患者とのコミュニケーションについて、誤っているものを一つ選べ。 


1 患者の言葉に耳を傾けることで、看護者が患者に関心をもっていることを伝える ことができる。 

2 患者と話すときは適切な空間距離をとる。 

3 話がまとまらない場合は、内容を要約して確認する。 

4 アイコンタクトでメッセージを送ることはできない。

















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)




















・正解 4


1 患者の言葉に耳を傾けることで、看護者が患者に関心をもっていることを伝える ことができる。 

2 患者と話すときは適切な空間距離をとる。 

3 話がまとまらない場合は、内容を要約して確認する。 

4 アイコンタクトでメッセージを送ることができる
 

※アイコンタクト=話をする際に相手の顔を見つめること























問題 42  看護過程について、正しいものを一つ選べ。 


1 問題解決アプローチでは、患者の個別性は考慮されない。 

2 看護診断にはNANDAインターナショナルによる定義と分類を参考にする ことができる。 

3 看護計画における目標には期限を設けない。 

4 評価は患者の退院が決定したときのみ行う。
















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)






















・正解 2


1 問題解決アプローチでは、患者の個別性は考慮される。 

2 看護診断にはNANDAインターナショナルによる定義と分類を参考にする ことができる。 

3 看護計画における目標には期限を設ける。 

4 評価は目標・成果・成果指標の達成期日として設定した日のほか、看護介入を実施するたびに行うことが望ましい
 

※看護過程=看護師が患者に対して看護を行う際に使用する問題解決法 アセスメント・看護診断・看護計画・看護の実施・評価の5つから構成されている

 NANDAインターナショナル=看護診断用語の標準化や体系化に取り組む国際的な学術団体






















問題 43  POS(問題指向型システム)の記録について、誤っているものを一つ選べ。 


1 経過記録をSOAPに従って記録する。 

2 S(subjective data)は患者の訴えなどの主観的データである。 

3 O(objective data)は測定値など観察で得られた客観的データである。 

4 A(assessment)は看護計画の立案である。

















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)


  


















・正解 4


1 経過記録をSOAPに従って記録する。

2 S(subjective data)は患者の訴えなどの主観的データである。

3 O(objective data)は測定値など観察で得られた客観的データである。

4 A(assessment)はSとOを踏まえたうえで、看護師が分析・解釈した総合的な評価である。


※P(Plan)=看護計画の立案






















問題 44  患者誤認防止について、誤っているものを一つ選べ。 


1 意識の清明な患者には、本人に氏名を名乗ってもらう。 

2 意識障害のある患者は、ベッドの名札で確認する。 

3 入院患者にネームバンド(患者識別バンド)をつけてもらう。 

4 外来では、呼び出した後に対面で氏名を確認する。 

















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)




















・正解 2


1 意識の清明な患者には、本人に氏名を名乗ってもらう。 

2 意識障害のある患者は、ネームバンドで確認する。※ベッドの名札による確認は確実とはいえない 

3 入院患者にネームバンド(患者識別バンド)をつけてもらう。 

4 外来では、呼び出した後に対面で氏名を確認する。

























問題 45  身体抑制について、誤っているものを一つ選べ。 


1 抑制は、一時的なものとし必要最小限の時間にとどめる。 

2 抑制帯、拘束衣及びミトンなどは拘束用具である。 

3 患者が自分で降りることができないようにベッド柵(サイドレール)で囲むのは、 抑制にはならない。 

4 抑制帯を使用する際は、血行障害や摩擦による損傷を観察する。















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)














