山口大学山岳会

山口大学体育会山岳部のOB、現役部員、及びOBの山岳関係者の情報交換、近況報告を目的にしたブログ

北ア笠ケ岳登山報告(広島3人)

2017年09月29日 17時28分52秒 | ナンガパルバット
 昨年計画し、天候が悪く断念していた笠ケ岳登山を今年は台風後の9月19日~22日にかけて登ることが出来ました。お天気に感謝するのみです。当初吉野、竹本、地木、淺田のメンバーでしたが地木氏が急きょ都合が付かなくなりました。3人の後期高齢者部隊となりました。
 いろいろ考えた末、次のような計画をたてました。1日目広島~わさび平小屋 2日目わさび平~鏡平小屋 3日目鏡平小屋~笠ケ岳 3日目頂上に登り笠新道を降りる。一般のコ-スタイムの1・5倍を目途にする。笠新道の下りは1981年に降りており
相当タフな下りを覚悟する。
 9月19日(火)晴れ
 例年車で移動してきたが年齢も考慮して、新幹線やバスを利用する。2時過ぎには新穂高温泉のケーブル駅の一つ前のバス停でおりる。三十数年前に3度訪れているがずいぶん様変わりしている。無料の温泉もあったはずだがない。登山届を済ませ、わさび平小屋目ざして歩く。午後5時前には小屋に入る。
 9月20日(水)晴れ、夕方雨
 7時に出発する。小池新道をゆっくりと進む。今日は鏡平小屋までなのでゆっくりでいいが、なかなかペースが一定しないし、上がらない。シシウドケ原に11時30分到着する。12時30分には小屋に着くかなと思っていたが、午後1時30分に到着する。逆光ではあるが、槍、穂高の眺めがすばらしい。しばし池の前で時を忘れる。ちょっと寒いので、熱燗で乾杯する。
 9月21日(木)晴れ
 6時に出発する。お天気は良い方向の予報がでている。安心である。弓折岳分岐7時20分着、稜線によやく上がる。槍、穂高と眺めは抜群である。大ノマ乗越をこえ秩父平に11時8分に到着する。ここで昼飯とする。ここから3時間かなと見ていたが実際は5時間費やすことになる。抜戸岳、笠ケ岳の登りで吉野さん呼吸のリズムは悪くなり休み休みの歩行となる。お天気は良しゆっくりと進む。笠新道の分岐点も以前の所とかわっている。4時30分笠小屋に到着する。以前泊まったときの小屋でなく新しく建築されたようだ。到着して直ぐに食事となる。ビールで乾杯健闘をたたえ合う。
 9月22日(金)晴れ
 早朝、朝日の出る槍ケ岳をしばし眺める。笠ケ岳は夏山もメインコースを外れているため人は少ない。しかし、このコースの眺めは素晴らしいものがある。5時20分頂上をめざす。頂上からは富士山を始め、北アルプス、南アルプス、焼、乗鞍、御岳、白山と素晴らしい眺めだ。6時20分小屋に別れを告げて笠新道の分岐点を目指す。以前はコルを降りていたが、現在は抜戸岳の頂上から降り元の道に合流して杓子平を経て降りてゆく。以前よりか道も整備されており降りやすい。笠新道の登り口に着いたのは4時新穂高温泉は5時すぎでした。バスもなく宿の人に頼んで車ではこんでもらいました。
 夜の、ビールの美味しかったこと、高齢者登山の反省も忘れず、天候に感謝の山行でした。
  淺田記




訂正とお詫び

2017年04月04日 20時15分30秒 | ナンガパルバット
 中四国シニア隊伯耆大山報告に一部間違いがありますので訂正してお詫びいたします。
 下山時刻は11時50分出発、駐車場到着は午後2時でした。
  この2,3日南風が入り気温も高くなって大山も30㎝は解けて春山の様そうに様帰りしたとよそうされます。
  我々は恵まれた時に登ったようです。感謝、感謝です。

