地木氏をリーダーとする吉野、竹本、淺田で3月29日(水)今年も伯耆大山に登ってきました。前年、一昨年とほとんど雪のない大山でした。そこで今年は雪のたっぷりあるようにが望みでした。幸いにも鳥取地方は大雪が降り、3月なら十分積雪がある事が望めました。そこで、天気予報を見て3月29日に決定しました。これで、酒代を節約して購入した今様のピッケルのお披露目が実現できます。
朝7時30分には4人が元谷の駐車場に集合する。今年も元気で集合出来た事を喜び合う。午前8時に出発する。夏山登山口から1メートル以上の積雪があり、リダーより、ここからアイゼンを付けるように指示がある。2年ぶりなので少し手間取る。高齢者登山なので年々手間取る。群馬県の高校生の雪崩による遭難の事もあり緊張感もある。
踏み固まった雪道をゆっくりと登る。今まで来た中で一番の積雪ではないかと話しながら進む。天気も良く樹林帯の中は風もなく有り難い。
6合目の避難小屋は雪に埋まっているが入り口は見える。このあたりからは風も強くなってくる。何日か前に降ったのだろうか15センチの新雪がある。急斜面を慎重に稜線目指してゆっくりと足元を固めながら登る。稜線に近ずくと山々は春山というよりは冬山の様そうである。稜線は海老のしっぽも出来ている。いつも見えている木道も吹きさらしの所に少し出ている。
年々苦しさは増すが、とにかく足を前に出し進むしか無い。小屋の屋根らしきものが見えてきて、ホットする。小屋は屋根の上部を残して埋まっている。
11時20分頂上に到着する。例年より20分多く掛かっている。これは雪のせいか、年齢が進んだせいか。頂上にある1メートル50センチはある石碑は埋まって見えない。健闘を讃え合い、写真を取って早々に小屋に入り込む。食事を取りながら、今年は最高の大山だったなと話しがはずみました。
12時過ぎには下山開始。6合目まではゆっくり慎重に降りる。5合目辺りからは傾斜もゆりやかになるが、初めは軽く感じていたアイゼンも重く感じ、疲れがどっと出て来る。登山口30分前でアイゼンを外させてもらう。2時40分頃駐車場に到着する。無事下山を喜び合う。
今年の宿はいつもの皆生温泉ではなく地木氏の世話で岡山湯原温泉となる。車で高速道路を利用し、湯原温泉八景旅館に入る。美作三名湯の一つである。早速温泉につかり、そのあといつもの地木氏のヤマメの甘露煮をさかなにビールをのむ。至福のときである。
夕食も、美味しい料理と岡山の地酒を堪能しました。
淺田 記