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雨の朝、何気なく窓に目をやると、小さなヤモリが網戸に張り付いていた。そこで手を伸ばし小さな金魚用の網をかぶせて捕獲。
ヤモリは体の色を、薄い灰色~黒に近い色に変えるが、このヤモリはかなり黒に近い色をしている。たぶん、熱の吸収をよくするためだろう。
ところで現在、ヤモリを3匹飼っているのだが……小さいうちはいいが、大きくなると飼育ケースが手狭になるだろうと思い、すでに飼っている中で、一番大きなヤモリを放すことにした。
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ケース内で張り付いている板ごと窓の外に差し出し体に触れると、パッとジャンプして窓の外に落ちた。怪我をしなかっただろうかと心配になり外に出て様子を見る。……無事のようだ。
写真を撮っても逃げる気配は見せない。ヤモリは一気にダッシュで物陰に隠れるという行動はとらないのだ。適当な所にペタッと張り付いてほとんど動かない。そうした鈍感さが可愛いのだが……
まだエサになる昆虫は容易に捕獲できる時期なので無事に冬を過ごし、また来年顔を見せてもらいたい。と言っても、ヤモリの個体を区別することはできないが……