中四国支部シニア登山隊大山登山報告

2017年04月01日 16時49分57秒 | ナンガパルバット
 地木氏をリーダーとする吉野、竹本、淺田で3月29日(水)今年も伯耆大山に登ってきました。前年、一昨年とほとんど雪のない大山でした。そこで今年は雪のたっぷりあるようにが望みでした。幸いにも鳥取地方は大雪が降り、3月なら十分積雪がある事が望めました。そこで、天気予報を見て3月29日に決定しました。これで、酒代を節約して購入した今様のピッケルのお披露目が実現できます。
 朝7時30分には4人が元谷の駐車場に集合する。今年も元気で集合出来た事を喜び合う。午前8時に出発する。夏山登山口から1メートル以上の積雪があり、リダーより、ここからアイゼンを付けるように指示がある。2年ぶりなので少し手間取る。高齢者登山なので年々手間取る。群馬県の高校生の雪崩による遭難の事もあり緊張感もある。
 踏み固まった雪道をゆっくりと登る。今まで来た中で一番の積雪ではないかと話しながら進む。天気も良く樹林帯の中は風もなく有り難い。
 6合目の避難小屋は雪に埋まっているが入り口は見える。このあたりからは風も強くなってくる。何日か前に降ったのだろうか15センチの新雪がある。急斜面を慎重に稜線目指してゆっくりと足元を固めながら登る。稜線に近ずくと山々は春山というよりは冬山の様そうである。稜線は海老のしっぽも出来ている。いつも見えている木道も吹きさらしの所に少し出ている。
 年々苦しさは増すが、とにかく足を前に出し進むしか無い。小屋の屋根らしきものが見えてきて、ホットする。小屋は屋根の上部を残して埋まっている。
 11時20分頂上に到着する。例年より20分多く掛かっている。これは雪のせいか、年齢が進んだせいか。頂上にある1メートル50センチはある石碑は埋まって見えない。健闘を讃え合い、写真を取って早々に小屋に入り込む。食事を取りながら、今年は最高の大山だったなと話しがはずみました。
 12時過ぎには下山開始。6合目まではゆっくり慎重に降りる。5合目辺りからは傾斜もゆりやかになるが、初めは軽く感じていたアイゼンも重く感じ、疲れがどっと出て来る。登山口30分前でアイゼンを外させてもらう。2時40分頃駐車場に到着する。無事下山を喜び合う。
 今年の宿はいつもの皆生温泉ではなく地木氏の世話で岡山湯原温泉となる。車で高速道路を利用し、湯原温泉八景旅館に入る。美作三名湯の一つである。早速温泉につかり、そのあといつもの地木氏のヤマメの甘露煮をさかなにビールをのむ。至福のときである。
 夕食も、美味しい料理と岡山の地酒を堪能しました。
   淺田 記

山小屋での忘年会

2016年12月22日 16時34分52秒 | ナンガパルバット
 12月17日 広島の3人は中国山地・雲月山の麓にある山小屋で忘年会をしました。この山小屋は吉野さんたち数名の所有です。時々使用させてもらっています。11月も使用させてもらいました。前日は初雪が30センチばかり降り、すき焼き鍋を囲み雪見酒としゃれこみました。
 話題の中心は、竹本さん本人さんは、就職と言えるかといっていますが11月から市内にある三菱重工に勤めています。話によるとボーイング社の飛行機の機体を製作するようです。何か生き生きとして体調も良いみたいです。話は酒が進むと次々にでて、村上春樹がもらえないで、ノーベル文学賞にボブ・デイランとはなどなど 来年は、10月初めの天候不安定で登れなかった笠ケ岳にゆこうと怪気炎を上げて寝込んでしまいました。
  淺田記

今年の伯耆大山登山報告

2016年05月21日 09時48分52秒 | ナンガパルバット
 去る4月12日に地木リダーのもと吉野、竹本、淺田で、から元気を出して登ってきました。若いと思っていた地木さんも70歳をむかえたとのことで、オール70歳を越えたシニア隊になりました。
 8時30分に出発、夏道を登り頂上には11時25分に到着いつものペースでまだまだ元気だなと喜びあいました。今年は冬の積雪が少なく
6合目より上に残雪がすこしあるくらいでした。帰りは元谷におり、昔の新人合宿のテント地を通るときには昔の思い出に花が咲きました。
 夜は温泉と、地木さんのヤマメの甘露煮を肴に酒がはずみました。今年の秋山は北アの笠ヶ岳に登ろうということになりました。
  淺田記 

遭難碑再会その2

2015年10月30日 17時42分10秒 | ナンガパルバット
 遭難碑に関わって、情報を頂きましたので報告させていただきます。
 情報をいただきました河崎さん、林さん、山本さんに感謝いたします。
 
 設置したのは昭和54年10月26日~27日です。その当時現役の土肥、大山、倉重、山口、OBの山 本、光田氏達で苦労して設置されたようです。
 設置場所の選定は それ以前に現地におもむき決定されたようです。そのメンバーは河崎氏と何名かの OB(不明)です。
 レリーフの銅板は日立電線の高級品無酸素銅でOBの井上靖さんが提供されました。
 碑文については河崎さんが橋崎さんとの交流があることから次の事がわかりました。お母さんは現在も ご健在で、河崎氏より写真を送ると「何年経っても思い出して下さる方があることに感謝しておりま  す。とのことでした。又妹さんから、碑文の「恩愛はなはだ絶ち難し」は葬儀をして頂いたお寺の住職 さんがどうですかと教えていただきました。この言葉は浄土真宗の開祖親鸞聖人のもので、親子の縁は 永遠ですよというものでした。またレリーフの文字は父の直筆ですとのことでした。

 翌年の昭和55年8月2日~3日河崎氏が企画して追悼登山が行われました。両家のご両親も参加され 現役、OBも多数参加され、プレートの前でしめやかに追悼しました。その後も合宿や個人山行き慰霊が
 行われたと推察いたします。この度、その場に立つと追悼の跡がみられました。
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   淺田記

  写真は27年9月29日の鹿島槍ヶ岳

   

鹿島槍遭難碑レリーフとの再会

2015年10月08日 09時58分09秒 | ナンガパルバット
 広島3人(吉野、竹本、淺田)、9月29日に鹿島槍ヶ岳に登ってきました。5年前に鹿島槍に登りましたが、悪天候の為遭難碑レリーフを見つけられず心残がしていた。今年は天気の良い日を狙って行くことにしました。
 9月27日に車で出発、3人で交代し、12時間掛けて大町市に到着。
 9月28日(晴れ)扇沢の駐車場に車を止め柏原新道を8時15分出発する。紅葉もはじまっており、稜線が見え始まると素晴らしい眺めと成る。午後1時過ぎ、今夜の宿泊地種池小屋に到着する。ここにはジョッキの生ビールがある。さっそく乾杯うまい。
 9月29日 天気は良いが風が強く,寒い。6時出発、8時半には冷池小屋に到着。要らない荷物を置いて鹿島槍に向かう。富山側からの風は強くつめたい。天気は良好である。昼前には頂上に到着する。剣岳、立山方面、五竜方面、遠く槍ケ岳、南アルプス、富士山が見える。
 早速、3人で手分けして、遭難碑レリーフをさがす。この度は天気も良し余裕をもって捜す。35年前、追悼登山で見ているとはいえ、記憶が定かで無い悲しさ、なかなか見つける事が出来ない。「あったぞ」竹本さんの声 よかったと嬉しくなる。回りをぐるりとはえ松に囲まれた斜面のガレ場の中にしっかりとレリーフがボルトで止められている。ボルトはさすがに錆びているが板しっかりしている。この板を製作された方、下にコンクリを打ち、ボルトで止められる作業をされた方々に感謝する。
 早速、線香を焚きお参りし、橋崎、天野両君の冥福を祈る。回りにはかってお参りされた形跡がみられる。竹本さんの話によるとあと30年は大丈夫だろうとのこと。場所は頂上の標識から真東10m下の回りをはえ松にかこまれガレ場
 3時には冷池小屋にかえりビールで乾杯する。
 9月30日 相変わらず風が強く、水や木々が凍っている。6時下山開始、途中今年も雷鳥2羽にであう。種池小屋を過ぎ柏原新道に入ると風もやみ
楽になる。1時前には扇沢におりる。
 

伯耆大山登山今年も頑張りました

2015年05月03日 11時02分03秒 | ナンガパルバット
 今年も広島3人(吉野、竹本、淺田)は、岡山地木さんの付き添いを受け、4月29日午前11時30分登頂に成功しました。
 雪のある大山登山を始めて、今年で7回目でした。3人は身体になにがしかの問題を抱え、どうなる事かと案じました。しかし、地木リーダーのおかげで、いつもの3時間のペースで登り大喜びしました。
 例年だと3月終わりか4月初めに登っていましたが、今年は、天候と4人の調整が付かず4月の後半になりました。そのせいもあってか、登山道に雪はありませんでした。竹本さん新購入のピッケルのお披露目が出来ず残念でした。山登りとしては、雪のある方が楽ですね。特に下りの石ころ道には難渋しました。
 天候にも恵まれ、頂上からの眺めもすばらしい、特に新緑には癒されました。12時に下山開始元谷経由で午後3時に大山寺の駐車に到着しました。
 夜は,温泉に入り酒盛りでした。いつもの様に酒の肴は竹本さんの牡蠣の燻製、地木さんのヤマメやアマゴの甘露煮と山の話でした。
  淺田記

平成27年度全国総会のお知らせ

2015年04月02日 21時40分05秒 | ナンガパルバット
山口大学山岳会 各位
                          山岳会事務局 濱田

 軽暖の候、会員のみなさまにおかれては益々御健勝のこととお慶び申し上げ
ます。日頃は山岳会の活動にご協力いただき、厚く御礼申し上げます。

 さて、平成27年度総会の日程・場所について以下のとおり計画いたしました
のでお知らせいたします。今年は関東支部の主催にて、東京都心での開催とな
ります。
 ついては、多くの会員のみなさまのご参加を賜りたいと存じますので、よろ
しくご出席の程お願い申し上げます。

 出欠確認用の往復はがきにつきましては明後日の4月4日(土)に全会員宛へ
発送いたします。各支部長・幹事様におかれては、支部会など開催の折は改め
て会員へのご周知をお願いいたします。

            記

(1)日時:6月13日(土) 午後18時~

(2)場所:シーサイドホテル芝弥生
   http://www.nre.co.jp/hotel/
   〒105-0022 東京都港区海岸1-10-27
   【TEL】03-3434-6841
   【FAX】03-3432-2505
   【交通】JRおよび東京モノレール浜松町駅(北口)徒歩7分

(3)予算:懇親会・宿泊代で13,000円程度
      (懇親会のみの方は6,000円程度)

(4)出欠締切:平成27年4月30日(往復はがきにて濱田宛必着) 

(5)確認事項
   なお、メールにてご出欠を連絡いただく場合、以下の事項についてお書
  き添え下さい。

   ア.住所・連絡先変更の有無
   イ.宿泊か懇親会のみか
   ウ.宿泊時の喫煙室/禁煙室の希望
   エ.翌日の予定の希望(下記のうち希望の番号をお書き下さい)
      (A)浜離宮~隅田川水上バス~浅草
      (B)山行(三浦半島方面の軽登山)
      (C)別行動
   オ.希望により総会前日に山行を計画します(3名以上で実施)。行程
     は総会前日の6月12日に前泊し、翌13日に山行、その後総会会場へ
     移動となります。ご希望の方は以下の2つからご選択下さい。
      (D)谷川岳
      (E)両神山
                (なお設問エ、オへの回答は任意です)

           以 上