中学校のころだろうか、国語のテストがあり、問題用紙には誰かの小説の一部が載っていて、
問1 作者はここで何を考え、何を思っていただろうか?
私は中学生なりに、えー、なにこの問題! と思った。
誰が何を考え、どのように思ってもいいじゃないか。
こんなのがテストの問題なの?
それとも、作者はここで、この様に考え、この様に思った。
それが正解で、それ以外は全部×ってことなんだろうか?
だいたい、同じ小説をみんなが読んだとして、読み終えた感想がみんな同じになるものだろうか?
なる訳がない、感じかたがみんな違うはずだ。
ならば、あの国語のテスト問題はなんだったのだろうか?
ときどき、あのときのテスト問題のことを思いだす。
ニコ「なにゴチャゴヤ言ってんの! あんたの場合は、ただ単に小説が嫌いで、今までも1度も読んだことがなくて、テスト問題に小説の部分が出てきたから、すんなりと受入れられなかっただけだろう! 回りくどい言い方するんじゃないよ!」
シ~ン
シェ~ン
シェ~ン カムバーック
バシッ!
カサコソカサコソ コソコソコソコソ