ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

不安

2007年03月30日 | ゆきちゃんの日記
夜に布団に入っていた由紀子が 

「おかあさん!お腹が痛い!」 

といいました。 
 
それ程ひどい痛みではなさそうですが・・・。 
 
トイレに行くように言っても 

「行かない!」(-- )( --)いや! 

仕方がないのでお腹をさすって様子を見ることにしました。 
 

でも、そろそろ12時になろうとしているのに
唄ったり独り言を言ったり・・・。 

なかなか寝てくれません。 

緊張症が終わったと思って、
安定剤を減らしすぎたかなぁ~?! 

追加の薬を飲ませることにしました。 
 

それから1時間・・・
薬を飲んだのに由紀子は一向に寝る気配がありませんでした。 

しかも、だんだん不安定になっていって
最後にはパニックを起こしてしまいました。 
 

お腹の痛みのせいでしょうか? 

私の中に去年の盲腸事件が浮かんで、
だんだん不安になってきました。 

『病院』という言葉が頭をかすめた後、
もう一つの言葉が浮かんできました。 
 
『生理痛』( ° O  ° ;;)アッ!! 
 

性教育のM原先生から 

「そろそろ生理痛が起きてくるかもしれないけど、
その時は市販の痛み止めを飲ませていいから・・・。」 

といわれていたことを思い出したのです。 
 

それと、もしかしたら由紀子も盲腸のことを思い出して、
また入院かもしれないと不安になっているのかもしれないと思いついたのです。 

私の不安は由紀子の不安でもありました。 
 

由紀子に痛みの場所を確認して、
ほぼ間違いないと思ったので、
市販の痛み止めを飲ませて
(安定剤と痛み止めは併用していいと確認済み!) 

由紀子にどうして痛いのかを説明してやって、
病院には行かないといいました。 
 

すると、どうでしょう! 

由紀子がホッとしたように笑ったのです。(笑) 

やっぱり不安だったんですね。 
 

その後、10分ほどで由紀子は眠りました。 

たぶん痛み止めが効く前に寝てしまったと思います。(笑) 
 

こんな時、由紀子が自分の不安を伝えてくれれば
パニックなんて起こらないのに・・・。 

会話ができないばかりに、
何時間も不安で泣かなければならなかった由紀子がかわいそうでした。 

つも、こんな時に由紀子の障がいのつらさを感じます。


=END=
 




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする