山口大学山岳会

山口大学体育会山岳部のOB、現役部員、及びOBの山岳関係者の情報交換、近況報告を目的にしたブログ

チョモランマBC(チベット)にて

2012年04月27日 13時30分50秒 | Weblog
2007年4月、竹本さんとネパールから入り、エベレスト街道をトレッキングしました。そしてカラパタール(5545m)の丘からエベレストを間近に眺めました。眼下にテントが並ぶBCがありました。
 その時中国のチベット側からどう見えるのか興味をそそられました。
 そこで4月にチョモランマBCからのチョモランマ(エベレスト)を眺めに行きました。関空~広州~蘭州を飛行機で行き、清寧まで車でゆきました。清寧~ラサ間は清蔵鉄道で25時間かかりました。
 ラサからは車でBCまで4日間黄土のチベット高原を縦断しました。雪の日もありましたが天候にはめぐまれました。4日目の早朝、パンラ峠(5100m)から朝日に浮かび上がったマカルー、ローチェ、 チョモランマ、ギャチュンカン、チョー・オユーが姿を現しました。そして、中ネ公路をひた走り、途中から道をそれ悪路を進み登り切るとチョモランマBC(5150m)に到着しました。
 雲一つ無い天候で、どかんと目の前にチョモランマが目に飛び込んできました。
 どちらのBCからの眺めもすばらしいが、寒さと、風と、歩いて登ることの苦しさを忍んで仰いだカラパタールの丘からのエベレストのほうが感激が強かった。
 次の日、トン・ラ峠(5050m)でシシャンパンマ(ゴザインタン)(8013m)を望む事が出来た。中ネ公路を国境の町ザンムーまで行き国境にかかる橋を歩いてネパール入国する。チベット側はやたらと軍と警察の検問が多くピリピリしていたが國が変わるとこんなにも違う物なのか。
 5回目のネパ-ルであるが相変わらずの騒音、埃、匂いである。
 ネパールヒマラヤの8000m級8座とシシヤンパンマは見ることができた。後はK2とナンガバルバット、ガッシャブルム、ガッシャブルム2、ブロードピークの8000m級が残った。
 淺田記
 

伯耆大山山行報告

2012年04月09日 10時22分21秒 | Weblog
4月4日 晴れ
 10時30分、広島3人と九州支部の河崎君とで広島の戸河内ICを出発する。2時30分、蒜山高原に到着する。このまま米子の皆生温泉近くの宿に入ると早いので大山寺経由で行くことにする。
 溝口ICを降り大山寺に向かう。正面に雪をびっしりつけた伯耆大山が見える。去年も雪が多かったがそれ以上だろう。道路は除雪のため雪は無いが両側は雪の壁である。大山寺に近付くと新雪があったのか白い雪に被われている。夏山登山口は最初から1m~1m30cmの積雪である。
 3時30分には昨年も泊まったうなばら荘に入る。4時過ぎには京都から市村君、岡山から地木君が元気な姿を見せる。早速、温泉に入る。その後再会を祝して酒盛りを始める。今年も地木君のやまめとあまごの甘露煮、竹本さんのかき、さけの燻製が酒の肴に出て大喜びである。
 山の話、進歩した装備の話、元気で外に出ている方が家では喜ばれていること等話は尽きない。
 話の中で明日のリダーは地木君となる。
4月5日 曇りのち晴れ
 起きてみると外は弱い雨である。大山方面は全く見えない。予報によると段々回復傾向との事であるのでリダーの判断で登ることにする。
 橋の横の駐車場に車を置き準備を整える。ガスはかかっているが雨はやんている。9時ちょっと前
夏山登山道を登り始める。ワンピッチ歩いてアイゼンを付けましょうとリダーから指示がある。リダーだけ今様の12本爪のワンタッチ式で、後は、古い8本爪、六本爪バンドひも式であり、付ける時間の差は歴然とでる。ピッケルも昔のヒッコリーのシャフトと軽金属のシャフトと違いがある。
 風は弱いが視界の利かない樹林帯の急な道を上って行く。
 六合目当りの避難小屋を探すが雪に埋まっているのか分からない。クラストした上に新雪が15cmあるのでなかなか歩きにくいし体力が消耗する。
 9合目当りから風も強く地吹雪もあって顔が痛い。細い金のポールを頼りにすすむ。前方に小屋の屋根がみえてくる。頂上も近いとホットする。小屋は雪に埋まって入れそうにない。頂上で記念写真をとる。12時15分である。
 すぐに下山開始する。6合目当りで昼飯とする。段々太陽の光も出だし、風も弱まり回復しているようだ。上り下りで出合った登山者は10人くらいであろうか。
 2時30分駐車上に降りてくる。
 今年の反省はリダーの地木君の言った「もう少しお金を使って最新の簡便な装備を揃える事をおすすめします。素早く準備出来て楽しい山行ができます。年齢の衰えは装備で補ってください。」
 その通りと反省しました。酒代を減らしてそちらに当てます。
 写真を何枚か画像ホルダに入れましたので見てください
  淺田 記