これまで色々なギャンブル、勝負事をしてきた。
競馬、競輪、競艇、オートレース、パチンコ、麻雀、囲碁、将棋などなど。
どれもやらなくなって久しい。
どれが面白かっただろうか?
昔のパチンコは面白かった。
打ち手とパチンコ台との真っ向勝負、ギリギリのところを競り勝ったときは、なんとも言えない嬉しさがあった。
今のパチンコはつまらない、当たりがでると大口を開けて玉を吸い込み、何倍もの玉がジャラジャラ出てくると飽きてしまう、やる気が無くなってしまう。
オートレースがいまひとつ分からない、なぜああも簡単に抜かれてしまうのだろう、しかも内側から。
競艇もちょっと分からない、スタートしてコーナーを回り直線に入ると、客は払戻し場に並んでしまう、なぜだ?
競馬は貴族の遊び客質がいい、子どもの遊具もあり家族で行ける。
勝利馬、騎手には皆が拍手をおくる、たとえ馬券がはずれても。
しかしながら、いつも競馬に触れてないと、馬の名前が覚えきれない、馬の寿命がみじかいから、次々と新しい名前の馬が出てくる。
その寿命のみじかい競馬馬は、人間がつくりあげた最高の芸術作品と言えるかもしれない。
競輪は庶民の遊び客質が悪い、選手に対して金網越しに罵声をあびせる。
代表的な罵声は、 馬鹿やろう! なにやってんだ! 死ね! などなど。
選手の寿命は長い、がんばれば50歳すぎてもできる、たまに行くと昔の名前で車券を買ってしまい失敗する。
麻雀の面白さは半端でない、覚えたてでも勝つときがある、運7割ぐらいのゲームだ。
そもそもは占い、金と女と方位の占いだ。
東南西北は日本の東西南北とちょっと位置が違う、色々な説があるけど、よく分からない。
似ているものに星座早見表がある、これも東と西が反対になる。
たぶん、そのあたりのことと思う。
面白い麻雀も最近見られなくなってきた、なかなか4人が揃わない。
囲碁と将棋はよく並べて話されるが、まったく反対のゲームだ。
囲碁の初手は361手あるが、打つごとに数字が小さくなる。
将棋の初手は30手だが、指すごとに数字が大きくなる。
どちらも読みの勝負だ、年上も先輩も意味をなさない、勝った者が讃えられる世界だ。
最近の子どもたちがプロを目指している、というより親が子をプロにしたがっている、なんとなれば、プロのトップは年収1億円だから。
これらの言葉を知っているだろう、一石二鳥(囲碁)、白黒つける(囲碁)、高飛車(将棋)、成り金(将棋)、けっこう世間にしみ込んでいるものだ。
さてさて、どれが面白いか、私さんの独断決定!
室内ゲームでは麻雀である、覚えたてが勝てるところが面白い、夜明かししてしまうほど面白いのである。
野外としては、競輪が面白い。
競輪は人間が走るから色々な駆引きをする。
途中は、前を走るより後ろを走るほうが得だ、1人で走るより2人、3人で連携したほうが有利だ。
だから、誰と誰が仲がいいとか、誰と誰は東北だとか、連携する選手を推理し、並び順を推理する。
そして、最後にゴール通過を推理する。
その連携って八百長?
いや、微妙にちがう、途中は仲間でもゴール前は誰もが1着を狙っている。
1着と2着やビリでは賞金がちがう、だからゴール前では皆が必死だ。
それでもいい加減な走りをしていると降格されてしまう、賞金額が少ないところにランクされてしまう、そしたら命取りだ。
そのように、色々な駆引きを推理して、車券を当てたときは大きな声で自慢したくなるけど、してはいけないのだ。
でも、たまにいるけれどね、「これしかねぇんだよ! 3-5だよ! 買ったかい? なんでかーねの? これしかねーのに! いやー、予想どぉーりだな! だいたいにして2番が行ったら7番が行かねーわけがねぇ! そぉーしたら6番の捲くりに乗った3番が・・・・・ 」
ってね、帰りは気をつけたほうがいいと思うけど。