・正解 3


1 抑制は、一時的なものとし必要最小限の時間にとどめる。 

2 抑制帯、拘束衣及びミトンなどは拘束用具である。 

3 患者が自分で降りることができないようにベッド柵(サイドレール)で囲むのは、 抑制になる。 

4 抑制帯を使用する際は、血行障害や摩擦による損傷を観察する。


※身体抑制の3原則=切迫性・非代替性・一時性






















問題 46  腹囲測定について、誤っているものを一つ選べ。 


1 目的の一つにメタボリックシンドロームの診断(判定)がある。 

2 仰臥位の場合、身体を軸として臍の位置で垂直となるように測定する。 

3 最大腹囲の経過観察を行う場合、臍からの測定距離を決めておく。 

4 目盛は吸気の終わりに読む。 

















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
















・正解 4


1 目的の一つにメタボリックシンドロームの診断(判定)がある。 

2 仰臥位の場合、身体を軸として臍の位置で垂直となるように測定する。 

3 最大腹囲の経過観察を行う場合、臍からの測定距離を決めておく。 

4 目盛は呼気の終わりに読む。 


※メタボリックシンドローム=糖尿病をはじめとする生活習慣病の前段階の状態





















問題 47  臥床患者のシーツ交換について、正しいものを一つ選べ。 


1 患者の掛物を全部外してから、シーツ交換を始める。 

2 使用していた敷シーツは、外側に折りたたみながらまとめる。 

3 粘着ローラーによるベッド上の清掃は、頭側から足もと側に向かって行う。 

4 取り除いたシーツは床に置く。













 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)

















・正解 3

 
1 患者の掛物を全部外してから、シーツ交換を始めるわけではない。 

2 使用していた敷シーツは、内側に折りたたみながらまとめる。 

3 粘着ローラーによるベッド上の清掃は、頭側から足もと側に向かって行う。 

4 取り除いたシーツは床に置くのは避ける(ワゴンの下段などに置く)


※臥床患者=床上での安静を指示されている患者

 類似問題=正看第97回 午前63問























問題 48  食事の援助について、正しいものを一つ選べ。 


1 病院食は治療食と検査食の 2 種類に分けられる。 

2 座位やファーラー位の場合、患者の頸部は前屈した体位にする。 

3 食事動作が不自由な場合は看護者が全面的に介助する。 

4 自助具は看護者が使用しやすいものを選ぶ。 












 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
















・正解 2


1 病院食は治療食と一般食の 2 種類に分けられる。 

2 座位やファーラー位の場合、患者の頸部は前屈した体位にする。 

3 食事動作が不自由な場合は看護者が全面的に介助する場合がある。 

4 自助具は患者が使用しやすいものを選ぶ。 


※食事の自助具=食事を自立して行うことができるように補助する道具

























問題 49  排泄の援助について、誤っているものを一つ選べ。 


1 生活環境や生活リズムが変化すると、排泄習慣は容易に乱れる。 

2 尿や便失禁のある患者には、おむつを積極的にすすめる。 

3 プライバシーを守るためカーテンやスクリーンをする。 

4 女性の場合は、排便時に排尿があることを考慮し、尿の飛沫防止を行う。















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)

















・正解 2


1 生活環境や生活リズムが変化すると、排泄習慣は容易に乱れる。 

2 尿や便失禁のある患者には、おむつをすすめる場合もある。 

3 プライバシーを守るためカーテンやスクリーンをする。 

4 女性の場合は、排便時に排尿があることを考慮し、尿の飛沫防止を行う。

 



















問題 50  入浴について、正しいものを一つ選べ。 


1 食直後は消化管に血流を集中させるため、入浴は避ける。 

2 湯の温度は 35~37℃とする。 

3 バイタルサインのチェックは入浴後のみ行う。 

4 入浴後の飲水は口渇の訴えがなければ促さない。















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)


















・正解 1


1 食直後は消化管に血流を集中させるため、入浴は避ける。 

2 湯の温度は 38~40℃程度とする。 

3 バイタルサインのチェックは入浴前後に行う。 

4 入浴後は飲水を促す


※バイタルサイン=体温・血圧・脈拍・呼吸数などの身体の生命活動や健康状態を示す指標

 


















<おことわりとお願い>

正鵠を射ていない解説もあるかと存じます。

疑義がある場合は、教科書などで、ご自身でお調べ願います。


※お知り合いに准看試験受験の方がいらっしゃいましたら、当ブログをご紹介願います!


あなた様のご健康、学業成就、ご活躍を祈念しています!!!





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<平成29年度A日程 准看護師試験 第31問~第40問・解答・解説> 准看過去問 准看本試験

2025年01月01日 | 准看合格法
問題 31  次のうち、正しいものを一つ選べ。 


1 後期高齢者医療制度の保険者は市町村である。 

2 介護認定審査会は都道府県に設置されている。 

3 ノーマライゼーションとは、障害があっても健常者と区別されることなく 社会生活を共にするという考え方である。 

4 トータルヘルスプロモーションは、すべての人の心とからだの健康づくり対策 である。

















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)




















・正解 3


1 後期高齢者医療制度の保険者は都道府県単位で設置されている後期高齢者医療広域連合である。 

2 介護認定審査会は市町村に設置されている。 

3 ノーマライゼーションとは、障害があっても健常者と区別されることなく 社会生活を共にするという考え方である。 

4 トータルヘルスプロモーションとは、厚生労働省が推進する健康保持増進措置のこと である。





















問題 32  保健師助産師看護師法について、正しいものを一つ選べ。 


1 准看護師制度は、1948(昭和 23)年に設けられた。 

2 免許を有する場合も、相対的欠格事由の規定は適用される。 

3 免許の取り消し処分を受けた場合は、再び免許を与えられることはない。

4 准看護師になるには、厚生労働大臣の行う試験に合格しなければならない。
















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)






















・正解 2


1 准看護師制度は、1951(昭和 26)年に設けられた。 

2 免許を有する場合も、相対的欠格事由の規定は適用される。 

3 免許の取り消し処分を受けた場合、一定の条件を満たせば再び免許を与えられる可能性がある

4 准看護師になるには、各都道府県の行う試験に合格しなければならない。
 

※相対的欠格=場合により免許が与えられない

 絶対的欠格=絶対に免許が与えられない




















問題 33  看護師等の人材確保の促進に関する法律について、正しいものを一つ選べ。 


1 行政処分を受けた看護師等の再教育制度について規定されている。 

2 看護師等の人材確保促進のための基本方針を策定するのは都道府県知事である。 

3 看護師等就業協力員は、看護師等の確保のための施策及び看護に対する住民の 理解を深める活動を行う。 

4 就職していない又は離職した看護師等は、都道府県ナースセンターに必ず届け出 なければならない。 















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)


  


















・正解 3


1 行政処分を受けた看護師等の再教育制度について規定されている法律は保健師助産師看護師法である。 

2 看護師等の人材確保促進のための基本方針を策定するのは厚生労働大臣及び文部科学大臣である。 

3 看護師等就業協力員は、看護師等の確保のための施策及び看護に対する住民の 理解を深める活動を行う。 

4 就職していない又は離職した看護師等は、都道府県ナースセンターに届け出ることが努力義務である



















問題 34  看護理論家について、正しいものを一つ選べ。 


1 アブデラは「臨床看護の本質」を著した。 

2 ぺプロウは、看護とは生命力の消耗を最小にするよう生活過程を整えることとした。 

3 オレムは、看護とは対人関係のプロセスであるとした。 

4 ロイは、人間は 4 つの様式によって環境に適応して生活する存在であるとした。















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)




















・正解 4


ウィーデンバックは「臨床看護の本質」を著した。 

ナイチンゲールは、看護とは生命力の消耗を最小にするよう生活過程を整えることとした。 

ぺプロウは、看護とは対人関係のプロセスであるとした。 

4 ロイは、人間は 4 つの様式によって環境に適応して生活する存在であるとした。


※ロイの4様式=生理的様式・自己概念様式・役割機能様式・相互依存様式























問題 35  健康の概念について、正しいものを一つ選べ。 


1 オタワ憲章ではプライマリヘルスケアの考え方を提唱した。 

2 QOLには生命の質、人生の質及び心理の質という 3 つの側面が含まれている。 

3 アルマ・アタ宣言ではヘルスプロモーションの考え方を提唱した。 

4 日本国憲法第 25 条には、健康は国民に与えられた権利であると明記されている。 















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)














