ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

パニックの対処法

2007年09月27日 | ゆきちゃんの日記
最近パニックの連続で
みなさんにご迷惑をおかけしているのですが、 

今日はとうとう、お友達まで叩いてしまったそうです。 
 

それは作業学習のとき・・・。 

担任のS田先生は他の作業の担当なので、
現場の様子が正確にはわからないのですが、
やりたくない仕事があったようで、
それをしないと言ってパニックッたようです。 
 

自分の頭を叩いても要求が通らなかったのか、
近くにいたお友達をポカリです! 

とばっちりを受けたお友達!
本当にごめんなさい!!
m(_ _)m  
 

先日から、
S田先生と由紀子の自傷行為について話をしているのですが、 

先生は頭を叩けば、
自分の要求が通ると言う
誤学習をしているようだと言われます。 
 

たしかに頭を叩きながら、
私の様子を見ているようなときもあります。 

今日の作業中のパニックの時も、
わざわざ先生に見えるような位置に立って頭を叩いていたそうです。 
 

中学1年生の時、
環境の変化に押しつぶされて
パニックの連続になったとき、

自傷がひどくて放っておくと、
感情が高まりすぎて
玄関から飛び出そうとしたりする
奇行が見られるようになりました。
 
私がその様子を見ているのが辛くて、
パニックに強い反応をしたのが原因かもしれません。 

たしかに、
パニックを恐れて由紀子の意思を通すことを
優先していた気がします。 
 
 
 
学校でパニックになったときに先生は、
声もかけないでそっとして置くのだそうです。 

すると、由紀子は2.3分で立ち直って、
通常の状態に戻ると言われます。 
 

それならば、
私も対応を考え直さなければ!と思いました。 
 

それで、由紀子がパニックになったら、
そっと側を離れることにしました。 

台所へ行ったり、廊下に出たり・・・ 

そばにいて、見て見ぬ振りは辛いから・・・

情けない!
(;^。^A アセアセ・・ 
 

その分、由紀子が笑顔で歌ったり、
踊ったりしている時には
今まで以上にスキンシップを取るようにしました。 

「笑顔のゆきちゃんが大好き!」

と声をかけ続けています。 
 

以前、学習会で 
 

「多動の子どもが席を立って動き回っている時に
注意をするよりも、
 
椅子に座っているときに誉めてやるほうが、効果的」 

と、いう話を聞きました。 
 

そのことがフッと頭に浮かんで、
由紀子が頭叩いている時に 
「やめなさい!」と言うよりも、

叩いていない時に優しくする方が 
きっと効果があると思ったのです。 
 

誰だって、
叱られるより褒められたいと思いますよね。 
 

由紀子に自傷では要求を通すことはできないと、
正しい学習をさせるのに
どれくらい時間がかかるのかよく解りませんが、
長期戦になるのは覚悟しなければなりません。
 
いつか、由紀子が自傷ではなく、
言葉で自分の意思を伝えてくれるようになるまで・・・。 

今、学校に最高の協力者がいるうちに頑張ろうと思います。


=END=
 
コメント
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