最近、親ブロックしそうな自分を感じていました。
上京して12年、今年で30歳になる息子。
役者を目指しているとは言え、この4年位はそれらしき活動はない。
斜頸で産んだ事が原因で、整体に通うようになり、
彼なりの身体完璧を目指して、疾駆八苦している。
ボロボロのガラ系の携帯を使い、風呂無しの共同住宅の部屋を借り、
都会の片隅で、週3日バイトしながら貧困生活を送っているが、
心配しても仕方ないし、考えようによっては、凄いとも思える。
スマホも持たずに、視野が狭くなるとも思えますが、
感性を磨くには、邪魔な情報に囚われないので、良いのかも。
それでなくても、都会には情報が溢れているのだから。
私も世界中を旅していた20代は、個人の通信ツールの無い時代なので、
親からすれば、何をしているのか理解できない子供だったと思う。
それを思えば、必要あれば連絡し合う息子は、親孝行と思える。
役者しかないと言っているけれど、道を求めている息子に、
30歳なのにとか、就職はとか、結婚はとか、、、
世間一般の質問はやめておこうと思う。
山奥で暮らした時間より、東京で一人で過ごした時間が長い息子に、
親ブロックして彼を追い込まないように、母親として注意しよう。
求道者の先輩として、諦めない精神力と生きる知恵は聞かれたら答えよう。
期待と不安を楽しみながら、彼にエールを送りたい。