・正解 4


アルマ・アタ宣言ではプライマリヘルスケアの考え方を提唱した。 

2 QOLには生命の質、生活の質及び人生の質という 3 つの側面が含まれている。 

オタワ憲章ではヘルスプロモーションの考え方を提唱した。 

4 日本国憲法第 25 条には、健康は国民に与えられた権利であると明記されている。


※プライマリー=初期の、主要な、重要な

 QOL=クオリティ・オブ・ライフ

 クオリティ=質、資質、品質

 ヘルスプロモーション=人々が健康をコントロールし、改善できるようにするプロセス

 プロモーション=宣伝、促進、推進、奨励

 日本国憲法第 25 条=第1項:すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する

 第2項:国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない


















問題 36  疾病の 3 次予防について、正しいものを一つ選べ。 


1 リハビリテーション 

2 早期発見 

3 早期治療 

4 発病予防 

















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
















・正解 1


1 リハビリテーション =3次予防

2 早期発見=2次予防 

3 早期治療 =2次予防 

4 発病予防 =1次予防


※1次予防=健康を増進し発病を予防

 2次予防=早期発見、早期治療(健診など)

 3次予防=リハビリテーションなど社会復帰



















問題 37  人間の成長発達について、正しいものを一つ選べ。 


1 成長発達の過程は、器官によって大まかに 5 つの発育型に分類できる。 

2 スキャモンの発育型では、神経型は早い時期の発達が著しい。 

3 個々の組織は常に同じ速さで発達する。 

4 成長発達は環境の影響を受けない。














 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)

















・正解 2

 
1 成長発達の過程は、器官によって大まかに 4 つの発育型に分類できる。 

2 スキャモンの発育型では、神経型は早い時期の発達が著しい。 

3 個々の組織は常に同じ速さで発達するわけではない。 

4 成長発達は環境の影響を受ける


※スキャモンの発育型=一般型・神経型・リンパ型・生殖型の4つ






















問題 38  看護者の対応について、正しいものを一つ選べ。 


1 自分の力量を超える看護行為であっても責任を果たすために引き受ける。

2 医師がインフォームドコンセントを行う際は、患者が理解できるように支援する。 

3 治療に拒否的な患者には、同意するようすすめる。 

4 患者からの質問には、専門用語を用いて説明する。












 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)
















・正解 2


※インフォームドコンセント=説明を受け、納得したうえでの同意 ヘルシンキ宣言で提唱された
























問題 39  バイタルサイン測定について、正しいものを一つ選べ。 


1 ジャパンコーマスケールを使うときは、痛み刺激は行わない。 

2 経皮的動脈血酸素飽和度は、パルスオキシメーターで測定する。 

3 脈拍測定は、橈骨動脈の上に母指を添えて測定する。 

4 直腸検温は成人の場合、1.5~2 ㎝挿入する。
















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)

















・正解 2


1 ジャパンコーマスケールを使うときは、痛み刺激は行う。 

2 経皮的動脈血酸素飽和度は、パルスオキシメーターで測定する。 

3 脈拍測定は、橈骨動脈の上に人差し指、中指、薬指の3指を添えて測定する。※測定者の母指血管の拍動との混同を防ぐため 

4 直腸検温は成人の場合、5 ㎝挿入する。

 
※バイタルサイン=体温・血圧・脈拍・呼吸数などの身体の生命活動や健康状態を示す指標

 コーマ=昏睡状態、意識喪失状態

 パルス=脈拍



















問題 40  スタンダードプリコーションについて、誤っているものを一つ選べ。 


1 感染対策の基準として普及しているガイドラインである。 

2 感染症の有無にかかわらず、すべての患者に必要とされる。 

3 汗を含むすべての湿性生体物質は、感染性の病原体を含む可能性がある。

4 交差感染を防ぐ。

















 (◍>◡<◍) (◍>◡<◍) (◍>◡<◍)


















・正解 3


1 感染対策の基準として普及しているガイドラインである。 

2 感染症の有無にかかわらず、すべての患者に必要とされる。 

3 汗を除くすべての湿性生体物質は、感染性の病原体を含む可能性がある。

4 交差感染を防ぐ。


※スタンダードプリコーション=標準予防策

 交差感染=共有した物品や環境、医療従事者の手指などから微生物が伝播し感染すること




















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