ついにやってきました、持久走大会!
毎朝、この日のために
泣きながら運動場を5周走って来たのですから
がんばって走りぬいて欲しいと願う母です。
曇り空の中で大会は始まりました。
まずは普通組が走ります。(笑)・・・なんのこっちゃ!
実はこの日、
子ども達は3つのグループに分けてありました。
白い帽子はタイムが遅い組
赤い帽子はタイムが普通の組
帽子無しはタイムが速い組
いえ!
先生から説明があったわけではありませんが、
メンバーを見たらだいたいわかりますよね!
少なくとも応援に来ていたお母さん達は
我が子の入っているグループを見て
「な~るほど!」
とみんな納得でした。
((。_。)((。_。) ウンウン
由紀子はもちろん白い帽子です。
距離は全員運動場を5周。
だいたい1キロぐらいでしょうか?
スタートはニコニコで走り出した由紀子。
2周目が始まったところで
まず「おしっこ~!」と 叫びだしました。
でも、誰もその手にはのりません。(笑)
私の
「だめ~!はしりなさい!」
の声に何かしら叫びながら
走りつづけていました。
でも、カメさんのようにゆっくり進む由紀子が
2周半を走ったところで他の子ども達はゴール。
ここからは独走です。
「後2周半もあるなぁ・・・」と、
思ったところで
先に走り終えた赤い帽子の子ども達が2人
由紀子のもとに駆け寄って伴走を始めてくれました。
「おしっこ~~!」(まだ言ってるよ!)
「後で!」
さすがお友達です。よくわかってらっしゃる!
そんな会話が繰り返されながら
あと一周になったところで、
帽子のない速いグループの子ども達が
スタートの準備を始めました。
でも、由紀子の1周は時間がかかります。
先生が
「よ~し!このグループは一周流してこい!
ゆっくり走れよ!」
すると子ども達、
一斉に走り出してあっという間に由紀子を抜いてゴール。
ヾ(ーー”)ォィォィ
みんな!それじゃ~速く走り過ぎでしょう!(笑)
最後は交流学級の担任の先生も
一緒に伴走をしてくださって、
いよいよゴールへのレーンに入ったところで、
「ダッシュ!」の声がかかりました。
すると由紀子が嘘みたいなスピードで走り出して
ゴールするではないですか。
(O_o)WAO!!!
ずっと応援をしてくれていたみんなから
笑いが起こりました。
「な~んだ!ゆきちゃん
まだスタミナ残っているじゃない!」
そうです。
由紀子は走れないのではなくて、
走るのが嫌いなだけなのです。(((大爆笑)))
今年も何とか完走することができました。
みんなの倍以上の時間をかけて走る由紀子を
ずっと見守ってくださった、
先生方やお母さん方に感謝します。
そして、由紀子が一人ぼっちで走らなくてすむように、
みんなで伴走をする事を決めてくれた友達にも感謝します。
持久走大会は準備の段階から
由紀子にはとてもきつくて苦しい行事です。
でも、毎年みんなから
やさしい気持ちをたくさんもらえる日でもあります。
そして、みんなと同じ距離を走りきった事で
由紀子の中に大きな満足感と
小さな自信が生まれている事を信じています。
=END=
毎朝、この日のために
泣きながら運動場を5周走って来たのですから
がんばって走りぬいて欲しいと願う母です。
曇り空の中で大会は始まりました。
まずは普通組が走ります。(笑)・・・なんのこっちゃ!
実はこの日、
子ども達は3つのグループに分けてありました。
白い帽子はタイムが遅い組
赤い帽子はタイムが普通の組
帽子無しはタイムが速い組
いえ!
先生から説明があったわけではありませんが、
メンバーを見たらだいたいわかりますよね!
少なくとも応援に来ていたお母さん達は
我が子の入っているグループを見て
「な~るほど!」
とみんな納得でした。
((。_。)((。_。) ウンウン
由紀子はもちろん白い帽子です。
距離は全員運動場を5周。
だいたい1キロぐらいでしょうか?
スタートはニコニコで走り出した由紀子。
2周目が始まったところで
まず「おしっこ~!」と 叫びだしました。
でも、誰もその手にはのりません。(笑)
私の
「だめ~!はしりなさい!」
の声に何かしら叫びながら
走りつづけていました。
でも、カメさんのようにゆっくり進む由紀子が
2周半を走ったところで他の子ども達はゴール。
ここからは独走です。
「後2周半もあるなぁ・・・」と、
思ったところで
先に走り終えた赤い帽子の子ども達が2人
由紀子のもとに駆け寄って伴走を始めてくれました。
「おしっこ~~!」(まだ言ってるよ!)
「後で!」
さすがお友達です。よくわかってらっしゃる!
そんな会話が繰り返されながら
あと一周になったところで、
帽子のない速いグループの子ども達が
スタートの準備を始めました。
でも、由紀子の1周は時間がかかります。
先生が
「よ~し!このグループは一周流してこい!
ゆっくり走れよ!」
すると子ども達、
一斉に走り出してあっという間に由紀子を抜いてゴール。
ヾ(ーー”)ォィォィ
みんな!それじゃ~速く走り過ぎでしょう!(笑)
最後は交流学級の担任の先生も
一緒に伴走をしてくださって、
いよいよゴールへのレーンに入ったところで、
「ダッシュ!」の声がかかりました。
すると由紀子が嘘みたいなスピードで走り出して
ゴールするではないですか。
(O_o)WAO!!!
ずっと応援をしてくれていたみんなから
笑いが起こりました。
「な~んだ!ゆきちゃん
まだスタミナ残っているじゃない!」
そうです。
由紀子は走れないのではなくて、
走るのが嫌いなだけなのです。(((大爆笑)))
今年も何とか完走することができました。
みんなの倍以上の時間をかけて走る由紀子を
ずっと見守ってくださった、
先生方やお母さん方に感謝します。
そして、由紀子が一人ぼっちで走らなくてすむように、
みんなで伴走をする事を決めてくれた友達にも感謝します。
持久走大会は準備の段階から
由紀子にはとてもきつくて苦しい行事です。
でも、毎年みんなから
やさしい気持ちをたくさんもらえる日でもあります。
そして、みんなと同じ距離を走りきった事で
由紀子の中に大きな満足感と
小さな自信が生まれている事を信じています。
=END=